貸借対照表の構造:資産
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Air Products & Chemicals Inc.、連結貸借対照表の構成:資産(四半期データ)
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-Q (報告日: 2020-12-31), 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-Q (報告日: 2019-12-31), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-Q (報告日: 2018-12-31), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-Q (報告日: 2017-12-31), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-Q (報告日: 2017-06-30), 10-Q (報告日: 2017-03-31), 10-Q (報告日: 2016-12-31), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-Q (報告日: 2016-06-30), 10-Q (報告日: 2016-03-31), 10-Q (報告日: 2015-12-31), 10-K (報告日: 2015-09-30), 10-Q (報告日: 2015-06-30), 10-Q (報告日: 2015-03-31), 10-Q (報告日: 2014-12-31).
- 資産構成の変化と流動性
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総資産に占める現金および現金品目の割合は、2014年の1.35%から2017年にかけて大きく増加し、2018年12月には最高の16.57%に達した後、2019年以降はやや低下している。一方、短期投資は2017年以降に顕著に増加し、2020年には約10%を占めるまでに拡大したが、その後減少傾向にある。
流動資産の割合は、2014年の17.79%から2017年にかけて上昇し、2017年3月には約31.82%となった。その後、2020年には約33.77％に落ち着いた。これに伴い、手元資産の流動性向上が見られ、短期資産の増加が反映されていると考えられる。
- 売掛金と在庫の推移
- 売掛金の総資産に占める割合は、概ね安定しており、平均して約6%から8%の範囲で推移しているが、2018年12月に6.54%まで減少した後、2020年には7.18%に上昇している。これは取引先との信用取引や回収効率に変動があった可能性を示唆している。一方、在庫比率は全期間を通じて低く、平均約1.6%から4%の範囲で推移し、在庫管理の効率性が高いことを示している。
- 固定資産と資産の構成
- プラントおよび設備、有料の比率は2014年の114.86%から一定の範囲内で変動し、2019年頃には約117.90%に達している。減価償却累計額は負の値として、資産の帳簿価値を示し、この期間において着実に減価償却が進んでいることがわかる。総じて、固定資産の割合は70%から75%の間で変動し、資産の大部分を固定資産が占めていることを示している。
- 無形資産と非流動資産の動向
- 無形固定資産は資産全体に占める割合は比較的小さく、2014年の3.32%から2019年には1.54%まで減少している。非流動リース債権も一定の割合で存在し、2014年には7.92%、2020年には3.24%に減少している。これらの傾向は、資産の回収期間の短縮やリース負債の管理の効率化を示唆している。
- 資産全体の傾向と資本構成
- 総資産に占める流動資産の割合は、2014年の約17.79%から2017年の約31.82%に向けて増加し、その後は一定の範囲で推移している。資産の構成は基本的に流動性の向上を反映し、特に短期資産の拡大とともに、手元資産の比率が高まっていることが窺える。資本関連の投資や持分関連会社への投資も一定水準で維持されており、時期による変動は見られるものの、全体的に安定した資本構成を維持していると考えられる。