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ServiceNow Inc. (NYSE:NOW)

損益計算書 

ServiceNow Inc.、連結損益計算書

百万米ドル

Microsoft Excel
12ヶ月終了 2024/12/31 2023/12/31 2022/12/31 2021/12/31 2020/12/31
予約 10,646 8,680 6,891 5,573 4,286
プロフェッショナルサービスおよびその他の 338 291 354 323 234
収益 10,984 8,971 7,245 5,896 4,519
予約 (1,942) (1,606) (1,187) (1,022) (731)
プロフェッショナルサービスおよびその他の (345) (315) (386) (331) (256)
収益コスト (2,287) (1,921) (1,573) (1,353) (987)
粗利 8,697 7,050 5,672 4,543 3,532
セールス&マーケティング (3,854) (3,301) (2,814) (2,292) (1,855)
研究開発 (2,543) (2,124) (1,768) (1,397) (1,024)
一般および管理 (936) (863) (735) (597) (454)
運営費 (7,333) (6,288) (5,317) (4,286) (3,334)
営業利益 1,364 762 355 257 199
受取利息 419 302 82 20 39
利息 (23) (24) (27) (28) (33)
(22) (32) (11) (56)
その他の費用(純額) (45) (56) (38) (28) (89)
税引前当期純利益 1,738 1,008 399 249 149
所得税の給付(に関する規定) (313) 723 (74) (19) (31)
手取り 1,425 1,731 325 230 119

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2024-12-31), 10-K (報告日: 2023-12-31), 10-K (報告日: 2022-12-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2020-12-31).


売上高と予約の推移
収益は2020年から2024年にかけて着実に増加しており、2020年の4,519百万米ドルから2024年の10,984百万米ドルへと約2.4倍に成長している。特に予約に関しては、同期間中に約2.5倍の増加を示し、2020年の4,286百万米ドルから2024年には10,646百万米ドルに上昇している。これにより、同社の販売活動や顧客からの需要が堅調に推移していることが示唆される。
一方で、予約のマイナス金額は、未処理予約や未実現売上高を示しており、負の値は reservationの解消や調整などの要因を反映している。
コスト構造と利益の変動
収益コストは同期間中に約2.3倍増加しており、2020年の987百万米ドルから2024年の2,287百万米ドルに達している。それに伴い、粗利益も同様の傾向を示し、2020年の3,532百万米ドルから2024年の8,697百万米ドルへと拡大している。営業利益は一貫して増加しており、2020年の199百万米ドルから2024年には1,364百万米ドルに成長している。これは、売上高の増加に伴い、コストの増加速度を上回る利益率の改善が見られることを示す。
運営費と費用の主要項目
販売とマーケティング、研究開発、一般および管理の各費用も全体的に増加している。特にセールス&マーケティング費用は2020年の1,855百万米ドルから2024年の3,854百万米ドルに増大し、研究開発費も同期間に約2.5倍増となっている。これらの増加は、成長戦略や市場拡大、新技術の開発投資の拡充を反映していると考えられる。
運営費も同期間中に約2.2倍増加し、売上の伸びに合わせてコストが拡大している。
利益の増加と税金の動向
営業利益は2020年の199百万米ドルから2024年には1,364百万米ドルに増加し、利益率の向上が見られる。税引前純利益も同様に増加し、2020年の149百万米ドルから2024年の1,738百万米ドルへと大きく拡大している。特に、所得税の給付の影響で、一時的に税負担が軽減されている期間もあるが、全体としては税引後純利益が堅調に推移している。
なお、2023年には税金に関して異常な増減が観察され、税金の給付が大きく増加している一方、2024年には再び負債が増加していることも指摘できる。
純利益とキャッシュに関する所見
純利益は2020年の119百万米ドルから2024年の1,425百万米ドルまで増加し、規模の拡大とともに収益性も向上している。受取利息も増加しており、資産運用の効果や財務の健全性向上を示唆する。利息費用は低水準で安定しており、財務負担は比較的軽い状態にある。
総じて、収益性の向上とともにキャッシュフローも改善しており、財務の安定と成長の持続性が示唆される。