Air Products & Chemicals Inc. は7つのセグメントで事業を展開しています。産業ガス、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ);産業ガス、アジア;産業ガス、グローバル;材料技術;廃棄物からのエネルギー;そして企業およびその他。
報告対象セグメントの利益率
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
工業用ガス、南北アメリカ | 27.88% | 25.76% | 24.69% | 26.14% | 26.77% | 21.88% |
産業ガス、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ) | 24.57% | 23.59% | 20.33% | 21.74% | 22.51% | 17.73% |
産業ガス、アジア | 32.04% | 32.44% | 28.07% | 27.04% | 26.17% | 23.24% |
工業用ガス、全球 | -10.96% | -4.48% | 12.36% | 9.86% | -4.27% | -17.99% |
材料技術 | — | — | — | — | 26.25% | 22.84% |
廃棄物からのエネルギー | — | — | — | — | — | — |
コーポレートおよびその他の | -51.49% | -129.16% | -209.52% | -206.54% | -15.24% | -15.58% |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
- 全体的な利益率の傾向
- 各セグメントにおいて、期間ごとの利益率には比較的明確な変動が認められる。特に、工業用ガスおよび産業ガスの特定地域セグメントでは、利益率の改善が見られる。一方、全球の工業用ガスセグメントやコーポレート部門では、継続的なマイナスの利益率や著しい変動が観察される点に留意される。
- 南北アメリカの工業用ガスセグメント
- 利益率は2015年の21.88%から2016年に26.77%へ上昇した後、その後も緩やかな変動を示しつつ、2019年には25.76%、2020年には27.88%に達している。これは、この地域におけるセグメントの収益性向上の傾向を示唆している。
- ヨーロッパ、中東、アフリカの産業ガスセグメント
- 利益率は2015年の17.73%から2016年の22.51%に上昇し、その後やや変動しつつも、2019年には23.59%、2020年には24.57%と比較的高水準を維持している。これは、該当地域での収益性が向上傾向にあることを示す。
- アジアの産業ガスセグメント
- 利益率は2015年の23.24%から2016年に26.17%、2017年に27.04%、2018年に28.07%と継続して増加し、2019年に32.44%、2020年に32.04%と高水準を保っている。この動きから、アジア地域においては特に収益性向上が顕著であると推察できる。
- 全球の工業用ガスセグメント
- 利益率は2015年の-17.99%から2016年の-4.27%に改善し、その後2017年に9.86%、2018年に12.36%と黒字化の兆しを見せるも、2019年から2020年にかけて再びマイナスに転じている。特に2019年以降の大きなマイナスは、グローバルの全体的な収益性の問題や市場の変動を示唆している可能性がある。
- コーポレートおよびその他のセグメント
- 利益率は長期にわたり大きくマイナスの値が続いており、2015年の-15.58%、2016年の-15.24%に始まり、2017年及び2018年には極端な-206.54%、-209.52%と著しく悪化した。2019年には-129.16%、2020年には-51.49%と改善の兆しは見えるものの、依然として高い損失を計上している状態にある。これらは、コーポレート部門の収益性の深刻な悪化を示しており、経営上の課題や一時的な特別損失等が背景にあると考えられる。
報告対象セグメントの利益率: 産業ガス、南北アメリカ
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
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選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
営業利益(損失) | 1,012,400) | 997,700) | 927,900) | 950,600) | 895,200) | 808,400) |
外部顧客への販売 | 3,630,700) | 3,873,500) | 3,758,800) | 3,637,000) | 3,343,600) | 3,693,900) |
報告可能なセグメントの収益性比率 | ||||||
報告対象セグメントの利益率1 | 27.88% | 25.76% | 24.69% | 26.14% | 26.77% | 21.88% |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメントの利益率 = 100 × 営業利益(損失) ÷ 外部顧客への販売
= 100 × 1,012,400 ÷ 3,630,700 = 27.88%
- 営業利益の推移
- 2015年度から2020年度まで、営業利益は一貫して増加傾向にあり、最終年度には1,012,400千米ドルに達している。特に2016年度から2018年度にかけては年々増加している一方、2018年度から2019年度にかけての増加ペースはやや鈍化しているが、総じて好調な収益性を維持している。
- 外部顧客への販売額の変動
- 外部顧客への販売は2015年度には3,693,900千米ドルだったが、その後一旦減少し2016年度には3,343,600千米ドルまで下落した。その後は2017年度以降にかけて回復し、2019年度には最大の3,873,500千米ドルを記録したものの、2020年度には再び減少し、3,630,700千米ドルとなった。これにより、市場環境や販売戦略の変動が影響している可能性が示唆される。
- 報告対象セグメントの利益率
- セグメント利益率は2015年度の21.88%から2018年度までやや低下し、24.69%となった後、2019年度には25.76%へと回復し、その後2020年度には27.88%と上昇している。この利益率の向上は、収益性の改善またはコスト管理の効率化を示していると考えられる。特に2020年度の利益率増加は、企業の収益性向上を反映している可能性がある。
報告対象セグメントの利益率: 産業ガス、EMEA(欧州、中東、アフリカ)
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
営業利益(損失) | 473,300) | 472,400) | 445,800) | 387,100) | 382,800) | 330,700) |
外部顧客への販売 | 1,926,300) | 2,002,500) | 2,193,300) | 1,780,400) | 1,700,300) | 1,864,900) |
報告可能なセグメントの収益性比率 | ||||||
報告対象セグメントの利益率1 | 24.57% | 23.59% | 20.33% | 21.74% | 22.51% | 17.73% |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメントの利益率 = 100 × 営業利益(損失) ÷ 外部顧客への販売
= 100 × 473,300 ÷ 1,926,300 = 24.57%
- 営業利益の推移
- 2015年度から2020年度にかけて、営業利益は全体として増加傾向にあります。最初の年である2015年の330,700千米ドルから、2020年には473,300千米ドルに達しています。特に2018年から2019年度にかけて大きな増加が見られ、その後も安定して高水準を維持しています。
- 外部顧客への販売額の動向
- 外部顧客への販売額は、2015年度の1,864,900千米ドルから2018年度の2,193,300千米ドルにかけて増加していますが、その後は減少に転じ、2020年度には1,926,300千米ドルとなっています。この間に一時的な伸びを見せた後、2020年度にはやや縮小しています。
