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Warner Bros. Discovery Inc. (NASDAQ:WBD)

この会社は アーカイブに移動しました! 財務データは2022年11月4日以降更新されていません。

収益率の分析 
四半期データ

Microsoft Excel

収益率(サマリー)

Warner Bros. Discovery Inc.、収益率(四半期データ)

Microsoft Excel
2022/09/30 2022/06/30 2022/03/31 2021/12/31 2021/09/30 2021/06/30 2021/03/31 2020/12/31 2020/09/30 2020/06/30 2020/03/31 2019/12/31 2019/09/30 2019/06/30 2019/03/31 2018/12/31 2018/09/30 2018/06/30 2018/03/31 2017/12/31 2017/09/30 2017/06/30 2017/03/31
売上高比率
売上総利益率 44.01% 45.88% 61.08% 62.10% 60.62% 63.22% 63.72% 63.83% 64.65% 65.86% 65.76% 65.73% 66.35% 65.91% 65.26% 62.71% 61.14% 59.96% 58.91% 61.36%
営業利益率 -19.11% -12.67% 15.68% 16.50% 16.75% 19.41% 19.78% 23.57% 25.63% 26.17% 27.10% 27.00% 27.21% 25.15% 22.86% 18.33% 4.02% 5.19% 5.68% 10.37%
純利益率 -20.13% -14.32% 10.53% 8.25% 10.42% 12.24% 9.11% 11.42% 13.36% 12.86% 18.54% 18.57% 16.81% 15.62% 9.00% 5.63% -8.52% -8.28% -7.40% -4.90%
投資比率
自己資本利益率 (ROE) -10.78% -5.39% 11.05% 8.67% 10.67% 11.99% 9.08% 11.65% 14.12% 14.05% 21.77% 20.92% 19.56% 17.85% 11.32% 7.08% -10.09% -9.05% -7.10% -7.31%
総資産利益率 (ROA) -3.85% -1.95% 3.91% 2.92% 3.61% 4.00% 2.92% 3.58% 4.26% 4.19% 6.18% 6.13% 5.67% 5.07% 3.04% 1.82% -2.49% -2.14% -1.62% -1.49%

レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-Q (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-Q (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-K (報告日: 2019-12-31), 10-Q (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-K (報告日: 2018-12-31), 10-Q (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-K (報告日: 2017-12-31), 10-Q (報告日: 2017-09-30), 10-Q (報告日: 2017-06-30), 10-Q (報告日: 2017-03-31).


売上総利益率の動向
2017年第1四半期以降、売上総利益率は一貫して上昇傾向を示し、2019年まで平均約65%台で安定して推移していた。2020年からは少しずつ低下傾向に転じ、一時的に60%台まで落ち込む局面も見られるが、2021年には再び60%台後半に回復している。2022年にかけては、再度低下傾向が見られ、45%台へ一時的に下落していることから、収益性の変動が示唆される。
営業利益率の変動
2017年から2019年にかけて、営業利益率は比較的高い水準で推移し、20%超の値を維持していた。一方、2020年にはコロナ禍の影響もあって大きく低下し、-12.67%の赤字に転じた。その後、回復基調にあり、2021年にはおおむね16%から19%の範囲で持ち直しているが、2022年には再び(-)表示になり、赤字を計上している。
純利益率の推移
2017年から2019年には黒字を維持し、最大で15.62%に達していたが、2020年にかけて著しく低下し、赤字に転じている。2021年には一定程度の黒字に回復しているものの、2022年には再び大きな赤字となり、20%を超えるマイナスを記録している。これは、コロナ禍による収益の圧迫と赤字の再発を反映していると考えられる。
自己資本利益率(ROE)の変動
2017年から2019年までのROEはマイナス圏に沈み、-10%台を記録していたが、2020年に黒字化し、20%台まで回復した後、一時は11%台にまで上昇している。2022年には再びマイナス圏に入り、-10.78%に落ち込んでいることから、収益性の変動と資本効率の低下が見て取れる。
総資産利益率(ROA)の動向
2017年から2019年はマイナス領域で推移し、-2%前後の低迷を続けていたが、2020年には利益の回復により+6%台に改善した。その後も比較的安定して推移していたが、2022年には再びマイナス圏に転じている。これらの傾向は、収益性の不安定さと資産の効率的運用の必要性を示している。

