貸借対照表の構造:資産
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McKesson Corp.、連結貸借対照表の構成:資産
| 2016/03/31 | 2015/03/31 | 2014/03/31 | 2013/03/31 | 2012/03/31 | 2011/03/31 | ||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 現金および現金同等物 | |||||||||||||
| 売掛金、純額 | |||||||||||||
| 棚卸資産、純 | |||||||||||||
| 前払い費用およびその他の | |||||||||||||
| 流動資産 | |||||||||||||
| 有形固定資産、プラントおよび設備、ネット | |||||||||||||
| 好意 | |||||||||||||
| 無形固定資産、純額 | |||||||||||||
| その他の固定資産 | |||||||||||||
| 固定資産 | |||||||||||||
| 総資産 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2016-03-31), 10-K (報告日: 2015-03-31), 10-K (報告日: 2014-03-31), 10-K (報告日: 2013-03-31), 10-K (報告日: 2012-03-31), 10-K (報告日: 2011-03-31).
- 総資産に占める流動資産の割合の推移について
- 流動資産は、2011年から2016年までの期間において、概ね全体の70％台を維持しており、特に2014年には62.93％とやや低下したものの、その後再び高い水準に回復している。これにより、流動資産の割合は比較的安定して推移していることが示されているが、一時的に比率が下がった時期も存在している。
- 現金および現金同等物の推移と資産構成への影響
- 現金および現金同等物の割合は、2011年の11.69％から2013年に7.06％へ減少し、その後2014年以降は増加傾向にあり、2015年には9.91％、2016年には7.16％の水準にとどまっている。この動きは、現金保持の増減や資産構成の変化を反映している可能性があるが、総資産に占める割合は比較的小幅な変動範囲内にとどまっている。
これにより、企業は一定の流動性を確保しつつも、現金の持ち高をコントロールしていることがうかがえる。 - 売掛金の割合とその推移
- 売掛金は、総資産に占める割合で見ると、2011年の29.74％から2016年には31.79％と全体的に増加している。これにより、売掛金の比率は長期的にやや上昇しており、未収金管理の状況や販売先の信用管理に変化があった可能性を示唆している。
この増加傾向は、売上規模や販売戦略の変化と関連している可能性も考えられる。 - 棚卸資産の変動と比率の推移について
- 棚卸資産は、総資産に占める割合が2011年の29.87％から2014年に25.71％へ減少した後、2016年には27.11％に回復している。これにより、在庫の比率は比較的低い水準を維持しつつも、一時的に減少した期間も存在した。
この変動は、在庫管理の効率化や販売活動の変動によるものと推察される。 - 固定資産の構成と変化について
- 固定資産は、総資産に占める割合で見た場合、2011年の27.61％から2014年の37.07％にかけて上昇し、その後やや低下して2016年には32.05％へと戻りつつある。この動きは、有形固定資産や無形固定資産の変動に起因していると考えられる。特に無形固定資産は、2014年に最大の9.7％に達した後、減少傾向にある。
これらの変化は、企業の設備投資やM&A活動、知的財産権の取得・処分などの資産戦略の変動を反映している可能性がある。 - 知的資産（好意と無形固定資産）の動向と資産構成
- 好意の割合は、2011年の14.13％から2014年には19.18％に増加しているが、その後やや減少し、2016年には17.3％となっている。一方、無形固定資産は2014年に6.53％から減少し、2016年には5.34％となった。
これらの動きは、買収による好意の評価増や無形資産の償却・除却を反映している可能性もあり、資産リストラクチャリングの一環として解釈できる。 - 資産構成における傾向と総括
- 全体を通じて見ると、流動資産の比率は概ね安定している一方、固定資産の比率は一定の変動を示している。特に、無形資産や好意を含む非流動資産の割合の変動は、戦略的な資産運用や企業の事業活動の方向性を反映していることが考えられる。
これらの動きは、資産の保有バランスや流動性管理の観点から重要なポイントとされ、今後の資産管理や資金調達の意思決定に影響を与える可能性がある。