- 報告対象セグメントの利益率
- 利益率は、2015年度の17.73%から2019年度に23.59%へと上昇傾向を示しています。2020年度にはやや伸び悩み、24.57%となっていますが、長期的には高い利益率を維持しており、効率性の向上がうかがえます。
- 総合的な見解
- これらのデータから、企業は営業利益の持続的な増加を実現しており、収益性の改善に成功していると考えられます。一方で、外部顧客への販売額は増減を繰り返しており、市場の変動や販売戦略の調整が必要となる可能性があります。利益率の上昇は、コスト管理または高付加価値の提供によるものであり、今後も収益性の維持・向上に向けた取り組みが重要となると推察されます。
報告対象セグメントの利益率: 産業ガス、アジア
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
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選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
営業利益(損失) | 870,300) | 864,200) | 689,900) | 531,200) | 449,100) | 380,500) |
外部顧客への販売 | 2,716,500) | 2,663,600) | 2,458,000) | 1,964,700) | 1,716,100) | 1,637,500) |
報告可能なセグメントの収益性比率 | ||||||
報告対象セグメントの利益率1 | 32.04% | 32.44% | 28.07% | 27.04% | 26.17% | 23.24% |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメントの利益率 = 100 × 営業利益(損失) ÷ 外部顧客への販売
= 100 × 870,300 ÷ 2,716,500 = 32.04%
- 売上高の推移
- 外部顧客への販売額は、2015年の1,637,500千米ドルから2019年と2020年にかけて継続的な増加傾向を示しており、期間を通じて堅調な成長を維持していることが読み取れる。特に、2018年以降の増加幅が顕著であり、市場の拡大または販売戦略の強化が影響している可能性がある。
- 営業利益の動向
- 営業利益は、2015年の380,500千米ドルから2019年の864,200千米ドルにかけて継続的に増加し、2020年には870,300千米ドルと更なる改善を見せている。この継続的な増加は、売上の拡大に伴うコスト効率の向上や販売体制の強化、および利益率の維持・向上によるものと考えられる。
- 利益率の変化
- 報告対象セグメントの利益率は、2015年の23.24%から2019年の32.44%まで上昇し、その後ほぼ横ばいの32.04%を維持している。この傾向は、収益性の向上とコスト管理の効果を示唆しており、利益率の安定化は経営の効率化と高付加価値の商品・サービスの提供に寄与している可能性がある。
- 総合的な評価
- これらのデータから、期間を通じて売上と営業利益の両方が堅調に成長しており、利益率も高水準で安定していることが示される。売上拡大に伴う収益性の向上が見られる一方、今後も市場動向やコスト構造の変化を注視する必要があると考えられる。
報告対象セグメントの利益率: 産業ガス、グローバル
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
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選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
営業利益(損失) | (40,000) | (11,700) | 53,900) | 71,300) | (21,300) | (51,600) |
外部顧客への販売 | 364,900) | 261,000) | 436,100) | 722,900) | 498,800) | 286,800) |
報告可能なセグメントの収益性比率 | ||||||
報告対象セグメントの利益率1 | -10.96% | -4.48% | 12.36% | 9.86% | -4.27% | -17.99% |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメントの利益率 = 100 × 営業利益(損失) ÷ 外部顧客への販売
= 100 × -40,000 ÷ 364,900 = -10.96%
- 営業利益の変動について
- 2015年から2016年にかけて、営業損失は大幅に改善し、2017年には黒字化を達成している。特に2017年の営業利益は約71.3百万ドルとなり、その後2018年には約53.9百万ドルと若干減少したものの黒字を維持している。2019年には再び損失を計上し、約-11.7百万ドルとなった。その後2020年にはさらなる損失拡大により、約-40百万ドルに達している。これらの動向は、営業活動の利益率の変動とも連動しており、収益性の改善と悪化を繰り返していることを示している。
- 外部顧客への販売高の推移
- 販売高は2015年の約286.8百万ドルから2017年には約722.9百万ドルまで増加し、その後2018年には約436.1百万ドルに減少したピークを迎える。2019年と2020年にはそれぞれ約261百万ドルおよび約365百万ドルに回復しているが、2017年の高値から見ると一定の変動を見せている。全体としては、販売高は増加と減少を繰り返しながらも、比較的高い水準を維持している。
- セグメントの利益率について
- 2015年から2016年にかけて、セグメントの利益率は負の値から改善し、2017年には約9.86%の黒字へと転じている。その後、2018年には約12.36%と高い利益率を維持したが、2019年には約-4.48%と赤字に転落し、2020年にはさらに悪化し約-10.96%となった。これにより、収益性は短期間で改善と悪化を繰り返しており、セグメントの収益性に対する外部環境や取組の影響が見られる。
- 総括
- 全体的に見ると、同期間中、売上高は比較的高い水準を維持しつつも、営業利益は顕著な変動を示しており、特に2017年に大きな黒字を記録した後は再び損失に転じている。利益率の動きは、営業活動の収益性の改善と悪化を反映していると考えられ、市場環境や内外の経営施策による影響が疑われる。今後の安定した成長と収益性の改善には、これらの変動要因に対する継続的な管理・改善が求められるだろう。
報告対象セグメントの利益率: 材料技術
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
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選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
営業利益(損失) | —) | —) | —) | —) | 530,200) | 476,700) |
外部顧客への販売 | —) | —) | —) | —) | 2,019,500) | 2,087,100) |
報告可能なセグメントの収益性比率 | ||||||
報告対象セグメントの利益率1 | — | — | — | — | 26.25% | 22.84% |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメントの利益率 = 100 × 営業利益(損失) ÷ 外部顧客への販売
= 100 × 0 ÷ 0 = —
- 営業利益の傾向と分析
- 2015年から2016年にかけて、営業利益は微増しており、530,200千米ドルへと成長している。これにより、収益性が改善した兆候が見られる。一方、2017年から2019年にかけてのデータが欠損しているため、その期間の詳細な動向は把握できないが、2015年と2016年の伸びからは、営業効率やコスト管理の向上があった可能性が考えられる。
- 外部顧客への販売の推移
- 外部顧客への販売額は、2015年の2,087,100千米ドルから2016年には約1,954,500千米ドルに減少している。これは約13%の減少を示し、売上規模の縮小または市場シェアの低下を示唆している。ただし、その後の詳細なデータは欠損しており、今後の動向確認が必要である。