売上高利益率


投資収益率


売上総利益率

Warner Bros. Discovery Inc.、売上総利益率、計算式(四半期データ)

Microsoft Excel
2022/09/30 2022/06/30 2022/03/31 2021/12/31 2021/09/30 2021/06/30 2021/03/31 2020/12/31 2020/09/30 2020/06/30 2020/03/31 2019/12/31 2019/09/30 2019/06/30 2019/03/31 2018/12/31 2018/09/30 2018/06/30 2018/03/31 2017/12/31 2017/09/30 2017/06/30 2017/03/31
選択した財務データ (百万米ドル)
粗利 4,196 3,202 1,923 2,120 1,621 2,007 1,823 1,757 1,558 1,731 1,765 1,837 1,764 1,947 1,777 1,863 1,658 1,850 1,247 1,119 981 1,111 1,006
収益 9,823 9,827 3,159 3,187 3,150 3,062 2,792 2,886 2,561 2,541 2,683 2,874 2,678 2,885 2,707 2,809 2,592 2,845 2,307 1,864 1,651 1,745 1,613
収益率
売上総利益率1 44.01% 45.88% 61.08% 62.10% 60.62% 63.22% 63.72% 63.83% 64.65% 65.86% 65.76% 65.73% 66.35% 65.91% 65.26% 62.71% 61.14% 59.96% 58.91% 61.36%
ベンチマーク
売上総利益率競合 他社2
Alphabet Inc. 56.10% 56.74% 56.93% 56.94% 56.51% 55.72% 54.32% 53.58%
Charter Communications Inc. 39.31% 39.39% 39.07% 39.09% 38.80% 38.40% 38.20% 37.77%
Comcast Corp. 68.41% 67.34% 66.64% 66.96% 66.59% 66.81% 67.61% 68.02%
Meta Platforms Inc. 80.31% 80.47% 80.34% 80.79% 80.85% 80.98% 80.55% 80.58%
Netflix Inc. 39.62% 40.63% 41.62% 41.64% 43.22% 42.29% 41.10% 38.89%
Walt Disney Co. 34.43% 33.79% 34.34% 33.06% 31.12% 30.65% 29.85% 32.89% 35.96% 36.60% 38.72% 39.60%

レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-Q (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-Q (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-K (報告日: 2019-12-31), 10-Q (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-K (報告日: 2018-12-31), 10-Q (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-K (報告日: 2017-12-31), 10-Q (報告日: 2017-09-30), 10-Q (報告日: 2017-06-30), 10-Q (報告日: 2017-03-31).

1 Q3 2022 計算
売上総利益率 = 100 × (粗利Q3 2022 + 粗利Q2 2022 + 粗利Q1 2022 + 粗利Q4 2021) ÷ (収益Q3 2022 + 収益Q2 2022 + 収益Q1 2022 + 収益Q4 2021)
= 100 × (4,196 + 3,202 + 1,923 + 2,120) ÷ (9,823 + 9,827 + 3,159 + 3,187) = 44.01%

2 競合企業の名前をクリックすると、計算が表示されます。


収益の推移と変動
2017年から2022年にかけて、収益は全体的に増加傾向を示している。特に、2022年の第2四半期において収益が9827百万米ドルに達し、前年同期比で大きく増加していることが確認できる。一方で、2022年の第3四半期では収益がやや横ばいとなり、新たなピークに到達していないことも観察される。これらの変動は、市場や事業環境の変化に対応した結果と推測される。
粗利益とその割合の変動
粗利益は2017年から2022年にかけて増加しており、2022年の第2四半期には4196百万米ドルに達している。売上総利益率は、2018年半ば以降はおおむね60%台で推移しており、安定した収益性を示している。ただし、2022年の第3四半期に25ポイント近く低下し、45.88%と顕著な落ち込みを見せている。これは、特定の四半期に売上高に対するコストや経費の増加、または一時的な損失要因が作用した可能性がある。
収益性の維持と課題
総じて、収益および粗利益は全体的に増加し、利益率も一定の範囲内で安定していることから、収益性は比較的良好に維持されていると判断される。ただし、2022年の第3四半期における粗利益率の低下は、収益性の一時的な低迷を示唆しており、今後の財務戦略において対応策が求められる可能性がある。
また、粗利益率の長期的な波動は、コスト管理や事業投資の効率性に関する継続的な見直しの必要性を示唆している。

