損益計算書の構造
四半期データ
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2023-09-30), 10-Q (報告日: 2023-06-30), 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-K (報告日: 2022-12-31), 10-Q (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-Q (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-Q (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-K (報告日: 2019-12-31), 10-Q (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-K (報告日: 2018-12-31), 10-Q (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31).
- 売上高の変動と構成比率の変化
- 2018年から2023年にかけて、石油・ガス・NGL販売の収益に占める割合は大きく変動しながらも、2022年以降は比較的一定の範囲内(約67%から75%)で推移している。一方、石油、ガス、NGL誘導体は、特定期間には負の割合を記録しているが、長期的には比較的安定した正の割合に回復している。マーケティングおよび中流収益の割合は、2018年から2020年までは比較的安定しているが、2021年以降はおおむね30%から40%の範囲で推移し、収益構成の変化はあるものの、両部門の収益構成比は過去数年間において安定していることが示唆される。
- 売上総利益の推移
- 売上総利益は、2018年の平均値から2020年にかけて増加傾向にあり、2021年以降は50%以上の利益率を維持している。特に、2020年度には一時的に損失に近い状態となったが、その後の回復が見られることから、収益性の改善が進んでいると考えられる。
- 営業利益と純利益の変動
- 営業利益は2020年に大きな損失を記録した後、2021年以降は再び黒字へと回復傾向を示している。特に2021年第4四半期には大きな利益を示している。純利益も同様に、2020年に大きな赤字を出した後、2021年から2023年にかけて一定の黒字状態を維持しており、収益性の向上とともにリスク管理の改善の兆候が読み取れる。
- コスト構造の変化
- 制作費、マーケティングおよび中流費用、収益コストは全体的に増加傾向または高い変動性を示しているものの、2021年以降は比較的安定傾向にある。特に、収益コスト比率は高い水準で推移しているが、近年はやや抑制されつつある傾向も見られる。減価償却費は継続的に高い割合を占めているが、2022年以降は増減を繰り返しながらも一定の範囲に収まっている。
- 費用と利益の関係性
- 営業利益の大きな変動は主に制作費や収益コストの増減に左右されている。特に、2020年度の大幅な赤字は、売上総利益の低下と高いコスト負担に起因していると推測される。一方、税引前利益や純利益の回復は、コスト圧縮や収益構造の改善によるものであり、継続事業の利益性回復が進行していることを示している。
- その他の利益・損失と純利益への影響
- 資産の減損、資産処分、事業再編に伴う費用・損失の時期や規模により、純利益に大きな影響を及ぼしている。2020年の資産減損や資産処分に伴う損失は、純利益の大幅な減少に寄与している。調整後の純利益は回復基調にあり、特に2021年以降はプラス圏に復帰していることから、経営改善が進展していると考えられる。
- 税金と非継続事業の影響
- 税効果と非継続事業からの利益・損失の寄与は、純利益の変動に一定の影響を与えている。特に、非継続事業の損益は大きく変動しているが、全体としては継続事業の改善により、当期純利益の安定化に寄与している。税金効果は安定した範囲内で推移しており、税制の変動が大きな要因とはなっていないようだ。