収益率の分析
四半期データ
収益率は、企業がそのリソース(資産)から収益性の高い売上を生み出す能力を測定します。
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収益率(サマリー)
AmerisourceBergen Corp.、収益率(四半期データ)
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2023-06-30), 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-Q (報告日: 2022-12-31), 10-K (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-Q (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-Q (報告日: 2020-12-31), 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-Q (報告日: 2019-12-31), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-Q (報告日: 2018-12-31), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-Q (報告日: 2017-12-31), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-Q (報告日: 2017-06-30), 10-Q (報告日: 2017-03-31), 10-Q (報告日: 2016-12-31).
- 売上総利益率の推移と傾向
- 2017年初には売上総利益率が約2.97％で安定して推移していたが、その後、一時的に2.75％に低下した後、全般的には増加傾向を示し、2021年第2四半期には3.42％に達した。その後も微増を続け、2023年では3.42％付近に留まっている。これは、売上高に対する売上総利益の割合が全体として改善していることを示し、効率的なコスト管理や売上構造の改善が進んでいる可能性を示唆している。
- 営業利益率の変動と分析
- 2017年以降は大きな変動が見られ、7四半期目の2018年第3四半期まで一定の範囲（約0.59％～0.86％）で推移したが、2018年後半以降は一時的にマイナス（2018年9月期に-2.7％）となる場面があった。その後は、2020年までは比較的安定して0.86％前後を維持したが、2020年第3四半期以降は再び低迷し、2021年の第3四半期には約1.14％となった。2022年以降は若干の増減をみせつつも、高めの水準で推移しており、経営効率が改善していることがうかがえる。
- 純利益率の動向と解釈
- 2017年以降、純利益率は全体として改善傾向を示しており、2017年第2四半期から2018年まで0.24％～0.99％の範囲で推移した。その後、2019年にかけて0.36％～0.85％の範囲で推移し、2020年にはマイナス（-1.8％～-1.66％）に経験されたが、2021年には再びプラス圏に復帰し、0.71％から0.75％に安定した。これらの変動は、経営環境や外部要因の影響も考えられるが、全体としては黒字化傾向に向かっていることが示唆される。
- 自己資本利益率（ROE）の概要と変動要因
- 2017年以降のROEは、2017年第2四半期の17.66％から2018年にかけて著しく増加し、56.55％に達した。一方、2020年以降、2021年第2四半期には約800％台となる極端な値を記録し、2022年以降は安定して高水準を維持している。特に2020年第2四半期の値は異常な高さを示しており、投資利益や資本効率の極端な変動、あるいは会計上の特殊要因が影響している可能性がある。全体として、ROEは概ね高い収益性と投資効率の改善を反映していると解釈できる。
- 総資産利益率（ROA）の動きと理解
- 2017年から2020年にかけて、ROAは平均的に2％台前半で推移し、2020年第3四半期には-7.97％のマイナスに落ち込むなど、資産の効率性に一時的な悪化が見られる。特に2020年後半には回復し、2.75％～3.22％の範囲で安定を示している。これらの変動は、資産の運用効率と収益性の変化を反映し、市場環境や事業戦略の調整による影響も考えられる。
- 総括
- 総じて、売上総利益率や純利益率の改善、ROEの高水準維持といった指標から、経営の効率化や収益性の向上が一定程度進展していることが推察される。一方、営業利益率およびROAには一時的な低迷や大きな変動も見られるため、外部環境の変化や特異的な会計要因が影響している可能性も考慮する必要がある。したがって、今後は持続的な収益性の向上と安定性確保に注力しつつ、資産運用とコスト管理の最適化が求められると考えられる。
売上高利益率
投資収益率
売上総利益率
AmerisourceBergen Corp.、売上総利益率、計算式(四半期データ)
| 2023/06/30 | 2023/03/31 | 2022/12/31 | 2022/09/30 | 2022/06/30 | 2022/03/31 | 2021/12/31 | 2021/09/30 | 2021/06/30 | 2021/03/31 | 2020/12/31 | 2020/09/30 | 2020/06/30 | 2020/03/31 | 2019/12/31 | 2019/09/30 | 2019/06/30 | 2019/03/31 | 2018/12/31 | 2018/09/30 | 2018/06/30 | 2018/03/31 | 2017/12/31 | 2017/09/30 | 2017/06/30 | 2017/03/31 | 2016/12/31 | |||||||||
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| 選択した財務データ (千米ドル) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 粗利 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 収入 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 収益率 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 売上総利益率1 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ベンチマーク | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 売上総利益率競合 他社2 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Abbott Laboratories | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Elevance Health Inc. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Intuitive Surgical Inc. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Medtronic PLC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| UnitedHealth Group Inc. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2023-06-30), 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-Q (報告日: 2022-12-31), 10-K (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-Q (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-Q (報告日: 2020-12-31), 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-Q (報告日: 2019-12-31), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-Q (報告日: 2018-12-31), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-Q (報告日: 2017-12-31), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-Q (報告日: 2017-06-30), 10-Q (報告日: 2017-03-31), 10-Q (報告日: 2016-12-31).
