貸借対照表の構造:資産
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EOG Resources Inc.、連結貸借対照表の構成:資産
| 2019/12/31 | 2018/12/31 | 2017/12/31 | 2016/12/31 | 2015/12/31 | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 現金および現金同等物 | |||||||||||
| 売掛金、純額 | |||||||||||
| 在庫 | |||||||||||
| 価格リスク管理活動による資産 | |||||||||||
| 未収税額 | |||||||||||
| 繰延法人税 | |||||||||||
| 他 | |||||||||||
| 流動資産 | |||||||||||
| 有形固定資産、プラントおよび設備、ネット | |||||||||||
| 繰延法人税 | |||||||||||
| その他の資産 | |||||||||||
| 固定資産 | |||||||||||
| 総資産 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2019-12-31), 10-K (報告日: 2018-12-31), 10-K (報告日: 2017-12-31), 10-K (報告日: 2016-12-31), 10-K (報告日: 2015-12-31).
- 流動資産の比率の変動と構成
- 流動資産の総資産に占める割合は、2015年の9.61%から2018年には14.9%、2019年には14.2%へと増加傾向を示している。これは、短期資金の保有が比較的増加していることを示唆している。また、現金および現金同等物の割合も、2015年の2.66%から2019年にかけて5.46%へと増加しており、現金リザーブの増加が注目される。売掛金の割合も増加しており、運転資本の需要増加が見受けられる。一方、在庫比率は一時的に増減を繰り返しながらも2018年をピークにやや減少しており、在庫管理に変化があった可能性が示唆される。全体として、短期資産の比率が相対的に高まったことは、流動性の強化や運転資金の調整の必要性を反映していると考えられる。
- 固定資産の割合と変化
- 有形固定資産、プラントおよび設備の割合は、2015年の89.75%から2019年に81.79%へと減少している。これは、固定資産に占める比率の相対的な減少を示し、新規設備投資の抑制や資産の減価償却の進行を反映している可能性が高い。一方、その他の資産の割合は、2015年の0.61%から2019年の4%近くまで増加しており、比較的小さいが多様化した資産構成への移行が進むことを示している。固定資産の割合が低減する傾向は、資産ポートフォリオの最適化や資本支出の見直しの兆候と理解できる。
- 負債や税金に関する動向
- 未収税額の割合は変動傾向にあり、2017年に最も高い0.38%を記録した後、2019年には0.41%に減少している。これは、税務関連の資産や負債の管理状況に変化があった可能性を示す。また、繰延法人税の割合は2015年には0.55%と比較的高く、その後2016年に微減し、その後はほぼ一定範囲に収まっている。これらの傾向は、法人税関連の資産負債の計上や税務戦略の変化を反映している可能性がある。
- 総資産の変化とバランス
- 総資産に占める各構成要素の比率は、2015年から2019年にかけて、流動資産と固定資産の割合の変動が見られたが、基本的には大きな変化はなく、固定資産が依然として総資産の大半を占めている状態が続いている。この安定した比率は、長期的な資産配分の戦略性を反映していると考えられる。総じて、資産の構成は、流動性の向上と固定資産の最適化を図りつつ、税務関連資産の調整も進められていることが窺える。