貸借対照表:資産
四半期データ
貸借対照表は、債権者、投資家、アナリストに、会社のリソース(資産)とその資本源(資本および負債)に関する情報を提供します。通常、企業の資産の将来の収益能力に関する情報や、売掛金や棚卸資産から生じる可能性のあるキャッシュフローの指標も提供します。
資産とは、過去の出来事の結果として会社が管理し、将来の経済的利益が事業体に流れると予想される資源です。
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RH、連結貸借対照表:資産(四半期データ)
千米ドル
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2023-04-29), 10-K (報告日: 2023-01-28), 10-Q (報告日: 2022-10-29), 10-Q (報告日: 2022-07-30), 10-Q (報告日: 2022-04-30), 10-K (報告日: 2022-01-29), 10-Q (報告日: 2021-10-30), 10-Q (報告日: 2021-07-31), 10-Q (報告日: 2021-05-01), 10-K (報告日: 2021-01-30), 10-Q (報告日: 2020-10-31), 10-Q (報告日: 2020-08-01), 10-Q (報告日: 2020-05-02), 10-K (報告日: 2020-02-01), 10-Q (報告日: 2019-11-02), 10-Q (報告日: 2019-08-03), 10-Q (報告日: 2019-05-04), 10-K (報告日: 2019-02-02), 10-Q (報告日: 2018-11-03), 10-Q (報告日: 2018-08-04), 10-Q (報告日: 2018-05-05), 10-K (報告日: 2018-02-03), 10-Q (報告日: 2017-10-28), 10-Q (報告日: 2017-07-29), 10-Q (報告日: 2017-04-29).
- 流動資産の動向
- 2017年から2023年にかけて、流動資産は全体的に増加傾向で推移している。特に、2020年以降は顕著な伸びを示し、2021年以降は3,000,000千米ドル超と高水準で安定している。なお、2022年と2023年はやや縮小しているが、依然として大幅な増加前の水準を超えている。
- 売掛金の推移
- 売掛金は一定の増加傾向を見せており、2020年以降の数値は特に高い水準にある。これにより、販売規模の拡大や売掛金回収期間の改善の兆しが見られる可能性がある。
- 商品在庫と資産構成の変化
- 商品在庫は、2017年から2022年にかけて増加し続けており、2022年には高水準に達している。これは在庫の積み増しが継続していることを示しており、販売戦略や在庫管理に変化がある可能性が示唆される。また、固定資産も持続的に増加し、資産の拡充を反映している。
- その他流動資産と有形固定資産の動き
- 前払費用やその他の流動資産は、2017年から2021年にかけて増加傾向を見せ、その後2022年にはやや減少している。有形固定資産も同様に増加し、資産の積み上げが継続しているが、リース資産の導入により使用権資産も増加している点は注目に値する。
- 無形資産と繰延税金資産
- 無形資産は比較的安定しており、一定水準を維持している。一方、繰延税金資産は、2017年から2021年にかけて増加傾向であったが、2022年以降はやや縮小している。ただし、2023年には再び高水準に回復している。
- 総資産の変化と規模の拡大
- 総資産は2017年の約1,948,386千米ドルから2023年には約5,319,830千米ドルへと大きく拡大しており、特に2020年以降は急激な増加を示している。これは、保有資産の積み増しや事業の拡大を反映していると考えられる。資産の質を見ると、現金の増加や固定資産の拡充により、財務基盤の強化が図られていることが読み取れる。
- 総括
- 全体として、2017年から2023年にかけて、RHの財務状況は堅調に推移している。特に、流動資産と固定資産の増加、売掛金の拡大、総資産の膨大化により、成長フェーズにあることがうかがえる。ただし、在庫や売掛金の増加が示すキャッシュフローの圧迫や、資産効率の変化についても今後の注視が必要と考えられる。