包括利益計算書

包括利益とは、非所有者の源泉からの取引やその他のイベントや状況による、期間中の企業の資本(純資産)の変化です。これには、所有者による投資および所有者への分配に起因するものを除き、期間中の資本のすべての変動が含まれます。

Occidental Petroleum Corp.、連結包括利益計算書

百万米ドル

12ヶ月終了	2024/12/31	2023/12/31	2022/12/31	2021/12/31	2020/12/31
当期純利益(損失)	3,078)	4,696)	13,304)	2,322)	(14,831)
デリバティブの利益(損失)	(5)	44)	80)	14)	4)
年金および退職後の利益(損失)	(89)	34)	321)	67)	(71)
他	(2)	2)	2)	(1)	—)
その他の包括利益(損失)(税引後)	(96)	80)	403)	80)	(67)
包括利益(損失)	2,982)	4,776)	13,707)	2,402)	(14,898)
非支配持分に帰属する包括利益	(22)	—)	—)	—)	—)
優先株主および普通株主に帰属する包括利益(損失)	2,960)	4,776)	13,707)	2,402)	(14,898)

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2024-12-31), 10-K (報告日: 2023-12-31), 10-K (報告日: 2022-12-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2020-12-31).

当期純利益の推移: 2020年には約-1億4831万ドルの純損失を計上していたが、その後2021年に黒字に転換し約2322万ドルの利益を記録した。2022年には増加し約1億3304万ドルの利益を示し、その後2023年には約4696万ドルへと減少したものの、2024年には約3078万ドルに回復の兆しを見せている。これらの動きは、純利益の一時的な揺れを示しつつも、概ね利益を維持・回復していると解釈できる。特に2021年以降は黒字化傾向が顕著である。
デリバティブの利益(損失)の変動: デリバティブに関連する利益は、2020年には4百万ドル、2021年に14百万ドル、2022年に80百万ドルと増加傾向であった。2023年には44百万ドルに減少したが、2024年にはマイナスの-5百万ドルとなり、利益から損失へと逆転している。この変動は、財務リスク管理の影響を反映している可能性が高い。
年金および退職後の利益(損失): この項目は、2020年に-71百万ドルの損失から始まり、2021年は67百万ドルの純利益を記録。2022年には321百万ドルと大きな利益に拡大したが、2023年には約34百万ドルに縮小し、2024年には-89百万ドルと再び損失に転じている。年金に関する利益の変動は、退職給付制度の評価や市場変動による影響が反映されていると考えられる。
その他の包括利益(損失)および合計包括利益: その他の包括利益は、2020年の-67百万ドルから2022年には403百万ドルと大きく増加した。2023年には約80百万ドルに縮小したが、2024年には-96百万ドルと損失に転じている。包括利益全体も2020年の-1億4898万ドルから2022年にかけて大幅に増加し、その後徐々に縮小、2024年には再び損失に転じている。これらの変動は、税効果を考慮した投資評価や外部要因による投資損益の変動を反映していると推察される。
総合的な傾向: 全体として、2020年の大きな損失から、2021年および2022年にかけて黒字と利益のピークを迎え、その後2023年から2024年にかけてやや縮小もしくは損失に転じる傾向が見られる。特に、純利益の変動と包括利益の動きは、同社の財務パフォーマンスが外部市場動向や内部戦略、リスク管理によって影響を受けていることを示唆している。今後もこれらの要因の動向に注視する必要がある。

Occidental Petroleum Corp. (NYSE:OXY)

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