包括利益計算書
包括利益とは、非所有者の源泉からの取引やその他のイベントや状況による、期間中の企業の資本(純資産)の変化です。これには、所有者による投資および所有者への分配に起因するものを除き、期間中の資本のすべての変動が含まれます。
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12ヶ月終了 | 2024/01/28 | 2023/01/29 | 2022/01/30 | 2021/01/31 | 2020/02/02 | 2019/02/03 | |||||||
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当期純利益 | |||||||||||||
外貨換算調整 | |||||||||||||
デリバティブ金融商品の公正価値の変動(税引後) | |||||||||||||
デリバティブ金融商品の実現損(利益)の組替調整(税引後) | |||||||||||||
その他の包括利益(損失) | |||||||||||||
包括利益 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2024-01-28), 10-K (報告日: 2023-01-29), 10-K (報告日: 2022-01-30), 10-K (報告日: 2021-01-31), 10-K (報告日: 2020-02-02), 10-K (報告日: 2019-02-03).
- 当期純利益の傾向について
- 2019年度から2022年度にかけて同社の当期純利益は増加傾向を示しており、特に2021年度と2022年度には大きく増加している。2021年度には約680百万ドルから2022年度には約1,126百万ドルへと著しい伸びを見せている。2023年度においても純利益は再びピークに達し約1,127百万ドルとなったが、2024年度には約950百万ドルに減少している。これにより、一時的な利益増加の後にやや減速が見られるものの、全体として高水準を維持していると評価できる。
- 包括利益の推移とその要素
- 包括利益は2019年度から2023年度にかけて顕著な増加を示し、2021年度には約688百万ドル、2022年度には約1,122百万ドル、2023年度には約1,124百万ドルに達している。これは純利益の増加に伴い、その他の包括利益もプラスの方向で寄与していることを示している。一方、2024年度には約948百万ドルへとやや減少しており、純利益の減少とともに包括利益も縮小している傾向が見られる。
- その他の包括利益の構成要素
- その他の包括利益には外貨換算調整やデリバティブ金融商品の公正価値変動、実現損益、その他の包括利益が含まれる。外貨換算調整は2019年度と2020年度に負の値をとっていたが、その後はプラスの値が発生している。ただし、2023年度には再び負の値となり、年度を追うごとに変動が見られる。デリバティブ金融商品の公正価値の変動は、2023年度には約932千ドルと比較的高水準にあり、実現損失も2024年度には-904千ドルへと拡大している。これらの変動は為替や金融商品の評価に関する変化を反映しており、全体の包括利益に小さな影響を与えている。
- 総合的な評価
- 全体として、2019年度から2023年度にかけて同社の純利益および包括利益は大幅に増加しており、グローバル展開や金融リスク管理の改善による利益拡大が示唆される。ただし、2024年度の一部指標の減少からは、利益の伸び悩みや外貨や金融商品の評価変動による影響も考慮に入れる必要がある。また、為替や金融商品に起因する損益変動が一定範囲内で推移していることから、リスク管理の効果とともに市場変動への耐性も示唆される。