営業利益率

Warner Bros. Discovery Inc.、営業利益率、計算式(四半期データ)

Microsoft Excel
2022/09/30 2022/06/30 2022/03/31 2021/12/31 2021/09/30 2021/06/30 2021/03/31 2020/12/31 2020/09/30 2020/06/30 2020/03/31 2019/12/31 2019/09/30 2019/06/30 2019/03/31 2018/12/31 2018/09/30 2018/06/30 2018/03/31 2017/12/31 2017/09/30 2017/06/30 2017/03/31
選択した財務データ (百万米ドル)
営業利益(損失) (2,190) (3,639) 353 508 329 779 396 488 531 717 779 705 619 911 774 711 369 650 204 (837) 433 630 487
収益 9,823 9,827 3,159 3,187 3,150 3,062 2,792 2,886 2,561 2,541 2,683 2,874 2,678 2,885 2,707 2,809 2,592 2,845 2,307 1,864 1,651 1,745 1,613
収益率
営業利益率1 -19.11% -12.67% 15.68% 16.50% 16.75% 19.41% 19.78% 23.57% 25.63% 26.17% 27.10% 27.00% 27.21% 25.15% 22.86% 18.33% 4.02% 5.19% 5.68% 10.37%
ベンチマーク
営業利益率競合 他社2
Alphabet Inc. 27.85% 29.65% 30.47% 30.55% 30.30% 28.45% 25.26% 22.59%
Charter Communications Inc. 22.18% 22.35% 21.45% 20.37% 19.63% 18.56% 17.74% 17.48%
Comcast Corp. 11.82% 18.25% 17.76% 17.89% 17.51% 17.01% 16.97% 16.89%
Meta Platforms Inc. 29.74% 33.41% 36.68% 39.65% 41.79% 42.52% 40.42% 38.01%
Netflix Inc. 18.16% 19.13% 20.41% 20.86% 22.76% 22.03% 21.17% 18.34%
Walt Disney Co. 8.01% 7.08% 6.93% 4.46% 2.60% -7.99% -7.37% -2.97% 1.25% 10.76% 13.22% 15.33%

レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-Q (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-Q (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-K (報告日: 2019-12-31), 10-Q (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-K (報告日: 2018-12-31), 10-Q (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-K (報告日: 2017-12-31), 10-Q (報告日: 2017-09-30), 10-Q (報告日: 2017-06-30), 10-Q (報告日: 2017-03-31).

1 Q3 2022 計算
営業利益率 = 100 × (営業利益(損失)Q3 2022 + 営業利益(損失)Q2 2022 + 営業利益(損失)Q1 2022 + 営業利益(損失)Q4 2021) ÷ (収益Q3 2022 + 収益Q2 2022 + 収益Q1 2022 + 収益Q4 2021)
= 100 × (-2,190 + -3,639 + 353 + 508) ÷ (9,823 + 9,827 + 3,159 + 3,187) = -19.11%

