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Allergan Inc. (NYSE:AGN.)

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損益計算書の構造 

Allergan Inc.、連結損益計算書の構成

Microsoft Excel
12ヶ月終了 2014/12/31 2013/12/31 2012/12/31 2011/12/31 2010/12/31
製品純売上高 100.00 100.00 100.00 100.00 100.00
売上原価(無形固定資産の償却を除く) -11.82 -12.84 -13.58 -14.00 -14.98
無形固定資産の償却 -1.58 -1.88 -2.30 -2.39 -2.86
粗利 86.60% 85.28% 84.12% 83.61% 82.16%
その他の収益 1.57 1.66 1.70 1.35 2.07
販売、一般および管理 -39.81 -40.65 -39.74 -42.02 -41.86
研究開発 -16.72 -16.82 -17.33 -16.88 -16.69
法的和解 0.00 0.00 0.00 0.00 -12.64
無形固定資産の減損および関連費用 0.00 -0.18 -0.39 -0.44 -7.66
リストラクチャリング費用 -3.44 -0.09 -0.10 -0.09 -0.01
営業利益 28.20% 29.19% 28.26% 25.53% 5.37%
受取利息 0.11 0.11 0.12 0.13 0.15
利息 -0.97 -1.21 -1.11 -1.34 -1.63
その他、ネット 0.59 -0.17 -0.40 -0.01 -0.34
営業外収益(費用) -0.28% -1.27% -1.40% -1.22% -1.82%
継続事業による税引前利益 27.92% 27.93% 26.86% 24.31% 3.54%
法人税引当金 -6.41 -7.39 -7.55 -6.76 -3.44
継続事業による利益 21.51% 20.53% 19.31% 17.54% 0.10%
非継続事業からの利益(適用される法人税を差し引いたもの) 0.00 0.23 0.00 0.00 0.00
非継続事業の売却損(適用される法人税を差し引いたもの) -0.05 -4.81 0.00 0.00 0.00
非継続事業 -0.05% -4.58% 0.00% 0.00% 0.00%
当期純利益 21.45% 15.95% 19.31% 17.54% 0.10%
非支配持分に帰属する当期純利益 -0.06 -0.06 -0.06 -0.07 -0.09
当期純利益はAllergan, Inc.に帰属します。 21.39% 15.90% 19.25% 17.48% 0.01%

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2014-12-31), 10-K (報告日: 2013-12-31), 10-K (報告日: 2012-12-31), 10-K (報告日: 2011-12-31), 10-K (報告日: 2010-12-31).


売上高の安定性と利益率の向上
過去5年間において、製品純売上高は基準値を100とし、一定の安定性を維持している。売上高に対する売上原価率は13.58%から14.98%の範囲で変動し、全体的にわずかに改善しており、粗利益率は82.16%から86.6%に上昇している。これにより、売上高に対する収益性が向上していることが示唆される。
営業利益と純利益の増加傾向
営業利益は2010年の5.37%から2014年には28.2%まで増加し、収益性の顕著な向上を示す。また、継続事業による税引前利益と当期純利益も同様に増加傾向にあり、2014年にはそれぞれ約27.92%と21.45%に達している。一方、非継続事業からの利益・損失や売却損は一定の変動を示し、安定した利益の確保に寄与していることが考えられる。
費用構造の変化
販売費及び一般管理費は売上高に対して約39.81%から42.02%の範囲で推移し、一定の割合を占めている。研究開発費は約16.7%から17.33%と若干増加傾向にあり、研究投資の継続と拡大の意向がうかがえる。リストラクチャリング費用は2014年に大きく上昇しており、事業整理や組織再編が進められた可能性が示唆される。
法的和解および減損費用
法的和解費用は2012年までに計上され、その後は情報が欠落しているため継続性は不明であるが、無形固定資産の減損および関連費用は2010年から2011年にかけて大きく削減された後、一定水準で推移している。これらの費用は、リスク管理や資産の適正評価に関連していると考えられる。
税負担と純利益の関係
法人税引当金の比率は、2010年の3.44%から2012年の7.55%に一時的に増加したが、2014年には6.41%に減少している。税負担の変動に伴い、当期純利益も安定的に増加しており、2014年には21.45%と高い水準に達している。非支配持分の寄与は比較的小さく、企業の収益の大部分は株主に帰属していることが示される。
全体的な展望
総合的に見て、売上高や利益指標は着実に向上しており、収益性と費用管理の改善が示されている。また、研究開発投資や事業再編に積極的であり、長期的な成長戦略を進めていることが推察される。一方、法的・資産減損費用といった特定のリスク要因も見受けられるため、今後はこれらのリスク管理と効率的なコストコントロールが重要となると考えられる。