収益率の分析
四半期データ
収益率は、企業がそのリソース(資産)から収益性の高い売上を生み出す能力を測定します。
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収益率(サマリー)
Visa Inc.、収益率(四半期データ)
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-Q (報告日: 2022-12-31), 10-K (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-Q (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-Q (報告日: 2020-12-31), 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-Q (報告日: 2019-12-31), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-Q (報告日: 2018-12-31), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-Q (報告日: 2017-12-31), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-Q (報告日: 2017-06-30), 10-Q (報告日: 2017-03-31), 10-Q (報告日: 2016-12-31).
- 収益性の推移
-
営業利益率は2016年以降安定した水準で推移しており、2017年12月期以降はおおむね63.5%から66.7%の範囲内で変動している。この安定性は、同社のコスト管理および収益構造が比較的堅固であることを示していると考えられる。
純利益率についても高い水準を維持し、2017年以降においてもおおむね47%から53%の範囲内で推移している。特に2017年6月期から2019年3月期にかけて、急激な上昇を見せており、効率的なコスト制御と収益性の向上を示唆している。
- ROE（自己資本利益率）の動向
-
ROEは2017年から顕著な上昇傾向を示しており、2022年の水準では41%前後に達している。特に2019年以降は35%を超える水準で安定しており、株主資本に対して高い収益性を実現していることがわかる。
この傾向は、収益性の向上とともに自己資本の効率的な運用が図られていることを反映していると解釈できる。
- ROA（総資産利益率）の動向
-
ROAは2017年に9.85%であったが、その後緩やかに上昇し、2022年には約18.2%に達している。期間を通じて一貫した上昇傾向を示しており、総資産に対して高い収益を上げていることを示している。
この増加は、資産効率の向上および運用効率の改善を反映しており、企業の持続的な成長と高い資産運用効率の実現に寄与していると考えられる。
売上高利益率
投資収益率
営業利益率
Visa Inc.、営業利益率、計算式(四半期データ)
| 2023/03/31 | 2022/12/31 | 2022/09/30 | 2022/06/30 | 2022/03/31 | 2021/12/31 | 2021/09/30 | 2021/06/30 | 2021/03/31 | 2020/12/31 | 2020/09/30 | 2020/06/30 | 2020/03/31 | 2019/12/31 | 2019/09/30 | 2019/06/30 | 2019/03/31 | 2018/12/31 | 2018/09/30 | 2018/06/30 | 2018/03/31 | 2017/12/31 | 2017/09/30 | 2017/06/30 | 2017/03/31 | 2016/12/31 | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 選択した財務データ (百万米ドル) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 営業利益 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 純売上高 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 収益率 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 営業利益率1 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ベンチマーク | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 営業利益率競合 他社2 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Accenture PLC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Adobe Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Cadence Design Systems Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| CrowdStrike Holdings Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Datadog Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Fair Isaac Corp. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| International Business Machines Corp. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Intuit Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Microsoft Corp. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Oracle Corp. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Palantir Technologies Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Palo Alto Networks Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Salesforce Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ServiceNow Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Synopsys Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Workday Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-Q (報告日: 2022-12-31), 10-K (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-Q (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-Q (報告日: 2020-12-31), 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-Q (報告日: 2019-12-31), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-Q (報告日: 2018-12-31), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-Q (報告日: 2017-12-31), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-Q (報告日: 2017-06-30), 10-Q (報告日: 2017-03-31), 10-Q (報告日: 2016-12-31).