1 Q3 2023 計算
売上総利益率 = 100
× (粗利Q3 2023
+ 粗利Q2 2023
+ 粗利Q1 2023
+ 粗利Q4 2022)
÷ (収入Q3 2023
+ 収入Q2 2023
+ 収入Q1 2023
+ 収入Q4 2022)
= 100 × ( + + + )
÷ ( + + + )
=
2 競合企業の名前をクリックすると、計算が表示されます。
- 収入の推移について
- データ期間全体を通じて、収入は概ね増加傾向にあります。特に2020年以降は、COVID-19パンデミックの影響もあり一時的に変動していますが、2021年から2023年にかけては着実に増加し、2023年3月期には6兆3447億円を超えています。これにより、基礎的な売上規模は拡大しており、市場での事業拡大や販売活動の強化が示唆されます。
- 粗利益の動向と利益率の変化
- 粗利益も収入と同様に増加傾向を示しており、2023年3月期には約2,265,000千米ドルに達しています。ただし、売上総利益率は約2.7%から3.6%までの間で変動しており、2021年の後半から2022年にかけて徐々に上昇しています。これは、売上に対する利益の効率性が改善していることを示しており、コスト管理や価格戦略の効果が寄与している可能性があります。
- 期間別のパフォーマンス比較
- 2016年から2023年にかけて、収入と粗利益が連動して増加しています。特に2020年以降は、COVID-19の世界的な影響により医薬品や関連物流の需要が高まり、売上と利益の拡大に寄与しています。この期間の売上総利益率の向上も、利益の効率性改善を裏付けています。一方、売上総利益率は全体として安定傾向にあり、利益の確保とコスト抑制の両面で一定の管理が行われていると考えられます。
- 総合的な分析
- 全体的に、収入と粗利益は長期的に増加しており、売上総利益率も着実に改善しています。これらの傾向は、堅調な事業運営と収益性の向上を示すとともに、戦略的なコスト管理と効率的な販売活動により、収益性が向上していることを反映しています。今後も継続的な成長を維持するためには、市場動向やコスト構造の変化に注意を払いながら、収益性のさらなる改善を目指す必要があります。
営業利益率
AmerisourceBergen Corp.、営業利益率、計算式(四半期データ)
| 2023/06/30 | 2023/03/31 | 2022/12/31 | 2022/09/30 | 2022/06/30 | 2022/03/31 | 2021/12/31 | 2021/09/30 | 2021/06/30 | 2021/03/31 | 2020/12/31 | 2020/09/30 | 2020/06/30 | 2020/03/31 | 2019/12/31 | 2019/09/30 | 2019/06/30 | 2019/03/31 | 2018/12/31 | 2018/09/30 | 2018/06/30 | 2018/03/31 | 2017/12/31 | 2017/09/30 | 2017/06/30 | 2017/03/31 | 2016/12/31 | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 選択した財務データ (千米ドル) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 営業利益(損失) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 収入 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 収益率 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 営業利益率1 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ベンチマーク | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 営業利益率競合 他社2 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Abbott Laboratories | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Elevance Health Inc. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Intuitive Surgical Inc. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Medtronic PLC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| UnitedHealth Group Inc. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2023-06-30), 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-Q (報告日: 2022-12-31), 10-K (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-Q (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-Q (報告日: 2020-12-31), 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-Q (報告日: 2019-12-31), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-Q (報告日: 2018-12-31), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-Q (報告日: 2017-12-31), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-Q (報告日: 2017-06-30), 10-Q (報告日: 2017-03-31), 10-Q (報告日: 2016-12-31).
