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Moderna Inc. (NASDAQ:MRNA)

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包括利益計算書 

Moderna Inc.、連結包括利益計算書

百万米ドル

Microsoft Excel
12ヶ月終了 2023/12/31 2022/12/31 2021/12/31 2020/12/31 2019/12/31
当期純利益(損失) (4,714) 8,362 12,202 (747) (514)
売却可能債券の含み損益 210 (348) (42) 3 3
売却可能有価証券の純実現損(利益)を当期純利益(損失)に組み替え 38 26 (1) (1)
売却可能債券の増減額 248 (322) (43) 1 3
デリバティブ商品の未実現利益(損失) 130 74
デリバティブ商品の純実現損益(利益)を当期純利益(損失)に再分類 8 (154) (58)
ヘッジ商品に指定されたデリバティブからの純増(減少) 8 (24) 16
年金および退職後の債務調整 (9)
年金・退職後給付制度 (9)
その他の包括利益(損失)(税引後) 247 (346) (27) 1 3
包括利益(損失) (4,467) 8,016 12,175 (746) (511)

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2023-12-31), 10-K (報告日: 2022-12-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-K (報告日: 2019-12-31).


純利益の変動傾向
2019年から2020年にかけて純利益は減少傾向にあり、2019年には損失であったが、2020年にはさらに損失幅が拡大している。しかしながら、2021年には大きく黒字に転じており、約122億米ドルの利益を計上している。2022年には利益額が減少したものの、依然として黒字を維持している。一方、2023年には再び損失を計上し、純利益は約4.7億米ドルの損失に転じている。
この動向は、2019年・2020年の損失拡大と2021年の急激な利益増加を示し、その後の変動による事業リスクや収益性の不安定さを反映している可能性がある。
金融資産の含み損益と売却損益の推移
売却可能債券の含み損益は、2019年・2020年にはごく小さなプラスだったが、2021年に大きく損失に転じている。2022年には損失がさらに拡大したものの、2023年に再び損益のプラスが見られる。売却可能債券の増減額は、2021年の大きな損失に続き、2022年に大きく減少し、その後2023年に増加している。売却可能有価証券の純実現損益は、2021年に損失から利益へと変化し、2022年にはさらに改善している。
これらは保有資産の評価損・益の変動を反映しており、市場環境の変化や売却戦略の見直しが浮き彫りとなっている。
デリバティブ商品とその他包括利益の動き
デリバティブ商品の未実現損失は2021年以降増加傾向にあり、2022年の130百万米ドルに及んでいる。これに対し、未実現利益の再分類やヘッジ商品からの純増減は2022年以降の動きに影響を与えている。その他の包括利益も、2019年・2020年に小幅なプラスやマイナスを示した後、2021年に大幅な増加を見せ、その後2022年以降も変動が継続している。
これらは為替ヘッジや金利変動ヘッジなどのリスク管理の影響を反映しており、市場の変動に対する適応性やリスク戦略の動態を示している。
全体的な利益の包括的評価
包括利益は、2019年・2020年に大きな損失を示しているが、2021年には約121億米ドルの大幅な増加を記録している。これは、純利益の増加とともに、その他包括利益項目の改善も寄与している。2022年には増加が縮小しているものの、2023年には再び大きな損失に転じている。この総合的な景気動向は、純粋な営業利益だけでなく、資産評価やリスクヘッジの効果も考慮した結果とみられる。
注記事項
年金および退職後の債務調整は2023年に約9百万米ドルの引き下げが示されており、退職給付制度の負担軽減や調整の結果と考えられる。その他の要素においても、一時的な損失や利益の変動が見られるが、これらは特定の会計処理や市場環境の変動に起因していると推測される。