包括利益計算書
包括利益とは、非所有者の源泉からの取引やその他のイベントや状況による、期間中の企業の資本(純資産)の変化です。これには、所有者による投資および所有者への分配に起因するものを除き、期間中の資本のすべての変動が含まれます。
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Accenture PLC、連結包括利益計算書
千米ドル
| 12ヶ月終了 | 2024/08/31 | 2023/08/31 | 2022/08/31 | 2021/08/31 | 2020/08/31 | 2019/08/31 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 手取り | |||||||||||||
| 外貨換算(税引後) | |||||||||||||
| 確定給付型年金制度(税引後) | |||||||||||||
| キャッシュフローヘッジ(税引後) | |||||||||||||
| 投資額(税引き後) | |||||||||||||
| その他の包括利益(損失)(税引後) | |||||||||||||
| 包括利益 | |||||||||||||
| 非支配株主持分に帰属する包括利益 | |||||||||||||
| アクセンチュアに帰属する包括利益 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2024-08-31), 10-K (報告日: 2023-08-31), 10-K (報告日: 2022-08-31), 10-K (報告日: 2021-08-31), 10-K (報告日: 2020-08-31), 10-K (報告日: 2019-08-31).
- 売上高（手取り）の推移
- 2019年から2024年までの期間において、売上高は継続的に増加傾向を示している。具体的には、2019年の約4,846百万ドルから2024年には約7,419百万ドルへと増加しており、一定の成長を保持していることが示されている。特に、2022年から2024年にかけての増加幅が顕著であり、収益規模の拡大が進行していることが窺える。
- 包括利益の動向
- 全期間を通じて、包括利益は上昇傾向にあり、2019年の約4,575百万ドルから2024年には約7,610百万ドルに達している。2020年と2021年においては緩やかな増加を示し、特に2024年には歴史的なピークに近い値に到達していることがわかる。ただし、非支配株主持分に帰属する包括利益は一貫してマイナスで推移しており、同社株主に帰属する包括利益の増加に比して、一定の剥離が存在している。
- 資産および外貨換算の影響
- 総資産の指標と見なせる項目は明示されていないが、非支配株主持分の包括利益や外貨換算(税引後)の変動から、為替変動や投資活動の影響が財務に影響を与えていることが読み取れる。特に、外貨換算損失は2022年に大きく悪化したものの、2023年から2024年にかけては改善の兆しを見せている。
- その他の財務項目の動き
- 確定給付型年金制度やキャッシュフローヘッジに関しては、2022年に損失が顕在化したが、その後2023年までに改善の兆しが見られる。投資額はほぼ横ばいで推移し、資産運用における大きな変動は示されていない。一方、その他の包括利益の変動は2022年の大きなマイナスと2023年の回復を示すなど、特定の期間において市場環境や制度調整の影響を受けた可能性が示唆される。
- 総合的評価
- 全体として、同社は売上高、包括利益ともに継続的な成長を示しており、財務の健全性及び収益性の向上が観察される。一方で、外貨換算や年金制度などの変動要素が一時的な負担や損失をもたらしているが、2023年および2024年にかけては、それらの影響は改善傾向にある。これらの動きから、安定した成長とともに、財務リスク管理の改善や為替リスクの調整も進行していると推測できる。