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Intuitive Surgical Inc. (NASDAQ:ISRG)

包括利益計算書 

包括利益とは、非所有者の源泉からの取引やその他のイベントや状況による、期間中の企業の資本(純資産)の変化です。これには、所有者による投資および所有者への分配に起因するものを除き、期間中の資本のすべての変動が含まれます。

Intuitive Surgical Inc.、連結包括利益計算書

千米ドル

Microsoft Excel
12ヶ月終了 2024/12/31 2023/12/31 2022/12/31 2021/12/31 2020/12/31
手取り 2,337,500 1,817,300 1,344,400 1,728,100 1,066,800
外貨換算利益(損失)の変動 (53,200) 25,700 (500) (13,300) 5,200
含み益(損失)の増減 15,000 124,600 (138,200) (45,500) 13,800
有価証券の(利益)損失の組替調整 100 (100) (4,700)
売却可能有価証券の増減額(税引後) 15,100 124,500 (138,200) (45,500) 9,100
含み益(損失)の増減 5,700 (6,600) (35,000) 12,300 (800)
ヘッジ商品の(利益)損失の再分類調整 7,800 7,000 27,600 (4,900) (2,800)
ヘッジ商品の純増減額(税引後) 13,500 400 (7,400) 7,400 (3,600)
含み益(損失)の増減 (14,900) (600) 5,800 100 1,000
従業員福利厚生制度の (利益) 損失の再分類調整 (300) 200 1,500 1,300
従業員福利厚生プランの正味増減額 (税引き後) (15,200) (600) 6,000 1,600 2,300
その他の包括利益(損失)(税引後) (39,800) 150,000 (140,100) (49,800) 13,000
包括利益 2,297,700 1,967,300 1,204,300 1,678,300 1,079,800
非支配持分に帰属する包括利益 (14,200) (19,000) (20,300) (22,800) (6,700)
包括利益は株式会社インテュイティブ・サージカルに帰属します。 2,283,500 1,948,300 1,184,000 1,655,500 1,073,100

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2024-12-31), 10-K (報告日: 2023-12-31), 10-K (報告日: 2022-12-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2020-12-31).


総合的な売上高と純利益の動向
2020年から2024年にかけて、企業の手取り金額は安定的に増加している。2020年の1,066,800千米ドルから2024年には2,337,500千米ドルへと成長しており、顕著な売上拡大を示している。これに伴い、包括利益も同期間で増加傾向を示し、2020年の1,079,800千米ドルから2024年には2,297,700千米ドルに達している。これらの数値は、企業の稼ぐ力の持続的な強化を反映していると考えられる。特に2022年は手取りと包括利益のピークに近づき、その後も堅調な増加を続けている。
為替変動と含み益・損失の変動
外貨換算益(損失)の変動を見ると、2021年と2022年にマイナス影響が顕著だったのに対し、2023年には大きく回復している。その一方で、含み益(損失)も2022年に大幅に減少し、2023年にかけて反発している。特に2021年から2022年にかけて、含み益の増減や有価証券の増減額に変動が見られるため、為替や保有資産の評価額が大きく変動したことを示唆している。2024年にはこれらが再び安定化しつつ、純粋な評価益が回復している点が特徴的である。
投資・資産の評価に関わる調整項目
有価証券やヘッジ商品、従業員福利厚生制度に関連する調整項目には、2021年から2022年にかけて大きな変動が見られ、その後一部で回復している。特に、「売却可能有価証券の増減額(税引後)」や「ヘッジ商品の(利益)損失の再分類調整」は大きな変動を示し、資産評価やリスクヘッジ戦略に積極的な調整の兆候が見られる。これらの数値は、企業が市場環境やリスク管理方針に応じて資産ポートフォリオやヘッジ戦略を調整していることを示している。
包括利益の構成と企業の総合的パフォーマンス
包括利益は全体的に増加傾向にあり、2020年の1,079,800千米ドルから2024年には2,297,700千米ドルに達している。この中には非支配持分帰属分を除いた属性も含まれており、主要株主に帰属する価値の拡大を示している。特に2023年から2024年にかけて、包括利益の増加幅が大きく、企業の財務状態の改善が反映されていると判断できる。一方で、非支配持分に属する部分は総じて減少傾向を示し、支配株主の支配力強化とも関連している可能性がある。