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Western Digital Corp. (NASDAQ:WDC)

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包括利益計算書 

包括利益とは、非所有者の源泉からの取引やその他のイベントや状況による、期間中の企業の資本(純資産)の変化です。これには、所有者による投資および所有者への分配に起因するものを除き、期間中の資本のすべての変動が含まれます。

Western Digital Corp.、連結包括利益計算書

百万米ドル

Microsoft Excel
12ヶ月終了 2023/06/30 2022/07/01 2021/07/02 2020/07/03 2019/06/28 2018/06/29
当期純利益(損失) (1,706) 1,500 821 (250) (754) 675
保険数理上の年金利益(損失) 9 24 23 (5) (34) (1)
外貨換算調整 (80) (239) (36) (6) 25 18
デリバティブ契約の未実現損益 109 (142) (27) (78) (20) 2
その他の総合利益(損失)(税引後) 38 (357) (40) (89) (29) 19
包括利益(損失) (1,668) 1,143 781 (339) (783) 694

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2023-06-30), 10-K (報告日: 2022-07-01), 10-K (報告日: 2021-07-02), 10-K (報告日: 2020-07-03), 10-K (報告日: 2019-06-28), 10-K (報告日: 2018-06-29).


当期純利益(損失)
2018年には675百万米ドルの純利益を計上しており、企業の収益性が良好であったことを示している。その後、2019年には大きな損失を計上し、-754百万米ドルに落ち込むなど、収益性の悪化が見られる。2020年にはさらに損失幅が拡大し、-250百万米ドルとなったが、2021年には純利益が821百万米ドルに回復し、その後も2022年には1,500百万米ドルと高水準を維持している。ところが、2023年には-1,706百万米ドルの損失に転じており、収益性の乱高下や経営環境の変動が続いていることが判明する。
保険数理上の年金利益(損失)
この項目は、一定の範囲でわずかな変動を示しており、2018年から2019年にかけて損失が拡大した後は、2020年と2021年にわずかな利益を示す。2022年、2023年ともに利益と損失がほぼ横ばい状態で推移しており、主要な事業の変動に連動しない補助的な財務の動きと捉えられる。
外貨換算調整
外貨換算調整額は2018年から2019年にかけて増加し、2020年から2022年にかけて大きく変動している。特に2022年には-239百万米ドルと大きな損失を記録しており、為替変動の影響が財務状況に大きく影響していることを示す。2023年にはそれまでの損失から一部改善し、-80百万米ドルとなっていることから、為替の変動要因により一定の回復兆しも見られる。
デリバティブ契約の未実現損益
この項目は、2018年にプラスの値を示しているものの、その後2019年以降は継続的にマイナスに転じており、未実現損益が負の影響を及ぼしている。2023年には109百万米ドルのプラスに転じており、ヘッジやリスク管理の改善がうかがえるが、過去数年間のマイナス影響がポイントとなっている。
その他の総合利益(損失)(税引後)
この項目は、2018年の19百万米ドルから始まり、2019年と2020年に損失を出すなど振れ幅が大きい。特に2022年の-357百万米ドルの損失は顕著で、その他の包括利益に影響を与えている。2023年には調整され、プラス38百万米ドルを記録しており、過去の損失からの回復を示唆している。
包括利益(損失)
包括利益は、2018年には694百万米ドルと高い値を示し、その後2019年と2020年に大きくマイナスに転じるなど変動が激しい。2021年と2022年には再び高い水準に回復しているが、2023年には-1,668百万米ドルと再び著しい損失を出しており、総合的な収益性の不安定さを示している。特に、包括利益は純利益と密接に連動しており、色々な調整項目による変動を反映していることがうかがえる。