活動比率は、企業が売掛金の回収や在庫の管理など、日常業務をどれだけ効率的に遂行しているかを測定します。

長期活動比(サマリー)
固定資産回転率
総資産回転率
自己資本回転率

ONEOK Inc.、長期活動率(四半期データ)

	2023/06/30	2023/03/31	2022/12/31	2022/09/30	2022/06/30	2022/03/31	2021/12/31	2021/09/30	2021/06/30	2021/03/31	2020/12/31	2020/09/30	2020/06/30	2020/03/31	2019/12/31	2019/09/30	2019/06/30	2019/03/31	2018/12/31	2018/09/30	2018/06/30	2018/03/31
固定資産回転率	0.95	1.07	1.12	1.15	1.09	0.97	0.86	0.71	0.59	0.50	0.45	0.45	0.46	0.51	0.55	0.61	0.72	0.79	0.85	—	—	—
総資産回転率	0.80	0.88	0.92	0.93	0.87	0.78	0.70	0.57	0.48	0.41	0.37	0.38	0.38	0.43	0.47	0.50	0.60	0.65	0.69	—	—	—
自己資本回転率	2.66	3.01	3.45	3.61	3.50	3.14	2.75	2.34	1.92	1.57	1.41	1.40	1.40	1.71	1.63	1.71	1.85	1.90	1.91	—	—	—

固定資産回転率の推移

最初は2018年3月期に物品の利用効率が高く、0.85の値を示していたが、その後徐々に低下し、2019年度の各期にかけて0.45前後まで下落した。その後は回復傾向を示し、2021年度には再び1.09まで増加したが、その後はやや減少し、2023年6月期には0.95となった。

この傾向から、資産の利用効率は一時的な低迷を経て、近年は回復しているが、以前の高さには完全に戻っていないことが読み取れる。対して、回復の幅は限定的であり、資産の効率運用において持続可能な改善は限定的な可能性が示唆される。

総資産回転率の推移

総資産回転率は全体として2018年3月期の0.69から、2023年6月期の0.8に向かって上昇の傾向を示している。2018年度から段階的に低下し、2019年度は平均0.38から0.37までやや低迷したものの、その後の推移は改善に向かっている。2021年度には0.87とピークに達し、2022年度に0.92、2023年度もおおむね0.8台を維持している。

これにより、資産の効率的な運用が近年改善していることが示唆される。特に、2020年以降の回復局面では、資産の回転速度が高まっており、資産管理の効率が向上していると考えられる。

自己資本回転率の推移

自己資本回転率は2018年3月期の1.91から、2023年6月期には2.66へと安定的に上昇している。2019年以降は一時的にやや低迷した時期もあったが、2020年以降は継続して上昇し続けている。特に、2020年から2021年度にかけて大幅に増加し、2021年度には3.14に達した。

この傾向は、自己資本の効率的な運用が近年向上していることを示しており、資本投資に対する収益効率の改善を意味している。また、自己資本の資産に対する回転速度が高まることで、企業の資本活用の効率性が高まっていると考えられる。

ONEOK Inc.、固定資産純回転率、計算式(四半期データ)

	2023/06/30	2023/03/31	2022/12/31	2022/09/30	2022/06/30	2022/03/31	2021/12/31	2021/09/30	2021/06/30	2021/03/31	2020/12/31	2020/09/30	2020/06/30	2020/03/31	2019/12/31	2019/09/30	2019/06/30	2019/03/31	2018/12/31	2018/09/30	2018/06/30	2018/03/31
選択した財務データ (百万米ドル)
収益	3,732)	4,521)	5,032)	5,914)	5,997)	5,445)	5,420)	4,536)	3,389)	3,195)	2,571)	2,174)	1,661)	2,137)	2,664)	2,263)	2,458)	2,780)	3,137)	3,394)	2,961)	3,102)
ネット有形固定資産	20,229)	20,040)	19,953)	19,790)	19,601)	19,425)	19,320)	19,222)	19,182)	19,125)	19,155)	19,029)	18,981)	18,629)	18,349)	17,363)	16,336)	15,518)	14,767)	13,961)	13,304)	12,878)
長期活動率
固定資産回転率¹	0.95	1.07	1.12	1.15	1.09	0.97	0.86	0.71	0.59	0.50	0.45	0.45	0.46	0.51	0.55	0.61	0.72	0.79	0.85	—	—	—
ベンチマーク
固定資産回転率競合他社²
Chevron Corp.	1.50	1.62	1.64	1.58	1.43	1.22	1.06	0.91	0.77	0.62	0.60	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—
ConocoPhillips	1.02	1.16	1.21	1.18	1.02	0.83	0.71	0.64	0.51	0.39	0.47	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—
Exxon Mobil Corp.	1.76	1.92	1.95	1.90	1.68	1.44	1.28	1.10	0.96	0.81	0.78	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—

