損益計算書の構造
四半期データ
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Abiomed Inc.、連結損益計算書の構成(四半期データ)
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-K (報告日: 2022-03-31), 10-Q (報告日: 2021-12-31), 10-Q (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-K (報告日: 2021-03-31), 10-Q (報告日: 2020-12-31), 10-Q (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-K (報告日: 2020-03-31), 10-Q (報告日: 2019-12-31), 10-Q (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-K (報告日: 2019-03-31), 10-Q (報告日: 2018-12-31), 10-Q (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-K (報告日: 2018-03-31), 10-Q (報告日: 2017-12-31), 10-Q (報告日: 2017-09-30), 10-Q (報告日: 2017-06-30), 10-K (報告日: 2017-03-31), 10-Q (報告日: 2016-12-31), 10-Q (報告日: 2016-09-30), 10-Q (報告日: 2016-06-30).
- 収益状況の傾向
- 全期間を通じて収益の合計額は一定の水準を維持しており、収益の割合が100％で推移していることから、期間内の売上高は安定していると推測される。しかしながら、売上構成要素の変動や純利益率の変動から、一部の期間で収益性に揺らぎが見られる。特に、2021年第2四半期においては純利益率が顕著に低下している点が注目される。
- コスト構造と収益性
- 収益に対するコスト（収益コスト）は、全体的に一定の範囲内で推移し、平均すると約16％前後で推移している。粗利率はおおむね80％台後半から83％台前半で推移しており、比較的安定している。ただし、2020年第2四半期においては粗利率が７８％台に低下し、ひと時的な収益性の圧迫が見られる。営業利益は、全期間を通じてプラスで推移しており、特に2020年度においても営業利益率は20％台後半から30％台前半で推移している。これにより、一定の収益性を維持していることが示されるが、一時的な変動リスクも存在する。
- 研究開発・管理費の動向
- 研究開発費は、収益に対する割合が概ね11％から17％の範囲で変動し、積極的な研究投資を継続していることが示唆される。特に、2018年度から2019年度にかけては若干の増加傾向が見られる。一方、販売及び一般管理費は、割合として40％台前半から50％台にわたり、比較的高い比重を占めており、コスト圧縮に対しては慎重な姿勢を示している。2021年度以降はやや低下傾向にあり、効率化を模索する動きも推測できる。
- 利益率と収益の変動
- 営業利益率は、2016年から2019年にかけて安定的に20％台後半から30％台前半を維持している。一方、2020年度にはやや低下し、2021年度の一部四半期では マイナスに転じる局面も見られる。これに伴い、純利益も同様に変動しており、2020年には収益面とともに不安定さが見られるものの、2021年度以降は再び回復基調を示している。特に、2020年第2四半期の純損失や棚卸資産の一時的増加に伴う不調がその背景と考えられる。
- その他の要素
- 利息及びその他の費用・収入は、期間によって大きく変動しており、2020年度の後半には財務費用の一時的な増加により損失が拡大している。一方、「税引前利益」においては、2020年度に著しい低下や損失計上が見られたが、最終的な純利益では回復しつつある。これらの変動は、投資活動や財務戦略の変更の影響を受けている可能性がある。