1 Q3 2023 計算
営業利益率 = 100
× (営業利益(損失)Q3 2023
+ 営業利益(損失)Q2 2023
+ 営業利益(損失)Q1 2023
+ 営業利益(損失)Q4 2022)
÷ (収入Q3 2023
+ 収入Q2 2023
+ 収入Q1 2023
+ 収入Q4 2022)
= 100 × ( + + + )
÷ ( + + + )
=
2 競合企業の名前をクリックすると、計算が表示されます。
- 売上高の推移
- 2016年末から2023年3月までの期間において、売上高は全体的に増加傾向を示している。特に2020年の第2四半期以降において顕著な増加が見られ、2022年3月には約6,600万千米ドルに達している。この増加傾向は、業界の拡大や企業の市場シェア拡大を反映している可能性がある。
- 営業利益とその変動
- 営業利益については、2016年から2018年にかけて堅調に推移し、その後、2019年第3四半期にかけて大きな増加が見られる。一方、2020年第2四半期には急激にマイナスに転じ、約-6,113万ドルの損失を記録した。しかし、その後は黒字に転じており、2023年第2四半期には約6,701万ドルの利益を生み出している。特に2021年以降は利益率も向上し、収益性が回復していることが窺える。
- 営業利益率の傾向
- 2017年から2019年までは概ね0.5%台から0.9%台の範囲内で安定していた。しかし、2020年の第二四半期には-2.7%と大きな赤字となり、その後も2020年の下期には-2.3%程度と低迷が続いた。2021年以降は再び黒字に転じ、1%前後の利益率を維持している。これにより、2020年の一時的な収益性の悪化を経て回復基調にあることが示唆される。
- 総評
- 売上高は長期的に増加しており、特に2020年以降の需要拡大を背景に全体的な規模拡大が進んでいることがみてとれる。営業利益は一時的なマイナスに陥る局面もあったが、その後の回復し、利益率も改善傾向にある。2020年の急激なマイナスは、外部要因や特定の一時的なコスト増が影響した可能性が高い。この企業は、その後の過程で収益性と規模の双方で改善を見せており、今後の持続的な成長に期待できると考えられる。
純利益率
AmerisourceBergen Corp.、純利益率、計算式(四半期データ)
| 2023/06/30 | 2023/03/31 | 2022/12/31 | 2022/09/30 | 2022/06/30 | 2022/03/31 | 2021/12/31 | 2021/09/30 | 2021/06/30 | 2021/03/31 | 2020/12/31 | 2020/09/30 | 2020/06/30 | 2020/03/31 | 2019/12/31 | 2019/09/30 | 2019/06/30 | 2019/03/31 | 2018/12/31 | 2018/09/30 | 2018/06/30 | 2018/03/31 | 2017/12/31 | 2017/09/30 | 2017/06/30 | 2017/03/31 | 2016/12/31 | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 選択した財務データ (千米ドル) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| AmerisourceBergen Corporationに帰属する当期純利益(損失) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 収入 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 収益率 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 純利益率1 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ベンチマーク | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 純利益率競合 他社2 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Abbott Laboratories | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Elevance Health Inc. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Intuitive Surgical Inc. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Medtronic PLC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| UnitedHealth Group Inc. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2023-06-30), 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-Q (報告日: 2022-12-31), 10-K (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-Q (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-Q (報告日: 2020-12-31), 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-Q (報告日: 2019-12-31), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-Q (報告日: 2018-12-31), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-Q (報告日: 2017-12-31), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-Q (報告日: 2017-06-30), 10-Q (報告日: 2017-03-31), 10-Q (報告日: 2016-12-31).
1 Q3 2023 計算
純利益率 = 100
× (AmerisourceBergen Corporationに帰属する当期純利益(損失)Q3 2023
+ AmerisourceBergen Corporationに帰属する当期純利益(損失)Q2 2023
+ AmerisourceBergen Corporationに帰属する当期純利益(損失)Q1 2023
+ AmerisourceBergen Corporationに帰属する当期純利益(損失)Q4 2022)
÷ (収入Q3 2023
+ 収入Q2 2023
+ 収入Q1 2023
+ 収入Q4 2022)
= 100 × ( + + + )
÷ ( + + + )
=
2 競合企業の名前をクリックすると、計算が表示されます。
- 売上高の推移について
- 2016年末から2023年6月までの期間において、売上高は概ね増加傾向を示している。特に2020年第1四半期から2022年第1四半期にかけては、売上高が大きく拡大し、2019年から2022年にかけて約1.3倍に増加している。この成長は、新型コロナウイルス感染症の拡大期においても継続していることから、安定した需要や事業拡大の兆候と捉えられる。
- 純利益の動向と収益性
