デュポンの分析: ROE、ROA、純利益率の内訳
四半期データ
ROE分解では、純利益を株主資本で割ったものを構成比率の積として表します。
ROEを2つのコンポーネントに分解
Colgate-Palmolive Co.、 ROE の分解(四半期データ)
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2023-06-30), 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-K (報告日: 2022-12-31), 10-Q (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-Q (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-Q (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-K (報告日: 2019-12-31), 10-Q (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31).
総資産利益率（ROA）は、2019年の第1四半期から第4四半期にかけて、18.05%から15.74%へと一貫して低下しました。2020年には、16.74%から16.93%へと小幅な変動が見られましたが、全体としては安定した水準を維持しました。しかし、2021年に入ると、16.84%から14.4%へと再び低下傾向が鮮明になり、2022年には13%から9.88%まで低下しました。2023年の第1四半期には9.23%と、過去最低水準を記録しています。
- 財務レバレッジ比率
- 財務レバレッジ比率は、2019年の第3四半期に128.5を記録した後、2020年の第2四半期には56.5、第3四半期には23.68と大幅に低下しました。その後、2020年の第4四半期には60.31まで上昇しましたが、2021年には34.48から24.7へと再び低下しました。2022年には48.98から26.19へと変動し、2023年にはデータがありません。
自己資本利益率（ROE）は、2019年の第3四半期に2023.08%という非常に高い水準を示しました。その後、2020年の第2四半期には959.33%と依然として高い水準でしたが、第3四半期には412.1、第4四半期には362.72と大幅に低下しました。2021年には1015.65%から355.67%へと変動し、2022年には636.76%から1157.14%へと大きく上昇しました。しかし、2023年にはデータがありません。
全体として、ROAは一貫して低下傾向にあり、収益性の低下を示唆しています。財務レバレッジ比率は大幅な変動を示しており、資本構成の変化が示唆されます。ROEは非常に高い水準を維持していましたが、変動幅も大きく、自己資本に対する収益の効率性に変化が見られます。ROEの変動は、財務レバレッジの変化と関連している可能性があります。
ROEを3つの要素に分解
Colgate-Palmolive Co.、 ROE の分解(四半期データ)
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2023-06-30), 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-K (報告日: 2022-12-31), 10-Q (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-Q (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-Q (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-K (報告日: 2019-12-31), 10-Q (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31).
純利益率は、2019年の第1四半期から第4四半期にかけて15.08%から15.08%で推移しました。2020年には上昇傾向にあり、第4四半期には16.36%に達しました。2021年も同様に高い水準を維持し、第4四半期には12.43%となりました。しかし、2022年以降は明確な減少傾向が見られ、2023年の第2四半期には8.02%まで低下しました。
- 資産回転率
- 資産回転率は、2019年の1.2から2020年の1.03まで低下しました。その後、2021年の1.16まで上昇し、2022年には1.09まで低下しました。2023年の第2四半期には1.15に達し、緩やかな上昇傾向を示しています。
- 財務レバレッジ比率
- 財務レバレッジ比率は、2019年の第3四半期に128.5を記録し、その後大幅に低下しました。2020年には56.5、2021年には60.31まで変動し、2022年には93.52まで上昇しました。2023年のデータは不完全ですが、変動の大きい指標であることが示唆されます。
- 自己資本利益率 (ROE)
- 自己資本利益率は、2019年と2020年の第1四半期にはデータがありません。2020年の第3四半期には959.33%という非常に高い水準を記録し、その後は変動しながらも低下傾向にあります。2022年の第4四半期には636.76%まで低下し、2023年のデータは不完全です。ROEは、他の指標と比較して、極端な変動を示しています。
全体として、収益性は純利益率の低下から圧力を受けている一方、資産の効率的な活用を示す資産回転率は比較的安定しています。財務レバレッジ比率は変動が大きく、ROEは極端な変動を示しており、資本構成と収益性の関係を慎重に分析する必要があることを示唆しています。
ROAを2つのコンポーネントに分解
Colgate-Palmolive Co.、 ROA の分解(四半期データ)
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2023-06-30), 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-K (報告日: 2022-12-31), 10-Q (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-Q (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-Q (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-K (報告日: 2019-12-31), 10-Q (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31).
純利益率は、2019年の第1四半期から第4四半期にかけて15.08%から15.08%で推移しました。2020年には上昇傾向にあり、第4四半期には16.36%に達しました。2021年も同様に高い水準を維持し、第2四半期には15.98%を記録しました。しかし、2022年に入ると顕著な低下が見られ、第4四半期には8.71%まで減少しました。この傾向は2023年も続き、第2四半期には8.02%となりました。
- 資産回転率
- 資産回転率は、2019年の第1四半期から第4四半期にかけて1.2から1.04へと低下しました。2020年は1.06から1.03で比較的安定した水準を維持しました。2021年には緩やかな上昇傾向が見られ、第4四半期には1.16に達しました。2022年は1.11から1.14で変動し、2023年には1.13から1.15へと小幅な上昇を示しました。
総資産利益率（ROA）は、2019年の第1四半期から第4四半期にかけて18.05%から15.74%へと減少しました。2020年には回復傾向にあり、第4四半期には16.93%に達しました。2021年も高い水準を維持し、第2四半期には17.06%を記録しました。しかし、2022年に入るとROAも純利益率と同様に低下し、第4四半期には9.88%まで減少しました。2023年もこの傾向が続き、第2四半期には9.23%となりました。
全体として、純利益率と総資産利益率は2022年以降に顕著な低下を示しており、資産回転率は比較的安定していますが、2021年以降わずかな上昇傾向が見られます。純利益率とROAの低下は、収益性の悪化を示唆しており、今後の動向を注視する必要があります。