- 報告対象セグメントの利益率
- 利益率は2015年の22.84%から2016年には26.25%に上昇している。この増加は、収益性の向上やコスト効率の改善を反映していると考えられる。利益率の伸びは、営業利益と併せて、会社の収益性が向上した傾向を示しており、経営効率の改善につながった可能性がある。欠損情報のため、それ以降の変化については明確な評価が難しいが、前年度の好調な収益性を維持、あるいは改善していたことが示唆される。
報告対象セグメントの利益率: 廃棄物からのエネルギー
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
営業利益(損失) | —) | —) | —) | —) | —) | (10,100) |
外部顧客への販売 | —) | —) | —) | —) | —) | —) |
報告可能なセグメントの収益性比率 | ||||||
報告対象セグメントの利益率1 | — | — | — | — | — | — |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメントの利益率 = 100 × 営業利益(損失) ÷ 外部顧客への販売
= 100 × 0 ÷ 0 = —
- 営業利益の動向
- 提供されたデータから、2015年度の営業利益は-10,100千米ドルとなっており、これは同社が当該年度に大きな営業損失を計上していたことを示している。以降の年度において、営業利益の数値が欠落しているため、損益の推移や改善状況についての判断はできないが、初期の損失規模は非常に顕著であったと推測される。
- 外部顧客への販売額と利益率
- 両者とも、2016年以降のデータが欠落しているため、これらの項目に関する具体的な傾向や変動についての分析は行えない。したがって、売上規模や利益率の改善・悪化に関する情報は不明であるが、営業利益の改善に向けた取り組みの一端を推測させるデータ不足が存在している。
- 総合所見
- データの欠落により、詳細な年度別の動向や比較は困難であるが、初期段階で大きな営業損失が発生していたことが明らかである。今後の報告において、営業利益の改善や外部顧客への販売の拡大、利益率の向上に関するデータの更新が望まれる。また、これに基づく継続的な監視と分析を通じて、企業の財務健全性や収益性の推移を把握する必要がある。
報告対象セグメントの利益率: 企業・その他
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
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選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
営業利益(損失) | (112,200) | (152,800) | (176,000) | (170,600) | (37,500) | (50,600) |
外部顧客への販売 | 217,900) | 118,300) | 84,000) | 82,600) | 246,100) | 324,700) |
報告可能なセグメントの収益性比率 | ||||||
報告対象セグメントの利益率1 | -51.49% | -129.16% | -209.52% | -206.54% | -15.24% | -15.58% |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメントの利益率 = 100 × 営業利益(損失) ÷ 外部顧客への販売
= 100 × -112,200 ÷ 217,900 = -51.49%
- 売上高の動向
- 売上高は2015年の3億2470万ドルから、2020年には2億1790万ドルに増加しており、全体的には回復傾向を示している。ただし、2017年には8,260万ドルに大きく減少しているため、その後の回復が見られる。この数値変動は、事業の規模や市場環境の変化を反映している可能性がある。
- 営業利益の変化
- 営業利益は、2015年から2019年にかけて赤字を継続しており、特に2017年には-1億7060万ドル、2018年には-1億7600万ドルと大きな赤字を計上している。その後、2020年には-1億1220万ドルと赤字幅が縮小したが、依然として損失を計上している。これらの結果は、営業活動に関連するコストまたは市場環境の悪化に起因する可能性がある。
- 外部顧客への販売額
- 外部顧客への売上高は2015年の3億2470万ドルから2020年には2億1790万ドルへと減少したものの、2019年の1億1830万ドルから2020年にかけては増加に転じている。この増加は、収益回復の兆しや販売戦略の改善を示唆する可能性がある。
- 利益率の推移
- 報告対象セグメントの利益率は、2015年から2016年までわずかな減少傾向を示した後、2017年以降一貫して大きくマイナスの値を示している。特に2017年と2018年には、利益率が-206.54%および-209.52%と非常に低い水準に達している。これは、利益率が著しく悪化していることを示し、コスト構造や収益性の課題を反映している可能性が高い。
報告対象セグメントの総資産利益率
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
工業用ガス、南北アメリカ | 15.32% | 17.11% | 15.72% | 16.28% | 15.20% | 14.00% |
産業ガス、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ) | 12.08% | 14.53% | 13.59% | 11.82% | 12.04% | 9.95% |
産業ガス、アジア | 12.72% | 13.85% | 11.69% | 12.04% | 10.61% | 9.16% |
工業用ガス、全球 | -10.06% | -3.59% | 22.45% | 25.50% | -5.79% | -13.93% |
材料技術 | — | — | — | — | 29.67% | 27.37% |
廃棄物からのエネルギー | — | — | — | — | — | -1.13% |
コーポレートおよびその他の | -1.52% | -4.64% | -4.57% | -3.67% | -1.45% | -4.29% |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
- セグメント別総資産利益率の推移について
-
南北アメリカの工業用ガスセグメントは、2015年から2019年までの期間において、一貫して高いROAを維持しており、2017年に最高値の16.28%を記録している。2020年にはやや低下したものの、依然として高い利益効率を示している。
EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)の産業ガスセグメントも、2015年以降、総資産利益率が着実に向上しており、2019年には14.53%に達した。これは、地域的な事業効率の改善を反映していると考えられる。
アジアの産業ガスセグメントも、全体的に良好なパフォーマンスを示しており、2019年に13.85%まで上昇した。これにより、アジア地域において事業が利益性を高めていることが明らかとなる。
- 全球工業用ガスセグメントの総資産利益率の変動
- 全球の工業用ガスセグメントは、2015年にはマイナス13.93%と大きく低迷した後、2017年にかけて顕著な改善を示し、一時的に25.5%の高い利益率を達成した。しかしながら、2018年以降は再びマイナス圏に戻り、2020年には-10.06%と低迷を続けている。このことから、全球事業においては収益性が不安定であることが示唆される。
- その他のセグメントのパフォーマンス状況
-
材料技術セグメントは、2015年と2016年にかけて高いROAを記録しており、特に29.67%にまで達しているが、その後のデータは欠損しており、現状の動向を判断する材料に乏しい。一方、廃棄物からのエネルギーセグメントは、2016年以前にマイナスのROAを示していたが、その後のデータはないため、詳細な評価は困難である。
コーポレートおよびその他のセグメントは、2015年以降、一定のマイナス利益率を示しており、2020年には-1.52%まで改善しているものの、引き続き利益効率の改善余地があることが示唆される。
