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Shockwave Medical Inc. (NASDAQ:SWAV)

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損益計算書の構造 

Shockwave Medical Inc.、連結損益計算書の構成

Microsoft Excel
12ヶ月終了 2023/12/31 2022/12/31 2021/12/31 2020/12/31 2019/12/31
製品収益 100.00 100.00 100.00 100.00 100.00
収入 100.00% 100.00% 100.00% 100.00% 100.00%
製品収益のコスト -13.06 -13.27 -17.47 -30.97 -39.97
収益コスト -13.06% -13.27% -17.47% -30.97% -39.97%
粗利 86.94% 86.73% 82.53% 69.03% 60.03%
研究開発 -19.95 -16.68 -21.31 -54.47 -76.53
セールス&マーケティング -32.16 -33.08 -46.93 -76.22 -71.33
一般および管理 -13.05 -11.62 -14.65 -35.20 -32.93
運営費 -65.15% -61.38% -82.89% -165.90% -180.79%
営業利益(損失) 21.79% 25.35% -0.37% -96.86% -120.76%
持分法適用投資による損失 -0.26 -0.51 -2.65 0.00 0.00
利息 -0.95 -0.39 -0.46 -1.79 -2.20
ワラント責任の公正価値の変更 0.00 0.00 0.00 0.00 -1.42
その他の収入(費用)、純額 3.28 0.22 -0.25 1.85 5.46
税引前当期純利益(損失) 23.87% 24.67% -3.73% -96.80% -118.92%
所得税(繰り立て)給付 -3.70 19.43 -0.13 -0.12 -0.14
当期純利益(損失) 20.17% 44.10% -3.85% -96.92% -119.06%

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2023-12-31), 10-K (報告日: 2022-12-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-K (報告日: 2019-12-31).


収益の安定性と収益構造
2019年から2023年までの期間において、製品収益および総収入は常に100%の占める割合を維持しており、収益の主要な源泉が製品販売であることが示されている。これにより、収益構造の安定性が確認できる一方で、外部要因や市場変動の影響は限定的と考えられる。
コスト構造と粗利益率の推移
製品収益のコストは年々減少傾向にあり、2019年の約40%から2023年には約13%にまで低下している。このコスト削減により、粗利益率は大幅に向上し、2021年には82.53%を超え、その後も高い水準を維持している。この動きは、効率的なコスト管理の効果と収益性の改善を示している。
研究開発と販促活動への投資
研究開発費は収益に占める割合が高く、2019年には約76.5%と非常に大きな割合を占めていたが、2023年には約20%台に低下している。これにより、当初の投資が段階的に縮小され、収益性向上に伴う投資再配分の可能性が示唆される。同様に、セールス&マーケティング費用も縮小傾向にあり、効率化が進んでいると見られる。
運営費と利益の推移
運営費は相対的に高い割合(2019年の約180%)から徐々に削減され、2023年は約65%に低下している。これに伴い、営業利益(損失)は2019年と2020年に負の値を示した後、2021年以降に黒字を達成し、2023年には約22%の利益率を確保している。これらの傾向は、経営効率の改善と収益性の向上を反映している。
純利益と税効果
2019年と2020年には大きな損失を計上していたが、2021年以降は黒字化し、2022年と2023年には20%台の純利益率を維持している。特に、2021年の税引前利益に対する税効果の影響もあり、純利益の増加に寄与している。これらは、収益構造の改善とコストコントロールの効果が反映された結果と考えられる。
その他の要素と軽微な損益変動
持分法適用投資の損失や利息負担は比較的小さな割合であり、総合的な損益に大きく影響していない。ワラント責任の公正価値変動やその他の収入も変動はあるものの、全体の収益性への寄与は限定的であることがうかがえる。
総合評価
全体として、Shockwave Medical Inc.は2019年から2023年にかけて、コスト効率化と収益性の改善を実現している。特に、粗利益率の向上と運営費の低減により、利益率の改善が顕著である。一方、研究開発やマーケティングへの投資は段階的に縮小しており、今後の持続的な成長には戦略の見直しと投資の再調整が必要と考えられる。