損益計算書の構造
四半期データ
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2018-12-31), 10-Q (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-Q (報告日: 2017-12-31), 10-Q (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2017-06-30), 10-Q (報告日: 2017-03-31), 10-Q (報告日: 2016-12-31), 10-Q (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2016-06-30), 10-Q (報告日: 2016-03-31), 10-Q (報告日: 2015-12-31), 10-Q (報告日: 2015-09-30), 10-K (報告日: 2015-06-30), 10-Q (報告日: 2015-03-31), 10-Q (報告日: 2014-12-31), 10-Q (報告日: 2014-09-30), 10-K (報告日: 2014-06-30), 10-Q (報告日: 2014-03-31), 10-Q (報告日: 2013-12-31), 10-Q (報告日: 2013-09-30), 10-K (報告日: 2013-06-30), 10-Q (報告日: 2013-03-31), 10-Q (報告日: 2012-12-31), 10-Q (報告日: 2012-09-30).
- 売上高に関する傾向
- 表中の収益の割合は100%を維持しており、売上高の絶対値は示されていないため、推測は難しいが、収益の各構成要素の比率から全体の売上高は継続的に安定または一定の範囲内にあると考えられる。特に、「継続事業からの収益」が長期的に50%前後の割合で推移しており、非継続事業の寄与は比較的小さいものの、時折比率が上昇・下降している。これにより、事業の基盤は安定しているが、一部の非継続事業が収益に影響を与える可能性が示唆される。
- 売上総利益(粗利)の動向
- 粗利の占める割合はおおむね33%から39%の範囲内にあり、全体的に緩やかに変動している。2015年や2016年には割合が高まり、コスト効率の向上または収益性の改善があったことが示唆される。一方、2018年には若干低下しているものの、依然として30%以上を維持しており、利益率の安定傾向がうかがえる。
- 販管費の動向
- 販売費及び一般管理費(SG&A)の割合は、平均的に約10%台から15%台で推移している。2017年や2018年には割合がやや低下している局面も見られ、コスト管理が効いている可能性がある。長期的には安定した経費比率を維持し、収益性の安定に寄与していると考えられる。
- 営業利益の推移
- 営業利益の占める割合は、10%台後半から23%の高い値まで変動している。2014年から2015年にかけて高い水準を維持し、その後一時的に低下したものの、2017年以降は再び高水準に回復している。これにより、営業効率は一定の改善とともに安定化していると推測される。ただし、2017年の最大値付近と比べると、年度による差異が見られることが特徴的である。
- その他の収益項目と純利益への影響
- 関連会社の株式利益は不規則な変動を見せており、一部の期には大きく増加する反面、他の期にはマイナスとなることもある。特に、「その他、ネット」の項目は2014年に大きな跳ね上がりを見せており、特殊要因の影響と考えられる。手取りの比率も年度により変動し、2014年や2018年には相対的に高い値を示す一方、2013年や2017年には低下の傾向が見える。これらの変動は、総合的な収益性や投資の結果を反映している。
- 法人税等の税効果と純利益
- 法人税負担の比率は一定の範囲内で推移し、2015年や2018年に若干の改善がみられる。長期的な純利益は、2014年には高水準を示し、その後も一定の範囲内で安定している。非支配持分に帰属する利益はマイナスの値が多く、親会社株主の利益が主要な評価対象となることを示す。全体として、純利益は大きな変動はないものの、年度により変動が見られることから、外部経済環境や事業構造の変化に影響されやすい状況となっている。
- 総合的な評価
- 全体として、収益構成比、利益率、コスト管理の指標から見ると、当該期間にわたり安定した収益性と費用コントロールが維持されていると判断される。一方で、非継続事業や株式利益の変動の影響により、一時的な収益性の揺らぎも存在したと考えられる。長期的には、営業利益率や純利益率の改善の兆しも見られ、今後の持続的な成長を期待できる要素も確認できる。