1 Q2 2023 計算
営業利益率 = 100
× (営業利益Q2 2023
+ 営業利益Q1 2023
+ 営業利益Q4 2022
+ 営業利益Q3 2022)
÷ (純売上高Q2 2023
+ 純売上高Q1 2023
+ 純売上高Q4 2022
+ 純売上高Q3 2022)
= 100 × ( + + + )
÷ ( + + + )
=
2 競合企業の名前をクリックすると、計算が表示されます。
- 平均的な売上高の推移
- 期間全体を通じて純売上高は上昇傾向にあり、特に2020年以降には大きな成長が見られる。2020年第1四半期には約4,837百万米ドルであった売上高は、2023年第1四半期には約7,985百万米ドルへと増加しており、継続的な売上拡大が維持されている。
- 営業利益の動向
- 営業利益は、2016年末の約3,100百万米ドルから、2023年第1四半期には約5,090百万米ドルまで増加している。2018年の利益のピーク時には3,717百万米ドルを記録するなど、一時的な増減はあるものの、全体として増加傾向を示している。特に2021年以降は、それまでの数年間で安定した成長を見せており、利益が増加していることが確認できる。
- 営業利益率の変動
- 営業利益率は、2017年以降およそ62%から66%の範囲で推移し、比較的高い収益性を維持している。2022年の営業利益率は約63.36%から66.66%まで変動しているが、概ね安定したレベルにある。営業利益率の変動はあるが、効率的なコスト管理や収益構造の健全性を示唆していると考えられる。
- 総合的な傾向分析
- 財務指標の分析から、売上高と営業利益はいずれも長期的に増加しており、売上高の増加に伴い収益性も高まっていることが示されている。営業利益率の安定も、収益性の向上及びコスト効率の良さを反映している可能性が高い。これらのデータは、会社の継続的な成長戦略と効率的な運営が成果を挙げていることを示唆している。今後もこれらのトレンドを維持できるかが、今後の財務環境の変化に対する重要なポイントとなるだろう。
純利益率
Visa Inc.、純利益率、計算式(四半期データ)
| 2023/03/31 | 2022/12/31 | 2022/09/30 | 2022/06/30 | 2022/03/31 | 2021/12/31 | 2021/09/30 | 2021/06/30 | 2021/03/31 | 2020/12/31 | 2020/09/30 | 2020/06/30 | 2020/03/31 | 2019/12/31 | 2019/09/30 | 2019/06/30 | 2019/03/31 | 2018/12/31 | 2018/09/30 | 2018/06/30 | 2018/03/31 | 2017/12/31 | 2017/09/30 | 2017/06/30 | 2017/03/31 | 2016/12/31 | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 選択した財務データ (百万米ドル) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 手取り | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 純売上高 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 収益率 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 純利益率1 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ベンチマーク | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 純利益率競合 他社2 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Accenture PLC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Adobe Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Cadence Design Systems Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| CrowdStrike Holdings Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Datadog Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Fair Isaac Corp. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| International Business Machines Corp. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Intuit Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Microsoft Corp. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Oracle Corp. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Palantir Technologies Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Palo Alto Networks Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Salesforce Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ServiceNow Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Synopsys Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Workday Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-Q (報告日: 2022-12-31), 10-K (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-Q (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-Q (報告日: 2020-12-31), 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-Q (報告日: 2019-12-31), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-Q (報告日: 2018-12-31), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-Q (報告日: 2017-12-31), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-Q (報告日: 2017-06-30), 10-Q (報告日: 2017-03-31), 10-Q (報告日: 2016-12-31).