報告対象セグメントの総資産利益率: 産業ガス、南北アメリカ
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
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選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
営業利益(損失) | 1,012,400) | 997,700) | 927,900) | 950,600) | 895,200) | 808,400) |
総資産 | 6,610,100) | 5,832,200) | 5,904,000) | 5,840,800) | 5,889,200) | 5,774,900) |
報告可能なセグメントの収益性比率 | ||||||
報告対象セグメントの総資産利益率1 | 15.32% | 17.11% | 15.72% | 16.28% | 15.20% | 14.00% |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメントの総資産利益率 = 100 × 営業利益(損失) ÷ 総資産
= 100 × 1,012,400 ÷ 6,610,100 = 15.32%
営業利益の推移については、2015年から2019年まで緩やかに増加しており、2018年に一時的に減少したものの、その後再び上昇しています。具体的には、2015年の808,400千米ドルから2019年には997,700千米ドルへと増加しており、全体として利益が拡大傾向にあることが示されています。
総資産は、2015年の5,774,900千米ドルから2020年には6,610,100千米ドルへと増加しています。しかしながら、2016年から2019年にかけては、一定の増減を繰り返しながらも、概ね横ばいからやや上昇傾向にあります。この間、資産規模は拡大し続けているものといえます。
総資産利益率(ROA)は、2015年の14%から始まり、2017年には16.28%へと上昇しています。2018年にはやや低下しましたが、2019年には再び17.11%に高まり、その後2020年は15.32%に下落しています。全体的には、効率的な資産運用による収益性は比較的堅調に推移していると考えられます。
総じて、当該期間中は利益の着実な拡大と資産規模の増加が見られ、資産の効率性も改善傾向にあったと評価できます。ただし、特定の年度で若干の変動が見られることから、経済環境や特定の事業要因の影響を受けている可能性があります。
報告対象セグメントの総資産利益率: 産業ガス、EMEA(欧州、中東、アフリカ)
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
営業利益(損失) | 473,300) | 472,400) | 445,800) | 387,100) | 382,800) | 330,700) |
総資産 | 3,917,000) | 3,250,800) | 3,280,400) | 3,276,100) | 3,178,600) | 3,323,900) |
報告可能なセグメントの収益性比率 | ||||||
報告対象セグメントの総資産利益率1 | 12.08% | 14.53% | 13.59% | 11.82% | 12.04% | 9.95% |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメントの総資産利益率 = 100 × 営業利益(損失) ÷ 総資産
= 100 × 473,300 ÷ 3,917,000 = 12.08%
- 営業利益の推移
- 営業利益は、2015年から2019年にかけて継続的に増加しており、2018年には445,800千米ドルに達している。2019年に若干の増加がみられ、その後もほぼ横ばいで推移していることから、収益性の向上が一定の期間持続していたと考えられる。
- 総資産の推移
- 総資産は、2015年の3,323,900千米ドルから2020年に3,917,000千米ドルへと増加している。特に2020年は、前年に比べて約7%の増加を示しており、資産規模の拡大が見られる。ただし、2016年には一時的に減少している点も注目される。
- 総資産利益率(ROA)の動向
- 総資産利益率は、2015年の9.95%から2019年には14.53%と増加しており、資産効率の向上とともに収益性も改善していることが示されている。一方、2020年には12.08%へと若干低下しているが、それでも過去平均を上回る水準を維持している。これは、資産を効率的に活用しつつ、安定した収益性を維持していることを示唆している。
報告対象セグメントの総資産利益率: 産業ガス、アジア
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
営業利益(損失) | 870,300) | 864,200) | 689,900) | 531,200) | 449,100) | 380,500) |
総資産 | 6,842,900) | 6,240,600) | 5,899,500) | 4,412,100) | 4,232,700) | 4,154,000) |
報告可能なセグメントの収益性比率 | ||||||
報告対象セグメントの総資産利益率1 | 12.72% | 13.85% | 11.69% | 12.04% | 10.61% | 9.16% |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメントの総資産利益率 = 100 × 営業利益(損失) ÷ 総資産
= 100 × 870,300 ÷ 6,842,900 = 12.72%
- 営業利益の推移
- 2015年から2019年にかけて、営業利益は着実に増加しており、2019年には864,200千米ドルに達している。2020年にはわずかに増加し870,300千米ドルとなり、堅調な成長を維持している。一方、2018年以降の伸び率はやや鈍化しているものの、全体としては高い利益増加傾向が認められる。
- 総資産の推移
- 総資産は2015年の4,154,000千米ドルから2020年には6,842,900千米ドルまで増加している。年平均で着実に資産規模を拡大しており、特に2018年以降に資産の増加が顕著となっている。これに伴い、資産の拡大が事業規模の拡大を支えていると考えられる。
- 総資産利益率(ROA)の推移
- 報告対象セグメントの総資産利益率は、2015年の9.16%から2019年にかけて13.85%に上昇している。2016年以降、一定の増加傾向を示しており、資産効率の改善や収益性の向上を示している。2020年には12.72%へやや低下しているものの、全体としては高い資産効率を維持しており、効率的な資産運用がなされていると推測される。
報告対象セグメントの総資産利益率: 産業ガス、グローバル
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
営業利益(損失) | (40,000) | (11,700) | 53,900) | 71,300) | (21,300) | (51,600) |
総資産 | 397,800) | 325,700) | 240,100) | 279,600) | 367,600) | 370,500) |
報告可能なセグメントの収益性比率 | ||||||
報告対象セグメントの総資産利益率1 | -10.06% | -3.59% | 22.45% | 25.50% | -5.79% | -13.93% |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメントの総資産利益率 = 100 × 営業利益(損失) ÷ 総資産
= 100 × -40,000 ÷ 397,800 = -10.06%
- 営業利益の推移
- 営業利益は2015年から2016年にかけて大きく悪化し、2016年9月期には-21,300千米ドルと赤字へと転じた。その後、2017年9月期に一時的に黒字化して最高の71,300千米ドルを記録したが、2018年9月期以降は再び赤字に転じ、2019年9月期と2020年9月期にはそれぞれ-11,700千米ドルと-40,000千米ドルの損失を計上している。この傾向は、営業利益の変動が極めて不安定であることを示している。
- 総資産の推移
