損益計算書
四半期データ
損益計算書は、一定期間にわたる企業の事業活動の財務結果に関する情報を示しています。損益計算書は、会社が期間中にどれだけの収益を生み出したか、そしてその収益を生み出すことに関連してどのような費用がかかったかを伝えます。
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Kimberly-Clark Corp.、連結損益計算書(四半期データ)
百万米ドル
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-Q (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-K (報告日: 2019-12-31), 10-Q (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-K (報告日: 2018-12-31), 10-Q (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-K (報告日: 2017-12-31), 10-Q (報告日: 2017-09-30), 10-Q (報告日: 2017-06-30), 10-Q (報告日: 2017-03-31), 10-K (報告日: 2016-12-31), 10-Q (報告日: 2016-09-30), 10-Q (報告日: 2016-06-30), 10-Q (報告日: 2016-03-31).
- 売上高の動向
- 売上高は、2016年3月期の4,476百万ドルをピークに、その後一時的に増減を繰り返しながらも、2019年3月期には約4,594百万ドルを記録しており、比較的安定した増加傾向が見られる。2020年以降はコロナ禍の影響もあり若干の変動はあるものの、最終的には約4,743百万ドルに至っており、長期的な成長を示している。
- コストと粗利益の変動
- 販売された製品のコストは、2016年の段階では約2,837百万ドルであり、その後大きな変動を伴いながらも、2020年に向けて堅調に推移している。一方、粗利益は2016年には約1,639百万ドルから始まり、2019年には約1,586百万ドルを記録。2020年にかけては約1,590百万ドルまで増加しており、売上高の増加とともに利益率の維持に成功していることが示唆される。
- 営業利益と経費の動向
- 営業利益は2016年3月期の804百万ドルから、2020年には約749百万ドルまで増減を繰り返しながらも、概ね高水準を維持している。特に2019年の営業利益は約925百万ドルを記録し、前年に比べて増加している。マーケティング、リサーチ等の経費は全般的に増加傾向にあり、経費の管理とともに売上高の増加に伴う収益拡大努力が示されている。
- 税引前利益および純利益の推移
- 税引前利益は、2016年に約732百万ドルから、2019年には約856百万ドルに達し、その後2020年には約674百万ドルに減少している。一方、当期純利益は同期間中に増加傾向を示し、2016年の約545百万ドルから2019年には約681百万ドルに到達している。米国法人税の増減や一時的な費用変動が影響していると考えられるが、その後も長期的には堅調な利益水準を維持している。
- 非支配持分や株主に帰属する利益の動向
- 持分会社の純利益割合は、2016年の約35%から2021年にかけて約39%まで推移し、持分の増加とともに純利益に対する比率も上昇している。このことは、株主に帰属する純利益の増加により、全体の利益に対する貢献度が高まっていることを示している。非支配持分に帰属する純利益も変動はあるものの、全体の利益構造において重要な要素となっている。
- 結論
- 総合的に見て、売上高及び純利益はいずれも一定の成長を示しており、コスト管理と利益率の維持に成功していることがうかがえる。また、経費の増加を伴いながらも利益の拡大を達成しており、市場の競争力と収益性は堅調に推移していると分析できる。今後も長期的な設備投資やマーケティング活動が重要となるが、基本的な営業基盤は安定していると考えられる。