貸借対照表の構造:資産
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Paycom Software Inc.、連結貸借対照表の構成:資産
| 2022/12/31 | 2021/12/31 | 2020/12/31 | 2019/12/31 | 2018/12/31 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 現金および現金同等物 | |||||||||||
| 売掛金 | |||||||||||
| 前払い費用 | |||||||||||
| 在庫 | |||||||||||
| 所得税未収金 | |||||||||||
| 繰延契約費用 | |||||||||||
| クライアントが保有する資金を差し引く前の流動資産 | |||||||||||
| クライアントのために保有する資金 | |||||||||||
| 流動資産 | |||||||||||
| 有形固定資産、ネット | |||||||||||
| 無形固定資産、純額 | |||||||||||
| 好意 | |||||||||||
| 長期繰延契約費用 | |||||||||||
| その他の資産 | |||||||||||
| 固定資産 | |||||||||||
| 総資産 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2022-12-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-K (報告日: 2019-12-31), 10-K (報告日: 2018-12-31).
- 流動資産の増加傾向
- 2018年から2022年までに、流動資産の割合は69.95%から70.83%へ安定的に推移しており、全体の約70%を占める水準を維持している。特に流動資産の中では、流動資産のうちクライアントが保有する資金の割合が高まり、2022年には56.45%まで増加している。これにより、企業はクライアント資金に依存した運転資本の構造を強化していることが示唆される。
- クライアント資金の割合の増加
- クライアントが保有する資金の総資産に占める割合は、2018年の63.59%から2022年には56.45%へやや低下しているものの、引き続き高い割合を維持している。これは、クライアントとの取引において資金を預かる割合が相対的に高い水準にあることを示しており、企業のキャッシュフローや資金運用において重要な役割を果たしていると考えられる。
- 現金および現金同等物の増加
- 現金および現金同等物の割合は、2018年の3%から2022年の10.27%に増加している。これは、流動性の強化や資金の確保を図る動きの現れと捉えられるが、総資産に占める割合は比較的低い水準にとどまっている。
- 売掛金および前払い費用の動向
- 売掛金の割合は2018年の0.22%から2022年に0.59%へ増加しており、回収傾向または取引の拡大を示唆している。一方、前払い費用は安定して高水準を維持しつつも、全体の割合はやや増加傾向にあることから、前払金の管理と計上が重要な財務運営の一環となっている。
- 長期資産の動向
- 有形固定資産は約11.63%から10.31%へやや減少し、無形固定資産は2020年に0.01%に低迷後、2021年に1.8%、2022年に1.38%と顕著な増加を示している。特に無形資産の増加は、ソフトウェアや知的財産の取得を反映している可能性が高いと考えられる。
- その他の資産と繰延契約費用
- その他の資産は全体として1.32%から1.59%に増加し、長期繰延契約費用は14.81%から14.55%へやや横ばいもしくは若干の減少傾向がみられる。これらは長期的な契約や資産管理に関する要素として位置付けられる。
- 全体的な資産構成傾向
- 総じて、流動資産の比率が高い状態を維持しつつ、クライアント資金の占める割合が高いことから、資金流動性とクライアントからの預かり資金を軸とした事業モデルが継続していると解釈される。資産の中では、無形固定資産の比率が上昇しており、技術やソフトウェア関連の資産拡大に注力している兆候も見て取れる。