貸借対照表の構造:資産
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Fortinet Inc.、連結貸借対照表の構成:資産(四半期データ)
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-K (報告日: 2022-12-31), 10-Q (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-Q (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-Q (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-K (報告日: 2019-12-31), 10-Q (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-K (報告日: 2018-12-31), 10-Q (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31).
- 流動資産と現金・短期投資の変動
- 全期間を通じて、流動資産の占める割合は比較的一定範囲内で推移しており、60％から75％の間で変動しています。特に現金および現金同等物の割合は、2018年から2020年にかけて大きく低下し、2020年以降に再び上昇傾向を示しています。2022年度からは約27％まで増加し、流動性の向上が示唆される。一方、短期投資の割合は2018年から2022年にかけて減少傾向が見られ、特に2022年度には8％台にまで低下しています。これにより、企業は流動性資産の構成を見直しつつある可能性が示唆される。
- 負債や資産構成の変化
- 売掛金の割合は2020年度以降上昇し、2023年度には約16％に達していることから、売掛金の増加が見られる。一方で、在庫の割合も平均して増加しており、2022年度には約4.4％にまで増加している。これらの動きは、売上高の増加や販売戦略の変化を反映している可能性がある。市場性のある株式や負債の割合については公表されたデータが少なく、詳細な比較は難しいが、流動資産の一部としての株式の割合は一定範囲内で推移している。
- 有形固定資産の推移と投資活動
- 有形固定資産の割合は2020年以降に増加し、2022年度には約16.7％に達している。2021年度に一時的に低下したものの、それ以降再び増加している。この増加は、企業の資産基盤の強化や設備投資の拡大を示す可能性がある。同時に、「その他の資産」の割合も高まりを見せており、資産ポートフォリオの変化が見られる。
- 無形資産と長期投資の動向
- 無形固定資産の割合は比較的安定しているが、時折増減している。特に、その他の無形固定資産は2021年度以降に増加し、一時的に比較的大きな割合を示すことがあった。ただし、長期投資は一貫して割合を低く抑えており、ピークでも約7％未満で推移している。これは、投資活動の重点が主に有形資産や無形資産に偏っていることを示唆する。
- 資産全体と流動性のバランス
- 総資産のうち、流動資産の割合は全期間で大きく変動しており、2022年度には約55％にまで下がったが、その後再び上昇しており、2023年度には約63％となっている。一方、有形固定資産の割合は2022年度以降に増加し、最大で約44％に達している。これらの動きは、バランスシートの中で流動性の確保と長期的な資産投資の両立を模索していることを示している。