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Zoetis Inc. (NYSE:ZTS)

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包括利益計算書 

Zoetis Inc.、連結包括利益計算書

百万米ドル

Microsoft Excel
12ヶ月終了 2023/12/31 2022/12/31 2021/12/31 2020/12/31 2019/12/31
非支配持分への配分前当期純利益 2,340 2,111 2,034 1,636 1,500
キャッシュフローヘッジのためのデリバティブの未実現利益(損失)(税引後) (5) 86 19 (15) 4
純投資ヘッジのためのデリバティブの未実現利益(損失)(税引後) (23) 36 42 (58) 12
外貨換算調整、純額 (188) (101) 69 (104)
福利厚生プラン:数理計算上の利益(損失)、税引後 6 13 6 (9)
その他の包括利益(損失)(税引後) (22) (53) (34) (4) (97)
非支配持分への配賦前包括利益 2,318 2,058 2,000 1,632 1,403
非支配持分に帰属する包括損失 4 3 3 2
ゾエティスに帰属する包括利益 2,322 2,061 2,003 1,634 1,403

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2023-12-31), 10-K (報告日: 2022-12-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-K (報告日: 2019-12-31).


純支配株主に帰属する包括利益の推移
2019年から2023年までの期間において、純支配株主に帰属する包括利益は一貫して増加している傾向が見られる。2019年の1,403百万米ドルから2023年には2,322百万米ドルに増加しており、約65%の成長を示している。この間、各年度にわたり安定した成長を続けていることが示唆されており、企業の収益力の向上が反映されている。
当期純利益の推移とその割合
非支配持分への配分前当期純利益も着実に増加し、2019年の1,500百万米ドルから2023年の2,340百万米ドルに拡大している。増加のペースはやや緩やかであるが、企業の収益性の向上を示していると評価できる。非支配持分への配分前当期純利益と純支配株主に帰属する包括利益との差分から、非支配株主部分の利益も一定の割合で増加していることが分かる。
デリバティブの未実現利益(損失)の変動
キャッシュフローヘッジに関する未実現利益は、2019年には4百万米ドルの利益を記録したものの、2020年に税引後で-15百万米ドルに減少した後、2021年と2022年にかけて再びプラス圏に復帰し、2022年には86百万米ドルに達した。しかし、2023年には再びマイナスとなり-5百万米ドルとなった。一方、純投資ヘッジに関する未実現利益は2019年に12百万米ドルの利益を出したが、2020年に税引後-58百万米ドルに落ち込み、その後2021年と2022年に収益化し、36百万米ドルや-23百万米ドルを記録した。これらの変動は、ヘッジ関連の会計測定や外国為替の変動を反映し、為替リスク管理において一定の変動性を示していることが推察される。
その他の包括利益の動向と外貨換算調整
その他の包括利益と外貨換算調整の値は、2019年から2023年にかけて変動している。特に外貨換算調整は2019年に-104百万米ドルから2020年に69百万米ドルに転じた後、2021年と2022年に大きくマイナスに振れていることから、外国為替レートの変動リスクや海外事業の通貨換算の影響が大きく関係していると考えられる。その他の包括利益は、一定のマイナス傾向が続いているものの、これはさまざまな包括利益要素の変動によるものであると推測される。
福利厚生プランの利益の変動
福利厚生プランに関する税引後の数理計算上の利益は、2019年にはマイナス9百万米ドル、その後は11年までに6百万米ドル、2022年には13百万米ドルに回復し、2023年には再び6百万米ドルとなっている。これらの値は一定の範囲内で推移しており、福利厚生関連の負債や予測に伴う会計処理の変動を反映している可能性がある。ただし、大きな変動は見られないため、安定した管理が行われていると推測される。