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売上高の推移
全期間を通じて売上高は増加傾向を示しており、2022年3月期においては約9823百万米ドルに達している。特に2020年から2022年にかけて売上高が大幅に伸びており、市場の規模拡大や収益源の拡充が進んでいると考えられる。
営業利益の変動および収益性
2017年には堅調な営業利益を維持していたが、2018年にかけてやや減少し、その後2020年まで一定の水準で推移している。2020年以降、営業利益は大きく悪化し、2021年には黒字に回復したものの、2022年第3四半期には再び赤字に転じている。営業利益率も同様に、2019年までは良好な状態で推移していたが、2022年には大きく悪化し、マイナスに転じていることから、収益性の低下やコスト増加が示唆される。
収益性の動向
営業利益率は2019年までは二桁台で推移し、効率的な収益構造を示していた。しかし、2020年以降は減少傾向にあり、2022年にはマイナスとなっている。これは、売上高の増加にもかかわらず利益が圧迫されていることを示しており、コスト管理の難化や競争激化が影響している可能性がある。
総括
売上高は全体的に増加傾向にあるが、収益性に関しては2020年以降大きく悪化している。特に2022年第3四半期には大幅な損失を計上し、営業利益率もマイナスに転じていることから、経営の収益構造やコスト管理に課題を抱えている可能性がある。収益の拡大とともに利益率の改善に向けた施策が求められる状況と考えられる。

純利益率

Warner Bros. Discovery Inc.、純利益率、計算式(四半期データ)

Microsoft Excel
2022/09/30 2022/06/30 2022/03/31 2021/12/31 2021/09/30 2021/06/30 2021/03/31 2020/12/31 2020/09/30 2020/06/30 2020/03/31 2019/12/31 2019/09/30 2019/06/30 2019/03/31 2018/12/31 2018/09/30 2018/06/30 2018/03/31 2017/12/31 2017/09/30 2017/06/30 2017/03/31
選択した財務データ (百万米ドル)
ワーナー・ブラザース・ディスカバリー社が利用できる当期純利益(損失) (2,308) (3,418) 456 38 156 672 140 271 300 271 377 476 262 947 384 269 117 216 (8) (1,144) 218 374 215
収益 9,823 9,827 3,159 3,187 3,150 3,062 2,792 2,886 2,561 2,541 2,683 2,874 2,678 2,885 2,707 2,809 2,592 2,845 2,307 1,864 1,651 1,745 1,613
収益率
純利益率1 -20.13% -14.32% 10.53% 8.25% 10.42% 12.24% 9.11% 11.42% 13.36% 12.86% 18.54% 18.57% 16.81% 15.62% 9.00% 5.63% -8.52% -8.28% -7.40% -4.90%
ベンチマーク
純利益率競合 他社2
Alphabet Inc. 23.75% 25.89% 27.57% 29.51% 29.52% 28.57% 26.11% 22.06%
Charter Communications Inc. 10.21% 10.35% 9.64% 9.01% 8.40% 7.78% 7.43% 6.70%
Comcast Corp. 4.46% 11.54% 11.96% 12.17% 12.73% 11.44% 11.25% 10.17%
Meta Platforms Inc. 24.41% 28.16% 31.20% 33.38% 35.88% 37.18% 35.74% 33.90%
Netflix Inc. 16.03% 16.42% 16.47% 17.23% 17.64% 15.92% 14.24% 11.05%
Walt Disney Co. 3.87% 3.46% 4.22% 2.96% 1.77% -7.73% -8.15% -4.38% -1.58% 6.88% 13.80% 15.89%

レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-Q (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-Q (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-K (報告日: 2019-12-31), 10-Q (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-K (報告日: 2018-12-31), 10-Q (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-K (報告日: 2017-12-31), 10-Q (報告日: 2017-09-30), 10-Q (報告日: 2017-06-30), 10-Q (報告日: 2017-03-31).

