貸借対照表:資産
貸借対照表は、債権者、投資家、アナリストに、会社のリソース(資産)とその資本源(資本および負債)に関する情報を提供します。通常、企業の資産の将来の収益能力に関する情報や、売掛金や棚卸資産から生じる可能性のあるキャッシュフローの指標も提供します。
資産とは、過去の出来事の結果として会社が管理し、将来の経済的利益が事業体に流れると予想される資源です。
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Microchip Technology Inc.、連結貸借対照表:資産
千米ドル
| 2022/03/31 | 2021/03/31 | 2020/03/31 | 2019/03/31 | 2018/03/31 | 2017/03/31 | ||||||||
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| 現金および現金同等物 | |||||||||||||
| 短期投資 | |||||||||||||
| 売掛金、純額 | |||||||||||||
| 在庫 | |||||||||||||
| 売却のために保有する資産 | |||||||||||||
| その他の流動資産 | |||||||||||||
| 流動資産 | |||||||||||||
| 有形固定資産、プラントおよび設備、ネット | |||||||||||||
| 長期投資 | |||||||||||||
| 好意 | |||||||||||||
| 無形固定資産、純額 | |||||||||||||
| 長期繰延税金資産 | |||||||||||||
| その他の資産 | |||||||||||||
| 長期資産 | |||||||||||||
| 総資産 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2022-03-31), 10-K (報告日: 2021-03-31), 10-K (報告日: 2020-03-31), 10-K (報告日: 2019-03-31), 10-K (報告日: 2018-03-31), 10-K (報告日: 2017-03-31).
- 総資産の推移
- 2017年から2022年までの期間において、総資産は大幅な変動を示している。特に2019年には約1億8350万ドルにピークに達し、その後は徐々に減少傾向となっている。2020年以降は約1億6千万円台から1億5千万円台に減少し、2022年には約1億6200万ドルで安定している。これらの変動は、資産の構成の変化や一時的な資産の売却・減少に起因している可能性がある。
- 流動資産とその構成
- 流動資産は、2017年の2,305,040千ドルから2022年には2,452,600千ドルと増加している。特に売掛金は、2017年の478,373千ドルから2022年には1,072,600千ドルへと着実に増加しており、取引先からの未収金が増加していることを示す。現金および現金同等物は、ピーク時の2017年の9.08684億ドルから2021年の2.8億ドルに減少したが、その後やや回復し、2022年には3.17億ドルとなっている。短期投資や売却資産は、2018年度に特に増加しており、一時的な資金運用の変動を反映している。特に短期投資は、2018年度に1,295,300千ドルと大きく増加したが、その後は大きく減少している。
- 有形固定資産と無形資産の変動
- 有形固定資産は、2017年の6億8333万8000ドルから2022年には9億6790万ドルへと増加している。一方、無形固定資産は、2017年の21億4809万ドルから2022年には4億430万ドルへと大きく減少し、資産の形態や評価の変動を示している。特に2019年には無形資産が大きく減少しており、資産再評価や減損処理があった可能性が考えられる。
- 長期資産の動向
- 長期資産は、2017年の5億3818万4000ドルから2022年には1億3746万9000ドルへと減少している。この間、長期投資や長期繰延税金資産は増加傾向にある一方、好意（のれん）に関しては一定の水準を維持している。全体として、資産の圧縮と最適化が実施されている可能性が示唆される。
- 資産の質と資産の構成の変化
- 流動資産の増加とともに、売掛金の増加が顕著であり、企業の売上や取引先からの未収金が拡大していることがうかがえる。無形資産の縮小は、技術やブランド価値の見直しを反映している可能性がある。総じて、企業は資産の再合理化やキャッシュポジションの強化を図っていると考えられる。各資産項目の増減は、経営戦略の変化や市場環境への対応の結果と考えられる。