- 純利益については、2016年第4四半期に約2.47億ドルの黒字を計上した後、2017年第1四半期に約4.11億ドルまで増加している。しかし、2017年第4四半期には純利益が約-3.45億ドルとなり、利益の変動幅が大きくなっている。2018年以降は、全般的に黒字が継続しているものの、2020年第2四半期の純利益は約-4.85億ドルと大きな赤字を記録している。2021年以降は純利益が回復しつつあり、2023年第2四半期には約4.80億ドルに達している。
一方、純利益率はほぼ横ばいで推移しており、概ね0.3%から0.8%の範囲内に収まっている。ただし、2020年第2四半期以前は比較的低い水準にとどまることが多く、2020年後半からの利益率の改善が示唆される。 - 市場への対応および財務構造
- 売上高の大幅な増加と、2020年以降の利益回復は、市場の拡大や事業戦略の効果によるものと推測される。特に、2020年に売上高は約4,534万ドルから約6,694万ドルへと過去最高を記録し、積極的な市場拡大を示唆している。収益性の変動は、コスト構造や特定の経済要因による影響と考えられるが、全体的には収益性の安定化がみられる。
総じて、同社は売上高の増加とともに、一時的な純利益の赤字に直面しながらも、長期的な成長路線にあると評価できる。今後も市場の状況やコスト管理の改善次第で、さらなる収益の安定化と成長が見込まれると考えられる。
自己資本利益率 (ROE)
AmerisourceBergen Corp.、 ROE、計算式(四半期データ)
| 2023/06/30 | 2023/03/31 | 2022/12/31 | 2022/09/30 | 2022/06/30 | 2022/03/31 | 2021/12/31 | 2021/09/30 | 2021/06/30 | 2021/03/31 | 2020/12/31 | 2020/09/30 | 2020/06/30 | 2020/03/31 | 2019/12/31 | 2019/09/30 | 2019/06/30 | 2019/03/31 | 2018/12/31 | 2018/09/30 | 2018/06/30 | 2018/03/31 | 2017/12/31 | 2017/09/30 | 2017/06/30 | 2017/03/31 | 2016/12/31 | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 選択した財務データ (千米ドル) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| AmerisourceBergen Corporationに帰属する当期純利益(損失) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| AmerisourceBergen Corporationの株主資本合計(赤字) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 収益率 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ROE1 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ベンチマーク | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ROE競合 他社2 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Abbott Laboratories | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Elevance Health Inc. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Intuitive Surgical Inc. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Medtronic PLC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| UnitedHealth Group Inc. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2023-06-30), 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-Q (報告日: 2022-12-31), 10-K (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-Q (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-Q (報告日: 2020-12-31), 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-Q (報告日: 2019-12-31), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-Q (報告日: 2018-12-31), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-Q (報告日: 2017-12-31), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-Q (報告日: 2017-06-30), 10-Q (報告日: 2017-03-31), 10-Q (報告日: 2016-12-31).
1 Q3 2023 計算
ROE = 100
× (AmerisourceBergen Corporationに帰属する当期純利益(損失)Q3 2023
+ AmerisourceBergen Corporationに帰属する当期純利益(損失)Q2 2023
+ AmerisourceBergen Corporationに帰属する当期純利益(損失)Q1 2023
+ AmerisourceBergen Corporationに帰属する当期純利益(損失)Q4 2022)
÷ AmerisourceBergen Corporationの株主資本合計(赤字)
= 100 × ( + + + )
÷ =
2 競合企業の名前をクリックすると、計算が表示されます。
- 利益の推移と傾向
- 当期純利益は、2016年度には安定した水準で推移していたが、2017年度に大きく増加し、その後も一定の増減を繰り返している。2018年度には利益の一部減少が見られるものの、2019年度に再び増加し、2020年度においても高水準を維持している。特に、2020年度の第1四半期から第4四半期にかけては、約960百万ドルに達し、直近の2023年までには再び増加傾向にある。一方、2022年度第3四半期には大きな下落が見られたものの、その後は回復基調を辿っている。特定の四半期には赤字を計上している時期もあり、市場環境の変動や一時的な外部要因の影響を示唆している。
- 株主資本の変動と財務の安定性
- 株主資本は全体として増加傾向にあるものの、2018年度後半から2020年度にかけては赤字状態に入り、マイナスに転じている。特に、2018年度第4四半期以降、2020年度第2四半期まで継続して負の株主資本を記録し、財務の不安定さが露呈している。2020年度第4四半期以降は正の値に戻り、再び資本基盤の回復が見られる。2022年度の下落局面には赤字の影響が大きく関与しており、資本の減少とともに財務の脆弱さが明らかになっている。
- ROE（株主資本利益率）の変動と収益性
