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損益計算書
Dell Technologies Inc.、損益計算書から選択した項目、長期トレンド
百万米ドル
| 12ヶ月終了 | 純収益 | 営業利益(損失) | Dell Technologies Inc.に帰属する当期純利益(損失) |
|---|---|---|---|
| 2025/01/31 | |||
| 2024/02/02 | |||
| 2023/02/03 | |||
| 2022/01/28 | |||
| 2021/01/29 | |||
| 2020/01/31 | |||
| 2019/02/01 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2025-01-31), 10-K (報告日: 2024-02-02), 10-K (報告日: 2023-02-03), 10-K (報告日: 2022-01-28), 10-K (報告日: 2021-01-29), 10-K (報告日: 2020-01-31), 10-K (報告日: 2019-02-01).
- 純収益
- 期間別の値（百万米ドル）: 2019/02/01 90,621; 2020/01/31 92,154; 2021/01/29 94,224; 2022/01/28 101,197; 2023/02/03 102,301; 2024/02/02 88,425; 2025/01/31 95,567。2019年から2023年にかけては緩やかに増加し、ピークは2023年の102,301。2024年には大幅に減少し、2025年には回復したものの、2023年のピークには届いていない。
- 営業利益（損失）
- 期間別の値（百万米ドル）: 2019/02/01 -191; 2020/01/31 2,622; 2021/01/29 5,144; 2022/01/28 4,659; 2023/02/03 5,771; 2024/02/02 5,211; 2025/01/31 6,237。2019年には赤字であったが、2020年以降黒字化を維持。2021年から2023年にかけて顕著な成長を示し、2023年に最高水準に達した。その後は若干の調整を経て2025年に再び高水準へと上昇している。
- 当期純利益（株主帰属）
- 期間別の値（百万米ドル）: 2019/02/01 -2,310; 2020/01/31 4,616; 2021/01/29 3,250; 2022/01/28 5,563; 2023/02/03 2,442; 2024/02/02 3,211; 2025/01/31 4,592。2019年は大幅な赤字。2020年に黒字化して以降は変動が大きく、2022年が最高水準であったが、2023年は再び低下。2024年と2025年は回復傾向を示し、2025年には2022年水準に近づいている。
貸借対照表:資産
Dell Technologies Inc.、アセットから選択したアイテム、長期トレンド
百万米ドル
| 流動資産 | 総資産 | |
|---|---|---|
| 2025/01/31 | ||
| 2024/02/02 | ||
| 2023/02/03 | ||
| 2022/01/28 | ||
| 2021/01/29 | ||
| 2020/01/31 | ||
| 2019/02/01 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2025-01-31), 10-K (報告日: 2024-02-02), 10-K (報告日: 2023-02-03), 10-K (報告日: 2022-01-28), 10-K (報告日: 2021-01-29), 10-K (報告日: 2020-01-31), 10-K (報告日: 2019-02-01).
- 流動資産
- 本期間の流動資産は、2019/02/01の36,138百万米ドルから2022/01/28の45,033百万米ドルへ増加し、ピークを形成。増加幅は約8,895百万米ドル、約24.6%である。以降、2023/02/03には42,351百万米ドル、2024/02/02には35,947百万米ドルと大きく減少し、2025/01/31には36,229百万米ドルへ回復の兆候をみせるも、2019年水準を下回る水準で推移。総資産に対する比率は、2019年約32.3%、2020年約31.0%、2021年約35.3%で推移した後、2022年には約48.5%へ大幅に上昇。2023年約47.3%、2024年約43.8%、2025年約45.4%と、総資産が減少する局面でも流動資産の比重は高水準を維持している。
- 総資産
- 総資産は2019/02/01の111,820百万米ドルから2021/01/29の123,415百万米ドルへ増加。その後、2022/01/28には92,735百万米ドルへ大幅に減少し、2023/02/03の89,611、2024/02/02の82,089、2025/01/31の79,746へと連続的に縮小している。2021年と比較して2025年には約28%の縮小となる。これにより資産規模の全体的な低下が観察され、流動資産比率の上昇にもかかわらず、総資産の水準は長期的に抑制されている。
貸借対照表:負債と株主資本
Dell Technologies Inc.、負債および株主資本から選択された項目、長期トレンド
百万米ドル
| 流動負債 | 総負債 | 総負債 | Dell Technologies Inc.の自己資本合計(赤字) | |
|---|---|---|---|---|
| 2025/01/31 | ||||
| 2024/02/02 | ||||
| 2023/02/03 | ||||
| 2022/01/28 | ||||
| 2021/01/29 | ||||
| 2020/01/31 | ||||
| 2019/02/01 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2025-01-31), 10-K (報告日: 2024-02-02), 10-K (報告日: 2023-02-03), 10-K (報告日: 2022-01-28), 10-K (報告日: 2021-01-29), 10-K (報告日: 2020-01-31), 10-K (報告日: 2019-02-01).
