損益計算書
四半期データ
損益計算書は、一定期間にわたる企業の事業活動の財務結果に関する情報を示しています。損益計算書は、会社が期間中にどれだけの収益を生み出したか、そしてその収益を生み出すことに関連してどのような費用がかかったかを伝えます。
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2023-06-30), 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-K (報告日: 2022-12-31), 10-Q (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-Q (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-Q (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-K (報告日: 2019-12-31), 10-Q (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-K (報告日: 2018-12-31), 10-Q (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31).
- 売上高の傾向
- 2018年3月31日から2023年6月30日まで、売上高は概ね増加傾向にあり、各四半期ごとにわずかな変動を伴いながらも、全体的には成長を維持している。特に2022年度から2023年度にかけては、売上高が著しく増加し、最終的に4822百万米ドルに達していることは、収益性の向上を示している。
- 売上原価と粗利益の動向
- 売上原価はおおむね増加しているものの、売上高の増加にともなって相対的にコストも増えているため、粗利益も同様に増加傾向にある。ただし、粗利益率は一定ではなく、若干の変動が見られるが、全体として利益は拡大している。
- 販売費及び一般管理費
- 販売費及び一般管理費は2018年の約1300百万米ドルから2023年には約1768百万米ドルに増加している。コスト増加は売上高の増加と相関しており、規模の拡大に伴う販管費の増加がみられるが、その割合は比較的安定している。
- 営業利益
- 営業利益は2020年頃に一時的に低下したものの、その後回復し、2023年には約974百万米ドルに達している。2021年度の好調を受けて、2022年まで堅調な推移を示しており、営業利益の増加は売上高の拡大に伴う増益を反映している。
- 税引前および純利益
- 税引前当期純利益は全体的に増加傾向にあり、2023年には約887百万米ドルに達している。法人税引当金の増加により純利益はやや変動しているが、非支配持分を含む当期純利益や会社に帰属する純利益も同様に上昇傾向であり、利益の拡大が確認される。
- 当期純利益の内訳
- 法人税や非支配持分の動向を反映しつつ、Colgate-Palmoliveに帰属する純利益は堅調に推移し、2023年第2四半期においては502百万米ドルに近い値を記録している。特に、2022年第4四半期の利益のピークに比べてやや変動はあるものの、全体的な利益水準は上昇していると解釈できる。
- その他の収入・費用および非継続項目
- その他の収入(費用)は総じてマイナス圏にあり、全期間を通じて一定の負の要素を示す。特に2022年末から2023年にかけては負の影響がやや拡大している。一方、のれんおよび無期限の無形固定資産の減損費用は2022年第4四半期において大きな費用計上があり、企業の資産評価に影響を及ぼしていることが窺える。
- 総合的な分析
- この企業は、売上高の持続的な増加を背景に、利益面でも堅調な成長を示している。コスト構造の適切な管理を行いつつ、利益率の維持に努めていると考えられる。特に2022年までの勢いを維持しつつ、必要に応じた資産評価やコスト調整も進めていることが読み取れる。今後も売上拡大とコストコントロールの両面での継続的な改善が、企業の収益性向上に寄与すると予測される。