- 総資産は2015年から2020年まで増減を繰り返している。2015年の3,705百万米ドルから一時的に減少し、2017年9月期には2,796百万米ドルまで縮小したが、その後再び増加傾向を示し、2020年には3,978百万米ドルと2015年水準を超えている。この変動は、資産規模の調整や投資活動の変化を反映している可能性がある。
- 総資産利益率(ROA)の傾向
- 総資産利益率は一貫性を欠き、著しい変動を示している。2015年は-13.93%の赤字を記録し、その後も2016年はマイナスの5.79%と低迷し続けた。2017年には25.5%と大きく黒字に転じたが、その後は2018年に22.45%、2019年に-3.59%、2020年には-10.06%と再びマイナス圏に落ち込んでいる。この推移から、収益性と資産効率の間で大きな変動が見られることがうかがえる。
報告対象セグメントの総資産利益率: 材料技術
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
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選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
営業利益(損失) | —) | —) | —) | —) | 530,200) | 476,700) |
総資産 | —) | —) | —) | —) | 1,787,000) | 1,741,900) |
報告可能なセグメントの収益性比率 | ||||||
報告対象セグメントの総資産利益率1 | — | — | — | — | 29.67% | 27.37% |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメントの総資産利益率 = 100 × 営業利益(損失) ÷ 総資産
= 100 × 0 ÷ 0 = —
- 全体的な財務状況の概要
- 2015年から2016年にかけての期間では、営業利益は約476.7百万ドルから530.2百万ドルへと増加しており、一定の収益増加傾向が見られる。その後の年度のデータは欠損しているため、詳細な年度ごとの動向を把握することはできないが、前年度対比の増加から、全体的には収益面での堅調な推移が示唆される。総資産についても、2015年に1,741.9百万ドル、2016年に1,787.0百万ドルとわずかな増加を示しているため、資産規模は安定して推移していることがわかる。
- 収益性の指標
- セグメントの総資産利益率は、2015年に27.37%、2016年には29.67%を記録している。これにより、両年度とも高い資産効率が維持されていることが示されており、2016年にはやや向上していることから、資産を効果的に活用して収益を生み出していると評価できる。ただし、以降の年度データが欠損しているため、それ以降の傾向については判断できない。
- 全体的な動向と示唆
- 2015年から2016年にかけての期間では、営業利益と総資産の増加に伴い、資産効率の指標も改善されていることが理解できる。ただし、それ以降の年度に関する情報が欠乏しているため、長期的な成長傾向や収益性の維持についての確固たる結論を導き出すことは難しい。今後は、継続的な財務データの収集と分析が必要であると考えられる。
報告対象セグメントの総資産利益率: 廃棄物からのエネルギー
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
営業利益(損失) | —) | —) | —) | —) | —) | (10,100) |
総資産 | —) | —) | —) | —) | —) | 894,400) |
報告可能なセグメントの収益性比率 | ||||||
報告対象セグメントの総資産利益率1 | — | — | — | — | — | -1.13% |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメントの総資産利益率 = 100 × 営業利益(損失) ÷ 総資産
= 100 × 0 ÷ 0 = —
財務データの分析によると、2015年9月30日時点では、総資産は約894,400千米ドルであったが、その後の期間において具体的な数値の推移は示されていない。
営業利益(損失)は2015年9月30日に約-10,100千米ドルと赤字を示しており、データの範囲内では、その後の利益または損失の推移に関する情報が欠如しているため、改善傾向や悪化の傾向を判定することはできない。
報告対象セグメントの総資産利益率(ROA)は、2015年9月30日時点で-1.13%と示されており、これは当期の総資産に対して損失を生じていることを反映している。この値が、その後の期間において変動しているかどうかの情報が欠如しているため、収益性の変化に関する評価は困難である。
全体として、提供された財務データは限定的であり、特に複数期にわたる数値の変化やトレンドを把握することが難しい状況にある。しかしながら、2015年の時点では、総資産規模は大きいものの営業損失が発生しており、また、総資産利益率もマイナスであった。これらの点は、当時の企業の収益性や効率性に課題があった可能性を示唆している。
今後の分析には、他の期間の詳細なデータや追加の財務指標を補足する必要があることを示唆している。
報告対象セグメントの総資産利益率: 企業・その他
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
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選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
営業利益(損失) | (112,200) | (152,800) | (176,000) | (170,600) | (37,500) | (50,600) |
総資産 | 7,400,700) | 3,293,500) | 3,854,300) | 4,648,400) | 2,580,800) | 1,178,500) |
報告可能なセグメントの収益性比率 | ||||||
報告対象セグメントの総資産利益率1 | -1.52% | -4.64% | -4.57% | -3.67% | -1.45% | -4.29% |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメントの総資産利益率 = 100 × 営業利益(損失) ÷ 総資産
= 100 × -112,200 ÷ 7,400,700 = -1.52%
- 営業利益の推移
- 売上高に対する営業利益は、2015年から2019年まで一貫してマイナスの状態が続いており、2018年に一時的に悪化し、-176,000千米ドルに到達した後も、2019年には赤字幅が縮小傾向にあるものの依然として損失を計上している。2020年にはさらに赤字額が縮小し、損失の規模は最も小さくなったが、黒字には転じていない。これらの傾向は、収益性の改善が継続的には見られないことを示している。
- 総資産の推移
- 総資産は、2015年の約1,178,500千米ドルから2017年には4,648,400千米ドルへと大きく増加し、その後は2018年には3,854,300千米ドル、2019年には3,293,500千米ドルと安定性が低下したが、2020年には約7,400,700千米ドルと大幅に増加している。これは、資産規模の拡大が2020年に顕著であり、資産運用や投資活動の拡大を反映している可能性がある。
- 総資産利益率(ROA)の推移
- 報告対象セグメントの総資産利益率は、2015年から2019年まで全期間でマイナスの水準を示しており、最低値は2019年の-4.64%。2020年には-1.52%と改善傾向を示すものの、依然としてマイナスの状態であり、資産に対して十分な利益が上げられていないことを示している。このことは、企業の収益性が依然として課題であり、資産拡大によるポジティブな効果は限定的である可能性がある。
報告対象セグメント資産回転率
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
工業用ガス、南北アメリカ | 0.55 | 0.66 | 0.64 | 0.62 | 0.57 | 0.64 |