¹ Q2 2023 計算
固定資産回転率 = (収益_{Q2 2023} + 収益_{Q1 2023} + 収益_{Q4 2022} + 収益_{Q3 2022}) ÷ ネット有形固定資産
= (3,732 + 4,521 + 5,032 + 5,914) ÷ 20,229 = 0.95

² 競合企業の名前をクリックすると、計算が表示されます。

収益の推移: 2018年3月期には約3102百万米ドルの収益が計上され、その後一時的に減少したものの、2018年9月期には3394百万米ドルに増加しています。2019年には再び下降を示し、2019年6月期には2458百万米ドルまで低下していますが、その後は回復基調をたどり、2021年12月期には約5420百万米ドルに達しました。2022年各期ではピークの5997百万米ドルを記録し、2023年6月期にはやや減少したものの、依然高水準を維持しています。これにより、収益は全体的に増加傾向にあり、特に2021年から2022年にかけての成長が顕著です。
ネット有形固定資産の動向: ネット有形固定資産は2018年3月期の約12878百万米ドルから2023年6月期には20229百万米ドルへと増加しています。期間を通じて一定の増加傾向が見られ、長期的に資産規模の拡大を示しています。これは設備投資や資産の蓄積により、資産ベースの拡大が進んでいることを示唆しています。
固定資産回転率の変動: 固定資産回転率は2018年6月期の0.85から段階的に低下し、2019年では0.55付近まで減少しています。その後、2020年以降は回復し、2021年には1.09にまで上昇し、2022年には0.95とやややや低下するものの、総じて上昇トレンドを維持しています。回転率の増加は、固定資産の効率的な利用や収益の拡大に伴う資産効率の改善を示しており、長期的には運用効率の向上が見られると解釈できます。

ONEOK Inc.、総資産回転率、計算式(四半期データ)

	2023/06/30	2023/03/31	2022/12/31	2022/09/30	2022/06/30	2022/03/31	2021/12/31	2021/09/30	2021/06/30	2021/03/31	2020/12/31	2020/09/30	2020/06/30	2020/03/31	2019/12/31	2019/09/30	2019/06/30	2019/03/31	2018/12/31	2018/09/30	2018/06/30	2018/03/31
選択した財務データ (百万米ドル)
収益	3,732)	4,521)	5,032)	5,914)	5,997)	5,445)	5,420)	4,536)	3,389)	3,195)	2,571)	2,174)	1,661)	2,137)	2,664)	2,263)	2,458)	2,780)	3,137)	3,394)	2,961)	3,102)
総資産	24,038)	24,464)	24,379)	24,439)	24,527)	23,993)	23,622)	23,872)	23,437)	23,180)	23,079)	22,781)	22,992)	21,969)	21,812)	21,336)	19,752)	18,934)	18,232)	17,911)	16,914)	16,432)
長期活動率
総資産回転率¹	0.80	0.88	0.92	0.93	0.87	0.78	0.70	0.57	0.48	0.41	0.37	0.38	0.38	0.43	0.47	0.50	0.60	0.65	0.69	—	—	—
ベンチマーク
総資産回転率競合他社²
Chevron Corp.	0.85	0.91	0.91	0.87	0.80	0.71	0.65	0.56	0.48	0.40	0.39	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—
ConocoPhillips	0.74	0.83	0.84	0.79	0.70	0.58	0.51	0.41	0.34	0.27	0.30	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—
Exxon Mobil Corp.	1.00	1.07	1.08	1.05	0.96	0.86	0.82	0.72	0.64	0.54	0.54	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—

¹ Q2 2023 計算
総資産回転率 = (収益_{Q2 2023} + 収益_{Q1 2023} + 収益_{Q4 2022} + 収益_{Q3 2022}) ÷ 総資産
= (3,732 + 4,521 + 5,032 + 5,914) ÷ 24,038 = 0.80

² 競合企業の名前をクリックすると、計算が表示されます。

売上高の動向: 2018年から2023年にかけて、売上高は変動を示しながらも、年間を通じて増加傾向を維持している。特に、2021年第3四半期以降には著しい伸びが見られ、2022年および2023年第2四半期にかけてピークを迎えたことが示されている。これは、同期間において売上高の着実な成長を示唆している。
総資産の推移: 総資産は、2018年から2023年にかけて緩やかに増加しており、平均的に資産規模の拡大を反映している。特に2020年以降には総資産が堅調に増加し、資産ベースの拡大が継続していることが確認できる。ただし、2023年第2四半期には若干の縮小も見られることから、資産の増減が一定でないことが示唆される。
総資産回転率の傾向: 総資産回転率は2018年第2四半期以降、全期間にわたり徐々に改善傾向にある。特に2021年第3四半期以降は0.7を超える水準に達し、資産を用いた売上効率が向上していることがわかる。これは、効率性の向上や経営改善が進んでいる可能性を示し、売上高増加と連動して資産の効率的な運用が進展していると解釈できる。
総合的な分析: 全体として、収益と総資産はともに2020年以降に顕著な伸びを見せ、収益の増加に伴い資産規模も拡大している。特に、資産効率の指標である総資産回転率は、2018年から一貫して改善しており、資産運用の効率化が進んでいることが読み取れる。一方で、一部期間では売上高や総資産の変動も見られるため、市場の変動や外部要因により、収益および資産の動きに相関関係があることも示唆される。

