貸借対照表:負債と株主資本
四半期データ
貸借対照表は、債権者、投資家、アナリストに、会社のリソース(資産)とその資本源(資本および負債)に関する情報を提供します。通常、企業の資産の将来の収益能力に関する情報や、売掛金や棚卸資産から生じる可能性のあるキャッシュフローの指標も提供します。
負債は、過去の出来事から生じる会社の義務を表し、その決済は企業からの経済的利益の流出をもたらすと予想されています。
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Express Scripts Holding Co.、連結貸借対照表:負債および自己資本(四半期データ)
千米ドル
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-K (報告日: 2017-12-31), 10-Q (報告日: 2017-09-30), 10-Q (報告日: 2017-06-30), 10-Q (報告日: 2017-03-31), 10-K (報告日: 2016-12-31), 10-Q (報告日: 2016-09-30), 10-Q (報告日: 2016-06-30), 10-Q (報告日: 2016-03-31), 10-K (報告日: 2015-12-31), 10-Q (報告日: 2015-09-30), 10-Q (報告日: 2015-06-30), 10-Q (報告日: 2015-03-31), 10-K (報告日: 2014-12-31), 10-Q (報告日: 2014-09-30), 10-Q (報告日: 2014-06-30), 10-Q (報告日: 2014-03-31), 10-K (報告日: 2013-12-31), 10-Q (報告日: 2013-09-30), 10-Q (報告日: 2013-06-30), 10-Q (報告日: 2013-03-31).
- 全体的な財務動向：
- 2013年から2018年にかけて、総負債と株主資本の合計は大きく変動しつつも、基本的には増加傾向を示している。特に、総負債は顕著に増加し、2018年には約55億千米ドルに達している。一方、株主資本も同期間において一貫して増加し、2018年には約19億米ドルに到達している。これらの指標は、企業が資金調達や資産の拡大に積極的に取り組んでいる可能性を示唆している。
- 負債構成の変化：
- 流動負債は、2013年から2018年にかけて増加傾向にあり、特に2014年から2016年にかけて顕著に増加している。長期借入金も同様に増加傾向を示し、総負債の拡大に寄与している。短期・長期借入金の満期に関しては、期間を通じて変動が見られるが、特に2016年には増加が顕著となっている。このことから、資金調達において長期借入の比重を高める戦略が採られていた可能性が考えられる。
- 株主資本の変動：
- 株主資本は、総株主資本の増加とともに、額面株式と追加資本金の双方での積み上げが観察される。特に、追加資本金は2013年から2018年にかけて持続的に増加しており、企業の資本拡充策を反映していると考えられる。一方、剰余金も増加を続けており、配当政策や利益の蓄積を示唆している。その他の包括利益も変動はあるが、概ねプラスの傾向を維持している。
- 流動比率と負債比率：
- 流動負債は2013年の約11.5億米ドルから2018年には約18.7億米ドルに増加しているが、流動資産と比較したときの流動比率は詳細な流動資産データが不可欠であるため、ここでは推測に留まる。負債比率（総負債/株主資本）は年を追うごとに高まる傾向にあり、2018年には約2.7倍となっていることから、財務レバレッジの増加が見て取れる。
- 財務の健全性：
- 長期借入金と総負債の増加は負債比率の上昇を招き、財務のリスクが高まっている可能性を示唆している。一方、株主資本も増加しているため、自己資本比率は相対的に安定しているといえる。ただし、負債レベルの拡大が継続していることから、今後の経済状況や市場環境によって財務の柔軟性やリスクが変動する可能性も考慮すべきである。