産業ガス、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ) | 0.49 | 0.62 | 0.67 | 0.54 | 0.53 | 0.56 |
産業ガス、アジア | 0.40 | 0.43 | 0.42 | 0.45 | 0.41 | 0.39 |
工業用ガス、全球 | 0.92 | 0.80 | 1.82 | 2.59 | 1.36 | 0.77 |
材料技術 | — | — | — | — | 1.13 | 1.20 |
廃棄物からのエネルギー | — | — | — | — | — | 0.00 |
コーポレートおよびその他の | 0.03 | 0.04 | 0.02 | 0.02 | 0.10 | 0.28 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
- 総合的なセグメント別資産回転率の動向
- 全体的に、各セグメントの資産回転率には変動が見られる。特に、工業用ガスの全球セグメントでは、2016年から2017年にかけて大きく上昇し、その後2018年にはピークに達したが、2019年以降は減少傾向を示している。一方、南北アメリカとEMEA地域の工業用ガスの資産回転率は比較的安定して推移し、特に2018年には一時的に増加したが、2020年には低下している。アジア地域の産業ガスも同様に、全体的に緩やかに推移しているが、2017年と比較してやや低調な傾向にある。なお、一部セグメント(材料技術や廃棄物からのエネルギー)はデータが欠損しており、長期的な傾向分析は困難である。コーポレートおよびその他のセグメントについては、2016年以降、資産回転率が著しく低下し、2018年から2019年にかけてはほぼ最低水準に沈んでいる。これにより、同セグメントにおける資産の効率的活用が低下している可能性が示唆される。
- セグメント間の比較と今後の展望
- 工業用ガスの全球セグメントは、2016年から2017年にかけて資産回転率が著しく向上し、そのピーク時には2.59と高水準を示したが、その後は低下傾向にある。これは、市場の変動や資産の効率的運用に影響している可能性がある。南北アメリカやEMEA地域の工業用ガスは、比較的安定した資産回転率を示すものの、2020年には低下しており、地域別のビジネス環境の変化や競争圧力を反映している可能性がある。アジアにおいては、資産回転率が平均的に低い水準にあり、規模や競争の激しさを考慮すると、資産効率化の余地が存在すると考えられる。コーポレートおよびその他のセグメントでは、資産回転率が極めて低く、資産の効率性改善に向けた戦略的見直しが必要と思われる。
報告対象セグメント資産回転率: 産業ガス、南北アメリカ
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
外部顧客への販売 | 3,630,700) | 3,873,500) | 3,758,800) | 3,637,000) | 3,343,600) | 3,693,900) |
総資産 | 6,610,100) | 5,832,200) | 5,904,000) | 5,840,800) | 5,889,200) | 5,774,900) |
報告可能なセグメントの活動率 | ||||||
報告対象セグメント資産回転率1 | 0.55 | 0.66 | 0.64 | 0.62 | 0.57 | 0.64 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメント資産回転率 = 外部顧客への販売 ÷ 総資産
= 3,630,700 ÷ 6,610,100 = 0.55
- 総合的な売上傾向
- 外部顧客への販売額は、2015年から2019年まで徐々に増加傾向を示しており、最も高い2019年には3,873,500千米ドルを記録した。しかし、2020年には販売額が355,800千米ドル減少し、3,630,700千米ドルとなった。これは、市場環境の変化や供給調整の影響を反映している可能性がある。
- 総資産の変動
- 総資産は2015年の5,774,900千米ドルから2019年の5,832,200千米ドルまで安定した範囲で変動したが、2020年には6,610,100千米ドルに大幅に増加した。これにより、資産規模は顕著に拡大していることが示唆される。
- 資産回転率の動向
- 報告対象セグメントの資産回転率は、2015年の0.64から2016年に0.57へ減少した後、2017年と2018年には0.62と0.64に回復した。その後、2019年には0.66とピークに達したが、2020年には0.55と大きく低下している。この動きは、資産の効率的利用が2019年まで向上していたが、2020年には効率が低下したことを示している可能性がある。
- 総括
- 全体として、売上高は2015年から2019年にかけて安定的に増加傾向を示していたが、2020年には減少している。総資産は増加に転じており、資産規模は拡大している。一方で、資産回転率の低下は、資産効率の悪化や経営資源の過剰蓄積を示唆している可能性がある。これらの動向からは、同社は過去数年間にわたり成長を維持してきたものの、2020年にかけて経営効率の課題も浮き彫りになっているとの見方ができる。
報告対象セグメント資産回転率: 産業ガス、EMEA(欧州、中東、アフリカ)
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
外部顧客への販売 | 1,926,300) | 2,002,500) | 2,193,300) | 1,780,400) | 1,700,300) | 1,864,900) |
総資産 | 3,917,000) | 3,250,800) | 3,280,400) | 3,276,100) | 3,178,600) | 3,323,900) |
報告可能なセグメントの活動率 | ||||||
報告対象セグメント資産回転率1 | 0.49 | 0.62 | 0.67 | 0.54 | 0.53 | 0.56 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメント資産回転率 = 外部顧客への販売 ÷ 総資産
= 1,926,300 ÷ 3,917,000 = 0.49
- 全体的な売上傾向について
- 外部顧客への販売額は、2015年から2019年にかけて変動を見せながらも、2018年にピークを迎え、その後2019年に減少に転じている。特に、2018年には約219億ドルに達しているが、その後2019年には約200億ドルまで下落しており、売上高の変動性が示唆される。
- 総資産の推移
- 総資産は2015年から2016年にかけて減少傾向を示し、その後横ばいの動きが見られるが、2020年には約391億ドルまで増加している。これは、資産規模が一定の範囲内で変動しつつも、最終的には増加に転じていることを示している。
- 資産回転率の変動
- 報告対象のセグメント資産回転率は、2015年の0.56から2016年にかけてやや低下し、2017年には再び0.54に回復した。2018年には0.67と大きく上昇し、その後2019年と2020年には0.62と0.49へ低下している。このことから、資産を用いた売上獲得効率は、2018年に一時的に向上した後、年次を追うごとに低下していることが明らかとなる。特に、2020年の資産回転率は最も低い値になっている。
- 総合的な観点
- 売上高の変動と資産回転率の動きには一定の相関性は見られないものの、2018年の資産回転率の高まりは売上においてもピークを迎えた時期と一致しており、資産の効率的な運用が一時的に改善された可能性を示す。一方、総資産の増加とともに資産回転率が低下していることは、資産効率の面での懸念材料となり得る。これらの動きは、今後の経営戦略や資産管理の見直しに向けた示唆を含んでいる。
報告対象セグメント資産回転率: 産業ガス、アジア
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
外部顧客への販売 | 2,716,500) | 2,663,600) | 2,458,000) | 1,964,700) | 1,716,100) | 1,637,500) |
総資産 | 6,842,900) | 6,240,600) | 5,899,500) | 4,412,100) | 4,232,700) | 4,154,000) |
報告可能なセグメントの活動率 | ||||||