- 分析対象データの構造と留意点
- 日付期間は2019/02/01から2025/01/31までの7期間、項目は流動負債、総負債（2つの列として表記された類似項目）、および自己資本合計（赤字）。単位は百万米ドル。欠損値はなく、各期間に対応する数値が全て与えられている。
- 流動負債
- 期間別の推移は以下のとおり。2019/02/01: 44,972、2020/01/31: 52,456、2021/01/29: 54,132、2022/01/28: 56,219、2023/02/03: 51,654、2024/02/02: 48,494、2025/01/31: 46,527。傾向としては、2019年初頭から2022年にかけて増加が続きピークを迎えた後、2023年以降は緩やかに低下して2025年には初期水準を下回る水準へ戻っている。
- 総負債（総負債1）
- 期間別の推移は以下のとおり。2019/02/01: 111,566、2020/01/31: 115,077、2021/01/29: 115,390、2022/01/28: 94,315、2023/02/03: 92,636、2024/02/02: 84,398、2025/01/31: 81,133。2019年から2021年にかけて緩やかに増加した後、2022年に大幅に減少し、その後も継続的に低下している。総額は2025年には約27%程度の減少（対2019年）を示している。
- 総負債（総負債2）
- 期間別の推移は以下のとおり。2019/02/01: 53,521、2020/01/31: 52,056、2021/01/29: 47,984、2022/01/28: 26,954、2023/02/03: 29,588、2024/02/02: 25,994、2025/01/31: 24,567。2019年〜2021年の間に顕著な低下を示し、2022年には大幅に落ち込んだ後、2023年に若干回復した後再び水準を低下させている。全体としては長期的な低下トレンドに揺れが生じつつも、2025年には初期水準付近へ収束している。
- 自己資本合計（赤字）
- 期間別の推移は以下のとおり。2019/02/01: -5,765、2020/01/31: -1,574、2021/01/29: 2,479、2022/01/28: -1,685、2023/02/03: -3,122、2024/02/02: -2,404、2025/01/31: -1,482。初期は赤字で推移するが、2021年には黒字化（+2,479）を達成。その後は再び赤字化に転じ、2023年には最大の赤字 (-3,122) を記録。2024年・2025年は赤字水準が縮小傾向にあるものの、2025年時点でも赤字が継続しており、黒字化には至っていない。
- 総括的所見
- 全体として、期間を通じて流動性の改善とともに負債の構造が大きく変化している様子が読み取れる。特に2022年以降、総負債1および総負債2の水準が大幅に縮小しており、資本構成のデレバレッジが進んだ可能性が示唆される。一方で自己資本は長期的には赤字が継続しており、2021年の一時的な黒字化を除けば累積的な損益の影響が依然として存在する。従って、財務体質の健全性を継続的に改善するには、赤字の解消または大幅な赤字削減と同時に、流動性を伴う資本増強や収益性の安定化が重要な前提となる。データには2022年の大幅な負債圧縮が見られるが、補足注記がないため、分類の変更や再編成などの可能性も留意する必要がある。
キャッシュフロー計算書
Dell Technologies Inc.、キャッシュフロー計算書から選択した項目、長期トレンド
百万米ドル
| 12ヶ月終了 | 営業活動による現金の変動 | 投資活動による現金の変動 | 財務活動によるキャッシュの変動 |
|---|---|---|---|
| 2025/01/31 | |||
| 2024/02/02 | |||
| 2023/02/03 | |||
| 2022/01/28 | |||
| 2021/01/29 | |||
| 2020/01/31 | |||
| 2019/02/01 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2025-01-31), 10-K (報告日: 2024-02-02), 10-K (報告日: 2023-02-03), 10-K (報告日: 2022-01-28), 10-K (報告日: 2021-01-29), 10-K (報告日: 2020-01-31), 10-K (報告日: 2019-02-01).