1 Q3 2022 計算
純利益率 = 100 × (ワーナー・ブラザース・ディスカバリー社が利用できる当期純利益(損失)Q3 2022 + ワーナー・ブラザース・ディスカバリー社が利用できる当期純利益(損失)Q2 2022 + ワーナー・ブラザース・ディスカバリー社が利用できる当期純利益(損失)Q1 2022 + ワーナー・ブラザース・ディスカバリー社が利用できる当期純利益(損失)Q4 2021) ÷ (収益Q3 2022 + 収益Q2 2022 + 収益Q1 2022 + 収益Q4 2021)
= 100 × (-2,308 + -3,418 + 456 + 38) ÷ (9,823 + 9,827 + 3,159 + 3,187) = -20.13%

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収益動向について
2017年から2022年にかけて、収益は一貫して増加傾向にある。特に、2020年から2022年にかけては、収益が3,000百万米ドルを超え、全期間の中で最も高い水準に達している。一方で、2019年から2020年にかけては一時的に横ばいまたはやや減少している局面も見られる。これらの変動は、業界の競争激化や市場の変動、あるいは新規投資の影響による可能性が考えられる。
純利益および純利益率の変動について
当期純利益は、2017年・2018年には比較的安定した利益を示していたが、2019年以降は大きな変動が見られる。特に、2019年の第4四半期には純利益が大きく増加しているが、2020年以降は赤字に転化し、2022年には大幅な損失を計上している。純利益率は、2019年第3四半期までは上昇傾向にあったが、2020年以降は負の値となり、経営の難しさやコスト圧迫を示唆している。
業績の変動要因について
収益の堅調な増加と比較して、純利益の変動は大きく、特に2020年の損失拡大が目立つ。これは、新たな投資や外部環境の悪化、あるいは一時的なコスト増に起因している可能性が高い。純利益率の回復も見られる一方、2022年には再び大きな損失を計上しており、財務状況の変動性が高いことが示されている。
総括
この期間を通じて、収益は着実に拡大しているが、純利益の動向は比較的不安定である。特に、2020年以降の赤字拡大は、コロナ禍や経営上の課題を反映している可能性があり、今後の収益性改善には収益構造の見直しやコストコントロールの徹底が求められる。財務指標を見ると、収益増加に伴う規模の拡大は見られるものの、利益の変動性には留意が必要である。

自己資本利益率 (ROE)

Warner Bros. Discovery Inc.、 ROE、計算式(四半期データ)

Microsoft Excel
2022/09/30 2022/06/30 2022/03/31 2021/12/31 2021/09/30 2021/06/30 2021/03/31 2020/12/31 2020/09/30 2020/06/30 2020/03/31 2019/12/31 2019/09/30 2019/06/30 2019/03/31 2018/12/31 2018/09/30 2018/06/30 2018/03/31 2017/12/31 2017/09/30 2017/06/30 2017/03/31
選択した財務データ (百万米ドル)
ワーナー・ブラザース・ディスカバリー社が利用できる当期純利益(損失) (2,308) (3,418) 456 38 156 672 140 271 300 271 377 476 262 947 384 269 117 216 (8) (1,144) 218 374 215
ワーナー・ブラザース・ディスカバリー・インクの株主資本 48,517 51,383 11,969 11,599 11,611 11,538 10,815 10,464 10,087 9,867 9,470 9,891 9,518 9,621 8,708 8,386 8,116 7,936 7,889 4,610 5,740 5,526 5,335
収益率
ROE1 -10.78% -5.39% 11.05% 8.67% 10.67% 11.99% 9.08% 11.65% 14.12% 14.05% 21.77% 20.92% 19.56% 17.85% 11.32% 7.08% -10.09% -9.05% -7.10% -7.31%
ベンチマーク
ROE競合 他社2
Alphabet Inc. 26.41% 28.20% 29.35% 30.22% 28.87% 26.49% 22.33% 18.09%
Charter Communications Inc. 61.53% 55.68% 41.87% 33.12% 25.19% 20.10% 17.30% 13.53%
Comcast Corp. 6.73% 15.35% 15.18% 14.73% 15.12% 13.13% 12.66% 11.66%
Meta Platforms Inc. 23.23% 26.74% 30.30% 31.53% 30.22% 28.18% 25.24% 22.72%
Netflix Inc. 24.57% 26.71% 28.54% 32.28% 32.98% 31.68% 29.18% 24.96%
Walt Disney Co. 3.40% 2.92% 3.43% 2.25% 1.30% -5.28% -5.89% -3.43% -1.28% 5.95% 11.56% 12.44%

レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-Q (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-Q (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-K (報告日: 2019-12-31), 10-Q (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-K (報告日: 2018-12-31), 10-Q (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-K (報告日: 2017-12-31), 10-Q (報告日: 2017-09-30), 10-Q (報告日: 2017-06-30), 10-Q (報告日: 2017-03-31).