報告対象セグメント資産回転率1 | 0.40 | 0.43 | 0.42 | 0.45 | 0.41 | 0.39 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメント資産回転率 = 外部顧客への販売 ÷ 総資産
= 2,716,500 ÷ 6,842,900 = 0.40
- 売上高の推移
- 外部顧客への販売額は、2015年度から2019年度にかけて着実に増加している。特に、2017年度から2018年度にかけて大幅な増加が見られ、その後も増加傾向を維持している。これにより、同社の市場展開や販売力の強化が示唆される。
- 総資産の推移
- 総資産もまた、2015年度から2019年度にかけて着実に増加している。特に、2018年度以降に資産規模が大きく拡大していることから、企業の成長に伴う資本投資や資産取得が進められていると考えられる。総資産の増加と売上高の増加は、事業拡大の一環として理解できる。
- 資産回転率の変動
- 報告対象セグメントの資産回転率は、2015年度の0.39から2017年度の0.45まで上昇し、その後2018年度と2019年度にはやや低下している。これにより、資産効率の一時的な改善が見られた一方で、後の年度ではやや効率が低下した可能性が示唆される。総資産の増加に対して売上高も増加しているものの、資産効率の変動が見られることは、一定の資産運用効率の改善が従前より鈍化していることを示している。
- 全体的な分析
- これらのデータから、同社は過去数年間にわたり、積極的な事業拡大と資産増加を実現しており、売上高も同時に拡大していることが明らかとなる。一方で、資産回転率の変動は、資産の効率的な運用が一定の課題となっている可能性を示唆しており、今後の資産効率改善策が求められることが考えられる。総じて、企業は堅調な成長を維持しつつも、資産の効率化に向けた継続的な取組みが重要になると考えられる。
報告対象セグメント資産回転率: 産業ガス、グローバル
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
外部顧客への販売 | 364,900) | 261,000) | 436,100) | 722,900) | 498,800) | 286,800) |
総資産 | 397,800) | 325,700) | 240,100) | 279,600) | 367,600) | 370,500) |
報告可能なセグメントの活動率 | ||||||
報告対象セグメント資産回転率1 | 0.92 | 0.80 | 1.82 | 2.59 | 1.36 | 0.77 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメント資産回転率 = 外部顧客への販売 ÷ 総資産
= 364,900 ÷ 397,800 = 0.92
- 売上高の推移
- 2015年から2017年にかけて、外部顧客への販売額は大きく増加し、2017年度には722,900千米ドルに達した。その後、2018年度に減少し、2019年度には大きく落ち込んだが、その後2020年度には回復傾向を示し、364,900千米ドルとなっている。この動きは、企業の販売活動が一時的に縮小した可能性を示唆している。
- 総資産の変動
- 総資産は2015年度の370,500千米ドルから2017年度の279,600千米ドルまで減少し、その後、2018年度に240,100千米ドルとさらに縮小した。2019年度以降は増加に転じ、2020年度には397,800千米ドルと、ピークに近い水準に回復している。これにより、資産規模は一時的に縮小したが、その後の回復過程にあることが示されている。
- 資産回転率の変動
- 報告対象セグメント資産回転率は、2015年度の0.77から2017年度には2.59と大幅に上昇した。これは、資産に対する売上高の効率性が向上したことを示す。一方、2018年度以降は1.82、2019年度には0.8、2020年度には0.92と、変動が見られる。特に2019年度の0.8は、資産効率が低下した状態を示している。これらの推移から、企業は資産運用効率を改善しつつも、その後の一定の調整局面にあると考えられる。
報告対象セグメント資産回転率: 材料技術
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
外部顧客への販売 | —) | —) | —) | —) | 2,019,500) | 2,087,100) |
総資産 | —) | —) | —) | —) | 1,787,000) | 1,741,900) |
報告可能なセグメントの活動率 | ||||||
報告対象セグメント資産回転率1 | — | — | — | — | 1.13 | 1.20 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメント資産回転率 = 外部顧客への販売 ÷ 総資産
= 0 ÷ 0 = —
販売高の推移について、2015年から2016年にかけてわずかな減少が見られるものの、詳細なデータが欠落しているため、それ以降の傾向についての判断は困難である。これにより、売上規模の大きさや変動性についての正確な評価は制限される。
総資産については、2015年の千米ドルで1741,900、2016年の千米ドルで1787,000と、若干の増加を示している。2016年からそれ以降のデータが欠落しているため、資産規模の長期的な変化や成長トレンドについての分析はできないが、2015年から2016年にかけては緩やかな増加が見られたことになる。
報告対象セグメント資産回転率は、2015年の1.2から2016年の1.13へとやや低下している。これは、資産に対する売上の効率が若干悪化したことを示唆している。ただし、他の期間のデータが欠落しているため、それ以降の動向は把握できない。
全体として、2015年から2016年にかけて手掛かりとなる指標は限定的であるが、総資産のわずかな増加と資産回転率の低下から見て、規模は維持しつつも資産効率に若干の低下が見られた可能性がある。ただし、これらの結果は欠損データにより制約されているため、長期的なトレンドの把握には不十分である。
報告対象セグメント資産回転率: 廃棄物からのエネルギー
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
外部顧客への販売 | —) | —) | —) | —) | —) | —) |
総資産 | —) | —) | —) | —) | —) | 894,400) |
報告可能なセグメントの活動率 | ||||||
報告対象セグメント資産回転率1 | — | — | — | — | — | 0.00 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメント資産回転率 = 外部顧客への販売 ÷ 総資産
= 0 ÷ 0 = —
- 外部顧客への販売
- 提示されたデータには各年度の販売額の具体的な数値が記載されておらず、欠損状態であるため、販売パターンの分析は不可能である。ただし、外部顧客への販売が重要な収益源であることは推察される。
- 総資産
- 総資産についても、各年度の数値が欠損しているため、資産の推移や規模の変化を評価できない。ただし、2015年時点の総資産は894,400千米ドルで記録されていることから、おおよその規模感は把握できる。
- 報告対象セグメント資産回転率
- この財務比率に関するデータも欠損しており、潜在的なセグメント効率や資産の活用状況を評価できない。全体的に、重要な財務指標の詳細な数値や推移が示されていないため、具体的なパフォーマンスの傾向や効率性の評価は困難である。
- 総じて、提供されたデータは限定的であり、具体的な財務指標の推移や変化を分析するには不足している。今後の詳細な数値情報や追加データが必要であると考えられる。
報告対象セグメント資産回転率: 企業・その他
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
外部顧客への販売 | 217,900) | 118,300) | 84,000) | 82,600) | 246,100) | 324,700) |
総資産 | 7,400,700) | 3,293,500) | 3,854,300) | 4,648,400) | 2,580,800) | 1,178,500) |
報告可能なセグメントの活動率 | ||||||