- 全体の要約
- 提供された期間のキャッシュフローは、運用活動の現金変動は一定の安定性を保ちつつも年ごとに変動が見られ、投資活動は年によって大きく変動、財務活動は一貫して大きなキャッシュ流出を示す構造となっている。特に財務活動のマイナスが全期間を通して突出しており、期全体の純キャッシュフローは大きく振動してきた。2020年と2021年には運用活動の高水準と組み合わせて正の純キャッシュフローを確保したが、2022年以降は財務活動の大幅なマイナスが主因となって継続的なキャッシュアウトへと転じている。
- 営業活動による現金の変動の傾向
- 2019年6991百万USD、2020年9291百万USD、2021年11407百万USDと運用キャッシュが増加し、2022年10307百万USDと依然高水準を維持。2023年3565百万USDへ大きく低下後、2024年8676百万USDで回復し、2025年4521百万USDと再び低位へ推移した。全体として、2019-2021年にかけて成長が顕著であったが、2023年以降は原資となるキャッシュ創出の規模が縮小し、安定性は低下傾向にある。
- 投資活動による現金の変動の傾向
- 2019年は3389百万USDのプラス、しかし2020年は-4686百万USDと大幅な現金流出となり、2021年は-460百万USDと縮小。2022年には1306百万USDのプラスへ転じるも、その後は2023年-3024百万USD、2024年-2783百万USD、2025年-2215百万USDと再度大きな現金流出が継続。投資活動は2019年の比較的小規模プラスから、2020年以降は一貫して資産投資・買収等の支出が増減を繰り返す構造となり、2023年以降は顕著な資本支出の継続を示唆している。
- 財務活動による現金の変動の傾向
- 期間を通じて大幅なマイナス。2019年-14329百万USD、2020年-4604百万USD、2021年-5950百万USDと推移。2022年には-16609百万USDと特に大きな現金流出を記録し、その後も2023年-1625百万USD、2024年-7094百万USD、2025年-5815百万USDと年間を通じてマイナスが継続している。大半は借入金の返済・配当・株式関連の資金動向を反映しており、財務活動が純キャッシュアウトの主因となる年が多い。特に2022年の突出したマイナスが全期間のキャッシュアウトに大きく寄与している。
- 期間別の純キャッシュフローの推移
- 2019年は-3949百万USDの純キャッシュアウト、2020年はほぼ横ばいの+1百万USD、2021年は+4997百万USDと大幅な改善。2022年は-4996百万USDへ再度転落し、2023年は-1084百万USD、2024年は-1201百万USD、2025年は-3509百万USDと、以降も継続的なキャッシュアウトが継続している。総じて、直近数年間はキャッシュ不足リスクの高まりが読み取れる。
一株当たりのデータ
Dell Technologies Inc.、1株当たりに選択されたデータ、長期トレンド
米ドル
| 12ヶ月終了 | 1株当たり基本利益1 | 希薄化後1株当たり利益2 | 1株当たり配当金3 |
|---|---|---|---|
| 2025/01/31 | |||
| 2024/02/02 | |||
| 2023/02/03 | |||
| 2022/01/28 | |||
| 2021/01/29 | |||
| 2020/01/31 | |||
| 2019/02/01 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2025-01-31), 10-K (報告日: 2024-02-02), 10-K (報告日: 2023-02-03), 10-K (報告日: 2022-01-28), 10-K (報告日: 2021-01-29), 10-K (報告日: 2020-01-31), 10-K (報告日: 2019-02-01).
1, 2, 3 分割と株式配当の調整済みデータ。
- 1株当たり基本利益
- 2019/02/01の値は-6.02ドルと赤字で始まり、2020/01/31には6.38ドルへ大幅に改善して黒字化が確認される。以降、2021/01/29は4.37ドル、2022/01/28は7.30ドルと再び高水準を付けた後、2023/02/03には3.33ドルへ低下、2024/02/02は4.46ドル、2025/01/31は6.51ドルへ再び回復している。全体として、赤字期から黒字化へ転じた後は高水準を維持する傾向が続く一方、2023年には一時的な落ち込みが観察される。2025年の水準は2022年のピークに近いが上回る局面もあり、長期的には2020年代前半の高位レンジを維持する動きが見られる。希薄化後の指標と比較すると、基本指標は常にわずかに高く推移しており、希薄化効果は限定的と解釈される。
- 希薄化後1株当たり利益
- 同様のパターンを示し、2019/02/01は-6.04ドル、2020/01/31は6.03ドル、2021/01/29は4.22ドル、2022/01/28は7.02ドル、2023/02/03は3.24ドル、2024/02/02は4.36ドル、2025/01/31は6.38ドルとなっている。基本EPSと比べた場合、希薄化後EPSは概ね0.2～0.4ポイント程度低い値を呈するケースが多く、2020年以降は基本EPSとの差が相対的に小さい期間が多い。これにより、株式報酬等の希薄化による影響は限定的であることが示唆される。
- 1株当たり配当金
- データが2023/02/03以降に限られており、2023/02/03は1.32ドル、2024/02/02は1.48ドル、2025/01/31は1.78ドルとなっている。欠損期間が長く、過去の配当履歴との比較は限定的であるが、2023年以降は年次で着実な増配を示している。これにより、キャッシュフロー改善または株主還元方針の強化を示唆する。長期的な配当継続性を評価するには、欠損期間の補完データと財務基盤の安定性を併せて考える必要がある。