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International Business Machines Corp. (NYSE:IBM)

損益計算書の構造 

International Business Machines Corp.、連結損益計算書の構成

Microsoft Excel
12ヶ月終了 2024/12/31 2023/12/31 2022/12/31 2021/12/31 2020/12/31
サービス 47.51 49.11 49.90 50.96 61.13
セールス 51.36 49.70 49.02 47.68 37.33
融資 1.13 1.19 1.08 1.36 1.54
収入 100.00% 100.00% 100.00% 100.00% 100.00%
サービス -32.72 -34.03 -34.80 -33.39 -41.30
セールス -10.04 -9.90 -10.53 -10.78 -9.42
融資 -0.59 -0.62 -0.67 -0.93 -0.96
費用 -43.35% -44.55% -46.00% -45.10% -51.68%
粗利 56.65% 55.45% 54.00% 54.90% 48.32%
販売、一般および管理 -31.37 -30.72 -30.74 -32.69 -31.35
研究・開発・エンジニアリング -11.92 -10.95 -10.85 -11.31 -8.60
知的財産とカスタム開発収入 1.59 1.39 1.10 1.07 0.85
営業利益 14.95% 15.17% 13.50% 11.97% 9.22%
外貨取引による利益(損失) 0.73 -0.19 1.06 0.36 -0.15
デリバティブ商品の利益(損失) -0.82 0.03 -0.37 -0.36 0.14
受取利息 1.19 1.08 0.27 0.09 0.14
有価証券および運用資産の純利益(損失) 0.03 0.06 -0.46 0.23 0.03
退職関連所得(費用) -5.51 0.06 -10.82 -2.24 -1.53
1.42 0.46 0.77 0.43 0.23
その他の収入および(費用) -2.95% 1.51% -9.55% -1.49% -1.14%
利息 -2.73 -2.60 -2.01 -2.01 -1.75
継続事業からの税引前利益 9.26% 14.07% 1.94% 8.47% 6.33%
所得税の給付(に関する規定) 0.35 -1.90 1.03 -0.22 1.17
継続事業からの収益 9.61% 12.17% 2.98% 8.25% 7.50%
非継続事業からの利益(損失)(税引後) 0.01 -0.02 -0.24 1.80 0.12
手取り 9.63% 12.15% 2.74% 10.05% 7.62%
非支配持分に帰属する当期純利益 -0.03 -0.03 -0.03 -0.03 -0.03
IBMに帰属する当期純利益 9.60% 12.13% 2.71% 10.01% 7.59%

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2024-12-31), 10-K (報告日: 2023-12-31), 10-K (報告日: 2022-12-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2020-12-31).


収益構成の変化
2020年から2024年にかけて、サービスの割合は一貫して減少しており、2020年の61.13%から2024年には47.51%へと低下している。一方、セールスの割合は逆に増加しており、2020年の37.33%から2024年には51.36%に上昇している。融資の割合は比較的安定しているものの、やや低下傾向にある。また、全体の収益に占める割合は各年度とも100%と示されている。
営業利益の推移
営業利益の収益に占める割合は、2020年の9.22%から2023年の15.17%にかけて増加し、その後わずかに低下しているものの、全体的に見て改善の傾向を示している。これにより、収益構造の効率性向上やコスト管理の改善が示唆される。
費用と粗利益の動向
費用の割合は2020年の51.68%から2024年には43.35%へと減少しており、粗利益の割合は逆に増加している(48.32%から56.65%へ)。これにより、コスト削減や利益率の向上が進んでいることが示唆される。特に、販売・一般・管理費用の割合は全般的に安定しているが、研究・開発費用の割合はやや増加傾向にある。
その他の収益・損失の状況
外貨取引やデリバティブ商品の損益は、年度間で変動がみられるが、総じて少額の変動にとどまっている。退職関連費用は特に2022年に大幅に増加したが、その後やや減少した。その他の収入と費用は変動しているものの、総合的には安定していると考えられる。
税引前利益および純利益
継続事業の税引前利益の割合は、2020年の6.33%から2023年に14.07%と増加傾向にあり、その後やや減少しているが、2024年には9.26%である。純利益も類似の動きであり、IBMに帰属する純利益の割合は2020年の7.59%から2023年の12.13%に増加し、その後やや縮小したが、2024年には9.6%と安定している。これらの推移は、収益性の向上とコスト管理の改善を反映していると考えられる。
その他の要因
非継続事業からの利益や損失、税効果の変動もみられるが、影響は限定的である。特に、退職関連費用の増減は注意深く監視される必要があるが、全体としては一時的な変動にとどまっている。外貨や金融商品に関する損益も比較的小さな範囲で変動しており、総合的な財務の安定性には大きな影響を与えないと考えられる。