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Amazon.com Inc. (NASDAQ:AMZN)

貸借対照表:負債と株主資本 

貸借対照表は、債権者、投資家、アナリストに、会社のリソース(資産)とその資本源(資本および負債)に関する情報を提供します。通常、企業の資産の将来の収益能力に関する情報や、売掛金や棚卸資産から生じる可能性のあるキャッシュフローの指標も提供します。

負債は、過去の出来事から生じる会社の義務を表し、その決済は企業からの経済的利益の流出をもたらすと予想されています。

Amazon.com Inc.、連結貸借対照表:負債および株主資本

百万米ドル

Microsoft Excel
2024/12/31 2023/12/31 2022/12/31 2021/12/31 2020/12/31
買掛金 94,363 84,981 79,600 78,664 72,539
リース負債の当座預金部分、オペレーティング・リース 10,546 8,419 7,458 6,349 4,586
リース負債の当座預金部分、ファイナンス・リース 1,375 2,032 4,397 8,083 10,374
長期借入金の当座預金残高 5,017 8,494 2,999 1,491 1,155
50,027 45,764 47,712 35,852 28,023
未払費用およびその他の費用 66,965 64,709 62,566 51,775 44,138
前受収益 18,103 15,227 13,227 11,827 9,708
流動負債 179,431 164,917 155,393 142,266 126,385
長期リース負債、オペレーティングリース(当期部分を除く) 69,050 67,220 61,582 51,981 34,513
長期リース負債、ファイナンスリース(当期部分を除く) 9,227 10,077 11,386 15,670 18,060
長期リース負債(当期部分を除く) 78,277 77,297 72,968 67,651 52,573
長期借入金(当期部分を除く) 52,623 58,314 67,150 48,744 31,816
その他の長期負債 28,593 25,451 21,121 23,643 17,017
長期負債 159,493 161,062 161,239 140,038 101,406
総負債 338,924 325,979 316,632 282,304 227,791
優先株、額面0.01ドル。発行済みまたは発行済みの株式はありません
普通株式、額面0.01ドル 111 109 108 5 5
財務省在庫、コスト (7,837) (7,837) (7,837) (1,837) (1,837)
追加資本金 120,864 99,025 75,066 55,538 42,865
その他包括損失累計額 (34) (3,040) (4,487) (1,376) (180)
剰余 金 172,866 113,618 83,193 85,915 52,551
株主資本 285,970 201,875 146,043 138,245 93,404
総負債および株主資本 624,894 527,854 462,675 420,549 321,195

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2024-12-31), 10-K (報告日: 2023-12-31), 10-K (報告日: 2022-12-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2020-12-31).


流動負債の推移と傾向
2020年から2024年にかけて、流動負債は概ね増加傾向にあり、2024年には179,431百万米ドルに達している。この期間中、買掛金や未払費用・その他費用の増加が顕著であり、短期的な支払義務の拡大を示唆している。
長期負債の動向
長期負債は2020年から2024年にかけて増加傾向を示し、特に長期借入金と長期リース負債がともに増加している。長期借入金は一部で増減を見せながらも、総じて増加傾向にあり、資金調達や投資活動の増加を反映している。一方、長期リース負債の内訳において、オペレーティング・リースは増加しているが、ファイナンス・リースは減少傾向にある。
株主資本の変動
株主資本は2020年の93,404百万米ドルから2024年の285,970百万米ドルへと大きく増加している。特に追加資本金と剰余金の増加が顕著であり、これに伴い株式の価値向上や内部留保の蓄積が進んでいることが推測される。総じて、株主資本の拡大は企業の収益力向上と資本基盤の強化を示している。
総負債と資本の推移
総負債および株主資本は、2020年の321,195百万米ドルから2024年の624,894百万米ドルまで増加している。これにより、企業の資産規模の拡大を反映しており、負債と株主資本の両面で積極的な資金調達と資本蓄積が行われている。
短期と長期負債のバランス
短期負債と長期負債の比率は全体として長期負債の増加が続いていることから、企業は主に長期的な資金調達手段を活用しており、財務の安定性向上を意図している可能性がある。ただし、流動負債の増加により、短期的な支払い義務も増大しており、資金運用の効率化や管理が重要となる。
その他の指標と留意点
未払費用や前受収益の増加は、企業の販売やサービス提供に伴う未済負債の蓄積を示している。コストに関する情報では、財務省在庫の負の値の変動は会計処理上の調整が反映されていると考えられ、純粋な資産や負債としての実態解釈には注意が必要である。総じて、資本と負債の両側面で企業が積極的に資金調達と資産拡大を図っている傾向が読み取れる。