貸借対照表:資産
四半期データ
貸借対照表は、債権者、投資家、アナリストに、会社のリソース(資産)とその資本源(資本および負債)に関する情報を提供します。通常、企業の資産の将来の収益能力に関する情報や、売掛金や棚卸資産から生じる可能性のあるキャッシュフローの指標も提供します。
資産とは、過去の出来事の結果として会社が管理し、将来の経済的利益が事業体に流れると予想される資源です。
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Western Digital Corp.、連結貸借対照表:資産(四半期データ)
百万米ドル
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2023-12-29), 10-Q (報告日: 2023-09-29), 10-K (報告日: 2023-06-30), 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-Q (報告日: 2022-12-30), 10-Q (報告日: 2022-09-30), 10-K (報告日: 2022-07-01), 10-Q (報告日: 2022-04-01), 10-Q (報告日: 2021-12-31), 10-Q (報告日: 2021-10-01), 10-K (報告日: 2021-07-02), 10-Q (報告日: 2021-04-02), 10-Q (報告日: 2021-01-01), 10-Q (報告日: 2020-10-02), 10-K (報告日: 2020-07-03), 10-Q (報告日: 2020-04-03), 10-Q (報告日: 2020-01-03), 10-Q (報告日: 2019-10-04), 10-K (報告日: 2019-06-28), 10-Q (報告日: 2019-03-29), 10-Q (報告日: 2018-12-28), 10-Q (報告日: 2018-09-28), 10-K (報告日: 2018-06-29), 10-Q (報告日: 2018-03-30), 10-Q (報告日: 2017-12-29), 10-Q (報告日: 2017-09-29).
- 全体的な資産規模の変動
- 総資産は、2017年の段階では30億ドルを超えていたが、その後徐々に減少し、2020年頃には約25億ドル台に下落している。2021年以降は安定しつつも若干の増減を示し、2023年には約24億ドル台で推移している。大きな資産の縮小は、流動資産、固定資産ともに見られ、特に流動資産の減少が顕著である。
- 流動資産の推移
- 流動資産は、2017年には約1,184百万ドルであったが、その後徐々に減少し続け、2023年には約757百万ドルにまで縮小している。特に現金および現金同等物は、2017年の6886百万ドルから2023年には約2032百万ドルに減少した。一方、売掛金や在庫についても一定の変動はあるが、全体としては減少傾向にある。
- 現金および現金同等物の推移
- この項目は、2017年のピーク時には6886百万ドルを記録し、その後減少を続けている。2019年以降、約2500百万ドル台に安定しており、2023年には約2032百万ドルと、ピークに比べて大きく減少しているが、依然として一定の流動性を維持している。
- 売掛金の推移
- 売掛金は2017年には約2101百万ドルであったが、その後多少の増減はあるものの、2023年には約1523百万ドルと減少している。特に2018年から2019年にかけて顕著に減少し、その後も若干の変動をもって推移している。
- 在庫の傾向
- 在庫の推移は比較的安定しており、2017年には2302百万ドルであったが、その後上昇し、ピークは2020年の約3979百万ドル、その後は緩やかに縮小傾向にある。2023年には約3216百万ドルへと低下しているが、資産規模の縮小に比べて在庫はやや底堅さを示している。
- 固定資産の状況
- 有形固定資産は、2017年の約3048百万ドルから2023年には約3315百万ドルまで回復傾向にある。ただし、総資産の減少に伴い、固定資産比率は一定の範囲内で推移している。無形固定資産は、総じて減少傾向にあり、特に無形固定資産の純額は2017年の3545百万ドルから2023年の約79百万ドルへと大幅に縮小している。これは、 intangible assetの償却や資産再評価の結果と考えられる。
- 負債と負債比率
- CSVデータには負債に関する直接の記載が含まれていないが、資産の減少とともに、流動資産の縮小から負債圧力や資金繰りの変化が示唆される可能性がある。特に、短期的な流動性の低下は、経営の財務健全性に影響を及ぼす可能性がある。
- 総資産構成の変化
- 総資産は、特に不動産や設備の保持は維持されつつも、無形資産の大きな縮小により、資産の質に変化が見られる。これにより、資産の流動性や収益に対する影響が考えられる。総じて、資産の縮小は慎重な資産運用や資本構成の見直しを示唆している。