損益計算書

損益計算書は、一定期間にわたる企業の事業活動の財務結果に関する情報を示しています。損益計算書は、会社が期間中にどれだけの収益を生み出したか、そしてその収益を生み出すことに関連してどのような費用がかかったかを伝えます。

Stryker Corp.、連結損益計算書

百万米ドル

12ヶ月終了	2021/12/31	2020/12/31	2019/12/31	2018/12/31	2017/12/31
売り上げ高	17,108)	14,351)	14,884)	13,601)	12,444)
売上原価	(6,140)	(5,294)	(5,188)	(4,663)	(4,271)
粗利	10,968)	9,057)	9,696)	8,938)	8,173)
研究・開発・エンジニアリング費	(1,235)	(984)	(971)	(862)	(787)
販売費及び一般管理費	(6,427)	(5,361)	(5,356)	(5,099)	(4,552)
リコール料金	(103)	(17)	(192)	(23)	(173)
無形固定資産の償却	(619)	(472)	(464)	(417)	(371)
運営費	(8,384)	(6,834)	(6,983)	(6,401)	(5,883)
営業利益	2,584)	2,223)	2,713)	2,537)	2,290)
利息	(337)	(315)	(287)	(264)	(247)
その他の収入(費用)、純額	34)	46)	136)	83)	20)
税引前当期純利益	2,281)	1,954)	2,562)	2,356)	2,063)
所得税	(287)	(355)	(479)	1,197)	(1,043)
当期純利益	1,994)	1,599)	2,083)	3,553)	1,020)

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-K (報告日: 2019-12-31), 10-K (報告日: 2018-12-31), 10-K (報告日: 2017-12-31).

売上高の推移: 2017年から2021年にかけて、売上高は一貫して増加傾向にあり、特に2021年には17108百万米ドルと過去最高を記録している。これは市場の需要拡大や製品ラインの拡充が寄与している可能性が示唆される。
売上原価と粗利益の変動: 売上原価も同期間で増加しているが、その増加幅は売上高の伸びを若干下回っている。これにより、売上総利益は2017年の8173百万米ドルから2021年の10968百万米ドルへと変化し、収益性は向上していると考えられる。ただし、売上原価の増加が一定のコスト効率性の改善を示している可能性も視野に入れる必要がある。
営業費用の推移: 研究開発費や販売管理費はともに増加しており、研究開発費は2021年に1235百万米ドルとなり、投資の拡大を示す。一方で、運営費も増加しており、これが利益圧迫要因となる可能性があるが、それを補うだけの売上拡大により、営業利益は一時的に減少した2020年を除き、年々増加傾向にある（2021年には2584百万米ドル）。
リコール料金と無形固定資産償却: リコール料金は変動が見られ、2019年に大きく増加した後、2020年と2021年には減少している。無形固定資産の償却費は年々増加しており、この傾向は資産の償却期間の進行や新規無形資産の取得によるものと考えられる。これらのコスト増加は利益に一定の影響を与えているが、企業の長期的な資産投資を示す可能性も示唆される。
税引前純利益と純利益の動向: 税引前当期純利益は2017年から2021年にかけて比較的安定した増加を示し、2021年には2281百万米ドルとなった。所得税の支出も増加したものの、税引後純利益は2021年に1994百万米ドルへと増加し、総合的に良好な収益性を維持していることを示す。また、2020年の純利益の減少は一時的な要因かもしれないが、全体としては企業の利益生成能力は向上していると考えられる。

Stryker Corp. (NYSE:SYK)

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