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Medtronic PLC (NYSE:MDT)

貸借対照表:負債と株主資本 

貸借対照表は、債権者、投資家、アナリストに、会社のリソース(資産)とその資本源(資本および負債)に関する情報を提供します。通常、企業の資産の将来の収益能力に関する情報や、売掛金や棚卸資産から生じる可能性のあるキャッシュフローの指標も提供します。

負債は、過去の出来事から生じる会社の義務を表し、その決済は企業からの経済的利益の流出をもたらすと予想されています。

Medtronic PLC、連結貸借対照表:負債および株主資本

百万米ドル

Microsoft Excel
2025/04/25 2024/04/26 2023/04/28 2022/04/29 2021/04/30 2020/04/24
現在の債務 2,874 1,092 20 3,742 11 2,776
買掛金 2,449 2,410 2,662 2,276 2,106 1,996
未払報酬 2,514 2,375 1,949 2,121 2,482 2,099
未収所得税 1,358 1,330 840 704 435 502
その他の未払費用 3,684 3,582 3,580 3,551 3,475 2,993
流動負債 12,879 10,789 9,051 12,394 8,509 10,366
長期借入金 25,642 23,932 24,344 20,372 26,378 22,021
未払報酬および退職金 1,158 1,101 1,093 1,113 1,557 1,910
未収所得税 1,574 1,859 2,360 2,087 2,251 2,682
繰延税金負債 403 515 708 884 1,028 1,174
その他の負債 1,768 1,365 1,727 1,410 1,758 1,664
非流動負債 30,545 28,772 30,232 25,866 32,972 29,451
総負債 43,424 39,561 39,283 38,260 41,481 39,817
普通株式、額面0.0001ドル
追加資本金 20,833 23,129 24,590 24,566 26,319 26,165
剰余 金 31,475 30,403 30,392 30,250 28,594 28,132
その他包括損失累計額 (4,284) (3,318) (3,499) (2,265) (3,485) (3,560)
株主資本 48,024 50,214 51,483 52,551 51,428 50,737
非支配持分法 232 206 182 171 174 135
総資本 48,256 50,420 51,665 52,722 51,602 50,872
総負債と資本 91,680 89,981 90,948 90,982 93,083 90,689

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2025-04-25), 10-K (報告日: 2024-04-26), 10-K (報告日: 2023-04-28), 10-K (報告日: 2022-04-29), 10-K (報告日: 2021-04-30), 10-K (報告日: 2020-04-24).


総資本の推移
2020年から2025年にかけて、総資本は一貫して増加傾向にある。特に2022年から2025年にかけて、総資本は約-1.3%の減少を示したが、全体として流動性および資本の規模が拡大していることが示唆される。
負債構造の変化
総負債は2020年の約398億ドルから2025年には約434億ドルへと増加している。この増加は長期借入金の増加によって主に支えられており、2020年の2.2万百万ドルから2025年には2.56万百万ドルまで増加していることから、資金調達活動の積極化が見て取れる。一方、流動負債も増加傾向にあり、2020年の約1.04兆ドルから2025年には1.29兆ドルに増加している。
資本の動向と留意点
株主資本は2020年の約507億ドルから2025年には約480億ドルに減少し、総資本の減少に伴って低下している。剰余金は増加傾向を示し、2020年の約282億ドルから2025年には約315億ドルに拡大している。その他包括損失累計額は負の値であり、2025年には約-4.28億ドルと以前より拡大していることにより、包括利益の管理や潜在的な損失リスクへの注意が必要である。
また、追加資本金は全期間で減少しており、資本政策の見直しを示唆している。
負債と資本のバランス
総負債と資本の合計はほぼ一定に推移しており、2020年の約907億ドルから2025年には約917億ドルと微増している。これは、負債と資本の相互の調整による維持努力の一環と考えられる一方、長期借入金の継続的な増加と株主資本の減少が相殺し合っている状況にあると分析できる。
全体として、資金調達活動は積極的でありながら、資本の減少や包括損失の拡大など潜在的なリスク要素も存在するため、今後の財務運営には詳細な注視が必要となる。