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Workday Inc. (NASDAQ:WDAY)

損益計算書 

Workday Inc.、連結損益計算書

百万米ドル

Microsoft Excel
12ヶ月終了 2025/01/31 2024/01/31 2023/01/31 2022/01/31 2021/01/31 2020/01/31
サブスクリプションサービス 7,718 6,603 5,567 4,546 3,788 3,096
プロフェッショナルサービス 728 656 649 592 530 531
収益 8,446 7,259 6,216 5,139 4,318 3,627
サブスクリプションサービスの費用 (1,266) (1,031) (1,011) (796) (612) (489)
専門サービスの費用 (803) (740) (704) (632) (586) (577)
収益のコスト (2,069) (1,771) (1,715) (1,428) (1,198) (1,065)
粗利 6,377 5,488 4,501 3,711 3,120 2,562
製品開発 (2,626) (2,464) (2,271) (1,879) (1,721) (1,550)
セールス&マーケティング (2,432) (2,139) (1,848) (1,462) (1,233) (1,147)
一般および管理 (820) (702) (604) (486) (414) (368)
再 構築 (84)
営業利益(損失) 415 183 (222) (116) (249) (502)
受取利息 350 301 98 6 19 41
利息 (114) (114) (102) (17) (69) (59)
(13) (14) (33) 144 23 37
その他の収入(費用)、純額 223 173 (38) 133 (27) 20
法人税の利益(引当金)前の所得(損失) 638 356 (260) 16 (275) (482)
所得税の給付(に関する規定) (112) 1,025 (107) 13 (7) 2
当期純利益(損失) 526 1,381 (367) 29 (282) (481)

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2025-01-31), 10-K (報告日: 2024-01-31), 10-K (報告日: 2023-01-31), 10-K (報告日: 2022-01-31), 10-K (報告日: 2021-01-31), 10-K (報告日: 2020-01-31).


売上高の継続的な成長
データ期間を通じて、総収益は着実に増加傾向を示しており、2020年の3627百万米ドルから2025年には8446百万米ドルへと拡大している。特にサブスクリプションサービスとプロフェッショナルサービスの売上増加が顕著で、両セグメントともに各期の売上高が大きく伸びている。サブスクリプションサービスは、特に2020年から2025年までの期間で約2.5倍に増加している。これにより、同社の主要な収益源が安定して拡大していることが示唆される。
コストと利益の推移
収益に伴うコストも増加しているが、粗利益は継続的に拡大しており、2020年の2562百万米ドルから2025年には6377百万米ドルに達している。製品開発やセールス&マーケティング、一般管理費用も上昇しているものの、これらのコスト増を上回る粗利益の増加により、利益率は改善傾向にある。一方、営業利益は2020年の-502百万米ドルから2025年には+415百万米ドルへと黒字化しており、経営の効率化や収益拡大の効果が現れている。
利益率および純利益の改善
営業利益の回復に伴い、当期純利益も大きく改善している。2020年には損失を計上していたが、2024年には1381百万米ドルの利益を記録し、2025年には526百万米ドルと減少しているものの、依然として黒字を維持している。特に、2024年には税引き前の所得が大きく改善し、税金負担の減少や一時的な税効果による純利益の大幅増加が見られることから、税務戦略や税効果の変動が純利益に影響を与えている。
その他の収入および費用の影響
その他の収入(費用)も期間を通じて変動が見られ、特に2022年以降はその他の収入が増加し、純利益に寄与している。これには、受取利息や特殊項目の調整が影響している可能性が高い。また、再構築に関する負債や費用は期によって異なるが、2024年にマイナスの金額が計上されている。総じて、その他の収入・費用は純利益の変動要因の一つとして認識できる。
資本構造および財務戦略
データには負債や資本の詳細は示されていないが、キャッシュや利息関係の項目から、一定の収益性と流動性が維持されていることが推察される。受取利息や利息支払いの増減から、資金運用や借入戦略に変化があった可能性も考えられる。これらの動きは、財務戦略の最適化や資金調達の効率化を促進していると推測される。
総合的な見解
全体として、売上高の増加とともに利益指標も改善し、経営効率が向上していることが観察される。コストの増加を上回る売上拡大と利益の改善により、財務の健全性が向上していると考えられる。一方で、コスト管理や税務戦略の変動が純利益に影響を及ぼしており、今後もこれらを注視する必要がある。企業は、引き続き新規顧客の獲得とサブスクリプションビジネスの拡大に注力しながら、コストコントロールと収益性の最適化を図ることが重要である。