1 Q2 2023 計算
純利益率 = 100
× (手取りQ2 2023
+ 手取りQ1 2023
+ 手取りQ4 2022
+ 手取りQ3 2022)
÷ (純売上高Q2 2023
+ 純売上高Q1 2023
+ 純売上高Q4 2022
+ 純売上高Q3 2022)
= 100 × ( + + + )
÷ ( + + + )
=
2 競合企業の名前をクリックすると、計算が表示されます。
- 売上高の推移
- 2016年から2023年にかけて、純売上高は概要として上昇傾向を示している。特に2017年から2019年にかけての売上高は一貫して増加しており、ピークは2022年第2四半期に見られる。2020年には一時的にやや減少する局面もあったが、全体としては上昇基調が維持されている。
- 純利益率の動向
- 純利益率は2017年第2四半期以降、概ね50%前後に安定しているが、若干の変動も観測される。特に2018年第3四半期から2019年第4四半期にかけて高水準（約52～53%）を維持し、その後一時的に47～50%の範囲に落ち着いた。2022年以降も50%前後で推移しており、利益率の安定性が示されている。
- 収益性の安定性と成長
- 売上高の継続的な増加とともに、純利益率も高水準を維持しており、収益性の高さと安定性がうかがえる。特に2017年以降は一貫して売上と利益率が堅調に推移しており、事業の収益構造が堅固であると考えられる。また、売上高の伸びに伴う純利益の増加も顕著であり、総合的な業績は良好な状態にあるといえる。
- 周期的な変動と趨勢
- 2018年以降、四半期ごとの売上高と利益率の数値に一定の変動はあるものの、長期的なトレンドとしては成長を続けていることが観察される。2020年のコロナ禍による一時的な影響も一部見られるが、翌年には回復基調にあることから、事業の耐性と柔軟性が示唆される。
自己資本利益率 (ROE)
Visa Inc.、 ROE、計算式(四半期データ)
| 2023/03/31 | 2022/12/31 | 2022/09/30 | 2022/06/30 | 2022/03/31 | 2021/12/31 | 2021/09/30 | 2021/06/30 | 2021/03/31 | 2020/12/31 | 2020/09/30 | 2020/06/30 | 2020/03/31 | 2019/12/31 | 2019/09/30 | 2019/06/30 | 2019/03/31 | 2018/12/31 | 2018/09/30 | 2018/06/30 | 2018/03/31 | 2017/12/31 | 2017/09/30 | 2017/06/30 | 2017/03/31 | 2016/12/31 | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 選択した財務データ (百万米ドル) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 手取り | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 持分 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 収益率 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ROE1 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ベンチマーク | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ROE競合 他社2 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Accenture PLC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Adobe Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Cadence Design Systems Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| CrowdStrike Holdings Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Datadog Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Fair Isaac Corp. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| International Business Machines Corp. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Intuit Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Microsoft Corp. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Oracle Corp. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Palantir Technologies Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Palo Alto Networks Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Salesforce Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ServiceNow Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Synopsys Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Workday Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-Q (報告日: 2022-12-31), 10-K (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-Q (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-Q (報告日: 2020-12-31), 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-Q (報告日: 2019-12-31), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-Q (報告日: 2018-12-31), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-Q (報告日: 2017-12-31), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-Q (報告日: 2017-06-30), 10-Q (報告日: 2017-03-31), 10-Q (報告日: 2016-12-31).
1 Q2 2023 計算
ROE = 100
× (手取りQ2 2023
+ 手取りQ1 2023
+ 手取りQ4 2022
+ 手取りQ3 2022)
÷ 持分
= 100 × ( + + + )
÷ =
2 競合企業の名前をクリックすると、計算が表示されます。
- 全体的な傾向と財務パフォーマンスの変化
-
期間を通じて、売上高の推移は顕著な成長を示している。特に2020年第2四半期（2020/06/30）以降には、売上のピークを迎え、その後も高水準を維持していることが観察される。これに伴い、純利益も増加傾向を示し、2017年から2023年にかけて一貫した上昇を見せている。特に2021年第2四半期以降、純利益は急激に増加し、2022年には最高値を記録している。
一方、株主資本（持分）は長期的に増加傾向にあり、2020年度以降に特に顕著な伸びを見せている。この動きは、利益の積み増し及び株主還元策による効果と推測される。
- 収益性指標の推移