- ROEは、2017年度から2019年度にかけて、比較的高い水準（20～50％台）を維持し、収益性の高さを示している。特に2018年度や2019年度には、四半期ごとに40％台を超える高い値が見られる。一方、2020年度に突然マイナス値となり、異常な低下を示している。この期間には、赤字や株主資本の急激な変動が影響していると考えられる。2021年度以降は再び正のROEに回復しているものの、2022年度の一部の四半期では、再び低迷もしくは不安定な状態が観察される。
- 総合的な考察
- 本分析では、当該期間において収益の変動が著しく、利益確定の安定性に課題が示唆されるとともに、株主資本の変動も大きく、財務の安定性に波がある傾向が見られる。特に、2020年の赤字と株主資本の大幅なマイナスが顕著であり、市場環境や内部経営戦略の変遷に影響を受けていると推測される。また、ROEの大きな変動から、収益性の底上げやリスク管理の改善が今後の安定化には重要であると考えられる。
総資産利益率 (ROA)
AmerisourceBergen Corp.、 ROA、計算式(四半期データ)
| 2023/06/30 | 2023/03/31 | 2022/12/31 | 2022/09/30 | 2022/06/30 | 2022/03/31 | 2021/12/31 | 2021/09/30 | 2021/06/30 | 2021/03/31 | 2020/12/31 | 2020/09/30 | 2020/06/30 | 2020/03/31 | 2019/12/31 | 2019/09/30 | 2019/06/30 | 2019/03/31 | 2018/12/31 | 2018/09/30 | 2018/06/30 | 2018/03/31 | 2017/12/31 | 2017/09/30 | 2017/06/30 | 2017/03/31 | 2016/12/31 | |||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 選択した財務データ (千米ドル) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| AmerisourceBergen Corporationに帰属する当期純利益(損失) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 総資産 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 収益率 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ROA1 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ベンチマーク | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ROA競合 他社2 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Abbott Laboratories | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Elevance Health Inc. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Intuitive Surgical Inc. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Medtronic PLC | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
| UnitedHealth Group Inc. | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2023-06-30), 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-Q (報告日: 2022-12-31), 10-K (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-Q (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-Q (報告日: 2020-12-31), 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-Q (報告日: 2019-12-31), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-Q (報告日: 2018-12-31), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-Q (報告日: 2017-12-31), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-Q (報告日: 2017-06-30), 10-Q (報告日: 2017-03-31), 10-Q (報告日: 2016-12-31).
1 Q3 2023 計算
ROA = 100
× (AmerisourceBergen Corporationに帰属する当期純利益(損失)Q3 2023
+ AmerisourceBergen Corporationに帰属する当期純利益(損失)Q2 2023
+ AmerisourceBergen Corporationに帰属する当期純利益(損失)Q1 2023
+ AmerisourceBergen Corporationに帰属する当期純利益(損失)Q4 2022)
÷ 総資産
= 100 × ( + + + )
÷ =
2 競合企業の名前をクリックすると、計算が表示されます。
- 売上高または総資産の推移
-
総資産は、2016年末から2023年6月末までに一貫して増加傾向を示している。特に2021年3月期から2021年6月期にかけて大幅な増加を記録し、ピークは2023年6月期に達している。
この期間中、総資産は約33億9,192百万ドルから約61億1,771百万ドルへと拡大しており、市場拡大または事業規模の拡大を反映している可能性がある。
- 純利益の変動傾向
-
純利益は、2016年から2019年にかけて顕著な増加を示し、2019年12月期には約960億ドルとピークを迎えている。その後、2020年に入り-4,846億ドルと大きな赤字に転じたが、2021年には再び大きな黒字回復を見せており、2023年まで安定的に高水準を維持している。
特に2019年3月期以降にかけて、利益の浮き沈みが明確に観察でき、2020年の赤字は一時的な要因や特別損失などを示唆している可能性がある。一方、2021年以降は回復基調にあり、持続的な業績改善を示唆している。
- ROAの動向
-
総資産に対する純利益利益率であるROAは、2017年前半には1％台から2％台の範囲で推移し、2018年第2四半期には4.4％まで改善している。
しかし、2019年後半から2020年にかけてはマイナス圏に突入し、2020年9月期には-7.97％と著しい低迷を示した。これは純利益の大幅な減少または損失拡大に起因していると推測される。2021年以降は、再び利益水準が回復し、2022年の間に2-3％台まで改善しているが、その後も一定の変動を伴う傾向が見られる。
- 総資産増加と利益の関係性
- 総資産の増加は企業の規模拡大を示しているが、純利益の変動はその規模拡大に対して一貫した利益の増加を保証しないことが示唆される。特に2020年以降の利益の大きな変動と赤字の出現は、企業の収益性に一時的または構造的な困難があった可能性を示している。