ONEOK Inc.、自己資本回転率、計算式(四半期データ)

	2023/06/30	2023/03/31	2022/12/31	2022/09/30	2022/06/30	2022/03/31	2021/12/31	2021/09/30	2021/06/30	2021/03/31	2020/12/31	2020/09/30	2020/06/30	2020/03/31	2019/12/31	2019/09/30	2019/06/30	2019/03/31	2018/12/31	2018/09/30	2018/06/30	2018/03/31
選択した財務データ (百万米ドル)
収益	3,732)	4,521)	5,032)	5,914)	5,997)	5,445)	5,420)	4,536)	3,389)	3,195)	2,571)	2,174)	1,661)	2,137)	2,664)	2,263)	2,458)	2,780)	3,137)	3,394)	2,961)	3,102)
ONEOKの株主資本総額	7,218)	7,132)	6,494)	6,312)	6,115)	5,994)	6,015)	5,841)	5,910)	6,097)	6,042)	6,146)	6,241)	5,561)	6,226)	6,219)	6,348)	6,442)	6,580)	6,653)	6,665)	6,701)
長期活動率
自己資本回転率¹	2.66	3.01	3.45	3.61	3.50	3.14	2.75	2.34	1.92	1.57	1.41	1.40	1.40	1.71	1.63	1.71	1.85	1.90	1.91	—	—	—
ベンチマーク
自己資本回転率競合他社²
Chevron Corp.	1.35	1.46	1.48	1.43	1.34	1.21	1.12	0.99	0.87	0.73	0.72	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—
ConocoPhillips	1.40	1.58	1.64	1.53	1.30	1.09	1.01	0.82	0.66	0.52	0.63	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—
Exxon Mobil Corp.	1.83	1.99	2.04	2.08	1.99	1.81	1.64	1.50	1.35	1.15	1.14	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—	—

¹ Q2 2023 計算
自己資本回転率 = (収益_{Q2 2023} + 収益_{Q1 2023} + 収益_{Q4 2022} + 収益_{Q3 2022}) ÷ ONEOKの株主資本総額
= (3,732 + 4,521 + 5,032 + 5,914) ÷ 7,218 = 2.66

² 競合企業の名前をクリックすると、計算が表示されます。

収益の推移について: 2018年から2023年にかけて、収益は基本的に増加傾向にあり、特に2021年第3四半期以降に顕著な伸びを示している。2021年3月期には約3195百万米ドルだったものが、2022年3月期には約5997百万米ドルとほぼ倍増しており、2023年6月期には約3732百万米ドルへ低下したものの、依然として高水準を維持している。これらの動きは、収益の増加とその後の若干の調整を示唆している。著しい収益増加は、事業拡大や販売量の増加、または価格上昇などの要因による可能性がある。
株主資本の動向: 株主資本総額は、2018年の約6701百万米ドルから2023年の約7218百万米ドルまで、全体として増加傾向にある。特に2020年以降の増加ペースが速く、2022年と2023年にかけて株主資本の増加が顕著である。これは、企業のストックバリューが向上したことや、内部留保の蓄積、含み資産の増加などを反映していると考えられる。
自己資本回転率の変動について: 自己資本回転率は2018年の数値は示されていないが、2019年第2四半期以降から顕著に改善していることが観察される。具体的に2019年第2四半期には1.90、2020年第4四半期には1.41、2021年第4四半期には3.14にまで上昇している。最高値は2021年第4四半期の3.61であり、その後はやや低下しているものの、2023年第2四半期でも2.66と高い水準を維持している。自己資本回転率の上昇は、資本の効率的な運用や収益率の改善を示すものであり、財務の効率化や生産性の向上と関連している可能性がある。

ONEOK Inc. (NYSE:OKE)

長期活動比の分析
四半期データ

長期活動比(サマリー)

固定資産回転率

総資産回転率

自己資本回転率

ONEOK Inc. (NYSE:OKE)

長期活動比の分析 四半期データ

長期活動比(サマリー)

固定資産回転率

総資産回転率

自己資本回転率

長期活動比の分析
四半期データ