- ROE（自己資本利益率）に関しては、2017年の後半から徐々に改善し、2019年以降は継続的に高い水準を維持している。特に2022年には42.04%に達し、投資効率の向上を示している。この数値の上昇は、利益の増加とともに株主資本も増加していることに起因し、資本効率が向上していると考えられる。
- 期間別のポイントと洞察
-
2016年度と2017年度においては、売上高の変動はあるものの、比較的一定範囲内で推移している。2020年度にはCOVID-19パンデミックの影響が考えられるが、その期間においても売上と純利益は比較的堅調に推移している。特に、2021年以降の経済活動の正常化とともに、売上や利益の回復、ROEの上昇が見られることから、積極的な市場展開や事業戦略の成功が示唆される。
総じて、収益性、資本効率ともに良好な状態にあり、安定した成長の傾向が続いていると評価できる。
総資産利益率 (ROA)
Visa Inc.、 ROA、計算式(四半期データ)
| 2023/03/31 | 2022/12/31 | 2022/09/30 | 2022/06/30 | 2022/03/31 | 2021/12/31 | 2021/09/30 | 2021/06/30 | 2021/03/31 | 2020/12/31 | 2020/09/30 | 2020/06/30 | 2020/03/31 | 2019/12/31 | 2019/09/30 | 2019/06/30 | 2019/03/31 | 2018/12/31 | 2018/09/30 | 2018/06/30 | 2018/03/31 | 2017/12/31 | 2017/09/30 | 2017/06/30 | 2017/03/31 | 2016/12/31 | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 選択した財務データ (百万米ドル) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 手取り | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 総資産 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 収益率 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ROA1 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ベンチマーク | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ROA競合 他社2 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Accenture PLC | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Adobe Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Cadence Design Systems Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| CrowdStrike Holdings Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Datadog Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Fair Isaac Corp. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| International Business Machines Corp. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Intuit Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Microsoft Corp. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Oracle Corp. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Palantir Technologies Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Palo Alto Networks Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Salesforce Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ServiceNow Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Synopsys Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Workday Inc. | ||||||||||||||||||||||||||||||||||
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-Q (報告日: 2022-12-31), 10-K (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-Q (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-Q (報告日: 2020-12-31), 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-Q (報告日: 2019-12-31), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-Q (報告日: 2018-12-31), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-Q (報告日: 2017-12-31), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-Q (報告日: 2017-06-30), 10-Q (報告日: 2017-03-31), 10-Q (報告日: 2016-12-31).
1 Q2 2023 計算
ROA = 100
× (手取りQ2 2023
+ 手取りQ1 2023
+ 手取りQ4 2022
+ 手取りQ3 2022)
÷ 総資産
= 100 × ( + + + )
÷ =
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- 全体的な財務パフォーマンスの傾向
- 分析期間中、総資産は上昇傾向にあり、2016年末の約63,370百万米ドルから2023年の年度末には約86,755百万米ドルに増加していることが確認される。本期間において資産規模の拡大が継続しており、事業規模や資産運用の拡大に伴う成長を示唆している。
- 売上高の推移と利益の変化
- 手取りは、2016年末の約2,070百万米ドルから2023年3月末の約4,257百万米ドルに増加しており、一定の成長を続けている。ただし、2017年4月から2018年6月にかけて一時的に減少する局面も見られるが、その後再び増加に転じている。特に2020年以降には手取りが再び大きく増加し、2021年にはピークの約3,959百万米ドルに達している。
- 収益性の指標（ROA）の動向
- ROA（総資産利益率）は、2017年4月以降において安定的な改善を示し、2017年4月の約9.85%から2023年3月の約18.2%に至るまでにほぼ倍増した。特に2020年から2021年に向けての期間に大きな伸びが見られ、収益性が向上していることがわかる。これにより、資産効率の改善や収益力の増加が示唆される。
- 資産規模と収益性の関係性
- 総資産は継続的に拡大しつつも、ROAは一定の範囲内で変動している。特に2020年以降、資産の増加を背景にROAも高水準を維持しており、資産拡大とともに利益創出能力も向上していると考えられる。
- その他の観察点
- 一定期間を通じて、利益と資産がともに増加していること、そしてその中でもROAの上昇傾向は、効率的な資産運用と収益性の改善を示している。特に2021年以降、利益の増大とROAの高水準維持は、良好な財務状況を反映している可能性が高い。