1 Q3 2022 計算
ROE = 100 × (ワーナー・ブラザース・ディスカバリー社が利用できる当期純利益(損失)Q3 2022 + ワーナー・ブラザース・ディスカバリー社が利用できる当期純利益(損失)Q2 2022 + ワーナー・ブラザース・ディスカバリー社が利用できる当期純利益(損失)Q1 2022 + ワーナー・ブラザース・ディスカバリー社が利用できる当期純利益(損失)Q4 2021) ÷ ワーナー・ブラザース・ディスカバリー・インクの株主資本
= 100 × (-2,308 + -3,418 + 456 + 38) ÷ 48,517 = -10.78%

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収益性の動向
当期純利益の推移を見ると、2017年から2019年にかけては比較的安定した黒字が継続していたが、2020年以降は急激な変動が見られる。特に2020年第1四半期には大きな赤字に転落しており、その後も損失が続いていることから、外部環境の変動や事業構造の影響を受けている可能性がある。2021年後半には黒字を回復したものの、その規模は前年度と比べて大きな変動を示し、収益性の安定性に課題があると考えられる。
資本構成と自己資本比率
株主資本は2017年第1四半期から2022年にかけて一貫して増加傾向で推移しているが、2022年第2四半期に大きく減少し、資本増加の一時的なブレが存在している。特に2022年の後半にかけて資本の縮小が見られるため、資本の増減に伴う財務の安定性の変動に注意を要する。全体としては長期的にみれば資本が増加しており、財務基盤は拡大していると評価できる。
収益性指標(ROE)の分析
ROEは2017年から2019年にかけてはプラスで推移し、特に2018年と2019年にかけて高水準の利益率を示している。しかしながら、2020年に入ってからはマイナスに転じており、2021年も回復は見られるものの、変動が激しい状態が続いている。これは、利益率の改善とともに資本効率の改善も必要とされる状況を示している。
総評
全体として、収益性は2019年まで堅調であったが、2020年以降は新型コロナウイルスの影響や市場環境の変動により著しい赤字とROEの低迷を経験している。株主資本については増加傾向を見せているものの、損失の継続により、収益性の改善と財務の安定化が今後の重要課題であると考えられる。適切なコスト管理と戦略的な事業展開が求められる状況にある。

総資産利益率 (ROA)

Warner Bros. Discovery Inc.、 ROA、計算式(四半期データ)

Microsoft Excel
2022/09/30 2022/06/30 2022/03/31 2021/12/31 2021/09/30 2021/06/30 2021/03/31 2020/12/31 2020/09/30 2020/06/30 2020/03/31 2019/12/31 2019/09/30 2019/06/30 2019/03/31 2018/12/31 2018/09/30 2018/06/30 2018/03/31 2017/12/31 2017/09/30 2017/06/30 2017/03/31
選択した財務データ (百万米ドル)
ワーナー・ブラザース・ディスカバリー社が利用できる当期純利益(損失) (2,308) (3,418) 456 38 156 672 140 271 300 271 377 476 262 947 384 269 117 216 (8) (1,144) 218 374 215
総資産 136,049 142,240 33,799 34,427 34,318 34,572 33,625 34,087 33,438 33,089 33,390 33,735 32,825 33,845 32,444 32,550 32,912 33,492 34,658 22,555 23,143 16,149 15,862
収益率
ROA1 -3.85% -1.95% 3.91% 2.92% 3.61% 4.00% 2.92% 3.58% 4.26% 4.19% 6.18% 6.13% 5.67% 5.07% 3.04% 1.82% -2.49% -2.14% -1.62% -1.49%
ベンチマーク
ROA競合 他社2
Alphabet Inc. 18.70% 20.28% 20.87% 21.16% 20.33% 18.76% 15.70% 12.60%
Charter Communications Inc. 3.81% 3.84% 3.51% 3.27% 3.01% 2.70% 2.53% 2.23%
Comcast Corp. 2.12% 5.26% 5.25% 5.13% 5.23% 4.50% 4.21% 3.85%
Meta Platforms Inc. 16.12% 19.81% 22.74% 23.72% 23.77% 22.83% 20.63% 18.29%
Netflix Inc. 10.61% 10.99% 11.05% 11.48% 11.82% 10.72% 9.37% 7.03%
Walt Disney Co. 1.54% 1.31% 1.52% 0.98% 0.56% -2.25% -2.45% -1.42% -0.53% 2.61% 5.16% 5.70%

レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-Q (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-Q (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-K (報告日: 2019-12-31), 10-Q (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-K (報告日: 2018-12-31), 10-Q (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-K (報告日: 2017-12-31), 10-Q (報告日: 2017-09-30), 10-Q (報告日: 2017-06-30), 10-Q (報告日: 2017-03-31).

1 Q3 2022 計算
ROA = 100 × (ワーナー・ブラザース・ディスカバリー社が利用できる当期純利益(損失)Q3 2022 + ワーナー・ブラザース・ディスカバリー社が利用できる当期純利益(損失)Q2 2022 + ワーナー・ブラザース・ディスカバリー社が利用できる当期純利益(損失)Q1 2022 + ワーナー・ブラザース・ディスカバリー社が利用できる当期純利益(損失)Q4 2021) ÷ 総資産
= 100 × (-2,308 + -3,418 + 456 + 38) ÷ 136,049 = -3.85%

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当期純利益の推移と変動傾向
2017年には一定の純利益が維持され、その後、2018年までは安定した利益が報告されている。しかし、2019年に入ると、第一四半期までは再び黒字を示しているものの、四半期を追うごとに純利益は徐々に減少傾向を示し、2019年末にかけて最も高い水準となっている。2020年に入ると、COVID-19の影響やその他の要因により、2020年3月期の純利益は大きく減少し、その後の四半期も低迷した状態が続いた。2021年になると、純利益は再び回復に向かい、一時的な黒字を維持しているが、2022年には再度大きな損失に転じており、不安定な収益性を示している。特に2022年第2四半期には-3418百万米ドルと大幅なマイナスを記録し、財務状況の悪化が明らかとなっている。
総資産の変動とその動向
総資産は2017年に約15,862百万米ドルで推移していたが、その後、2018年にかけて大きく増加し、2万3千百万米ドル超に達している。これは、事業拡大や資産の増価を示唆している。その後、2019年まで横ばいまたは若干の増減を繰り返しながらも安定して推移し、2020年以降も比較的安定した範囲内で推移している。しかし、2022年には総資産が約13万6千百万米ドルに減少しており、資産縮小の兆候が見られる。この期間の総資産の変動は、事業戦略の変化や資産の売却、または減損処理などの要因による可能性が考えられる。
ROA(総資産利益率)の動向と収益性の変化
ROAは2017年にはデータが欠損しているものの、その後2018年にマイナス圏から若干回復し、2019年には6%台まで上昇したことから、資産に対して一定の収益を上げていたことが示されている。一方で、2020年には成長の鈍化とともにROAが低下し、2021年には再び向上しているものの、2022年には再びマイナス圏に転じるなど、収益効率の不安定さが顕著である。特に2022年のROAの低迷は、収益の大幅な減少と資産の縮小とともに、企業の収益性に深刻な影響を及ぼしていることを示唆している。
全体的な傾向と今後の展望に関する指摘
財務データからは、2018年以降、一定の成長と安定期を経験していたものの、2019年の後半から2020年にかけての収益悪化及び資産縮小の兆候により、企業の財務状況は不安定な状況に移行している。特に、2022年には純利益とROAの大幅なマイナスにより、経営環境に重大な課題が存在すると考えられる。したがって、今後は収益性の回復と資産の最適化に向けた戦略策定が重要となる可能性が高い。