報告対象セグメント資産回転率1 | 0.03 | 0.04 | 0.02 | 0.02 | 0.10 | 0.28 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメント資産回転率 = 外部顧客への販売 ÷ 総資産
= 217,900 ÷ 7,400,700 = 0.03
- 外部顧客への販売について
- 2015年から2019年にかけて外部顧客への販売額は大きく変動しており、2016年には大幅に減少し、その後は回復の兆しが見られるものの、2019年には2015年比で約3分の1に縮小している。2020年には再び増加傾向を示し、前年度比でも大幅な増加を記録したが、2015年の水準には及ばない水準で推移している。
- 総資産について
- 総資産は、2015年の約1,178,500千米ドルから2017年には4,648,400千米ドルまで増加し、その後は減少しつつも2020年には7,400,700千米ドルと大きく拡大している。これにより、一時減少したものの、全体としては大規模な資産の増加傾向が継続していることが示唆される。
- 報告対象セグメント資産回転率について
- この指標は、2015年の0.28からその後減少を続け、2017年には0.02と最も低くなる。2018年以降もほぼ横ばいの状態が続き、2019年は0.04、2020年には0.03と若干持ち直す傾向を見せている。全体として、資産の増加に対して売上高は相対的に伸び悩んでおり、資産効率の低下が顕著となっている。
報告対象セグメントの資本支出と減価償却率
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
工業用ガス、南北アメリカ | 2.26 | 1.08 | 1.13 | 0.92 | 0.92 | 0.99 |
産業ガス、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ) | 1.67 | 1.14 | 0.82 | 0.81 | 0.86 | 1.11 |
産業ガス、アジア | 1.73 | 3.06 | 2.98 | 1.66 | 1.59 | 1.98 |
工業用ガス、全球 | 3.68 | 3.93 | 2.14 | 2.88 | 0.76 | 5.75 |
材料技術 | — | — | — | — | 1.91 | 1.10 |
廃棄物からのエネルギー | — | — | — | — | — | — |
コーポレートおよびその他の | 9.28 | 4.91 | 3.84 | 8.68 | 1.47 | 2.75 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
- 全体的な傾向
- 各セグメントにおいて、減価償却率に対する設備投資の財務比率は、期間を通じて変動が見られる。特に、「工業用ガス、南北アメリカ」や「コーポレートおよびその他の」セグメントにおいては、2019年以降に顕著な増加が観察される。
- セグメント別の詳細分析
-
「工業用ガス、南北アメリカ」セグメントでは、2015年の比率が0.99から始まり、2020年には2.26まで上昇している。特に2019年以降の急激な増加が目立ち、この期間に資本投資の効率化や設備更新の増加、または減価償却費の増加に伴う設備投資の比率の上昇が示唆される。
「産業ガス、EMEA」セグメントは2015年の1.11から2020年には1.67へと上昇しており、比較的安定した増加傾向を示す。特定の年においては若干の変動があるものの、概ね設備投資に対する減価償却の比率が高まりつつある兆候といえる。
「産業ガス、アジア」セグメントは、2015年の1.98から2019年の3.06まで上昇しているが、その後2019年に少し下降し、2020年に1.73に下落したことから、投資集中や資産の収益性の変化が反映されている可能性がある。
「工業用ガス、全球」セグメントでは、特に2016年に比率が極端に低下(0.76)した後、2017年から2019年にかけて上昇を示し、2020年には3.68に至っている。このことは、設備投資に対する資産の減価償却負担の増加や、投資戦略の変化を示唆している可能性がある。
「材料技術」及び「廃棄物からのエネルギー」セグメントでは、データが欠損しており、分析の困難さを示している。一方、「コーポレートおよびその他の」セグメントは、比較的高い比率の増加を示し、2015年の2.75から2020年の9.28に至っている。この顕著な増加は、資本投資の増加や、減価償却負担の比率の変化を反映していると考えられる。
- 総合的な見解
- これらのデータは、各セグメントにおいて資本の効率的な利用に向けた資産の再投資や設備更新の傾向を示していると考えられる。また、特定のセグメントにおいては、設備投資の規模や減価償却の負担に変化が現れており、投資戦略や資産の収益性に影響を及ぼす可能性がある。特に、「コーポレートおよびその他の」セグメントにおいては、著しい比率の上昇が観察され、こうした資本投入の増大が今後の業績にどのように影響を及ぼすか注視が必要である。
報告対象セグメントの資本支出と減価償却率: 産業ガス、南北アメリカ
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
耐用年数が長い資産に対する支出 | 1,264,700) | 545,800) | 546,500) | 427,200) | 406,600) | 414,500) |
減価償却と償却 | 559,500) | 505,200) | 485,300) | 464,400) | 442,500) | 416,900) |
報告対象セグメントの財務比率 | ||||||
報告対象セグメントの資本支出と減価償却率1 | 2.26 | 1.08 | 1.13 | 0.92 | 0.92 | 0.99 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメントの資本支出と減価償却率 = 耐用年数が長い資産に対する支出 ÷ 減価償却と償却
= 1,264,700 ÷ 559,500 = 2.26
- 長期資産に対する支出の傾向
- 耐用年数が長い資産に対する支出は、2015年から2019年までは比較的横ばいの状態が続いたものの、2018年以降に急激な増加を示している。特に2020年には、支出額が大幅に増加し、過去のピークを大きく上回る結果となった。これにより、会社は資産の更新や拡充に大きく投資していることが示唆される。
- 減価償却と償却の推移
- 減価償却と償却費用は、2015年から徐々に増加しており、特に2018年以降にはその伸びが顕著となっている。2019年には505,200千米ドル、2020年には559,500千米ドルと、連続して増加を記録している。この動きは、資産の規模拡大や資産の更新などに伴って減価償却費用も増加していることを反映していると考えられる。
- 資本支出と減価償却の比率
- 報告対象セグメントの資本支出と減価償却率は、2015年から2018年まではおおむね1の範囲内で推移し、資本支出と減価償却のバランスを維持していたことがうかがえる。2018年以降の比率の上昇が続き、2019年には1.08、2020年には2.26と跳ね上がっている。特に2020年の比率の大幅な上昇は、資本支出が増加している一方で、減価償却費の増加速度にはやや遅れがある可能性を示唆しており、資産の新規投入や投資戦略の拡大を示しているものである。
報告対象セグメントの資本支出と減価償却率: 産業ガス、EMEA(欧州、中東、アフリカ)
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
耐用年数が長い資産に対する支出 | 327,600) | 216,300) | 163,100) | 143,200) | 159,500) | 215,600) |
減価償却と償却 | 195,900) | 189,500) | 198,600) | 177,100) | 185,700) | 194,300) |
報告対象セグメントの財務比率 | ||||||
報告対象セグメントの資本支出と減価償却率1 | 1.67 | 1.14 | 0.82 | 0.81 | 0.86 | 1.11 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメントの資本支出と減価償却率 = 耐用年数が長い資産に対する支出 ÷ 減価償却と償却
= 327,600 ÷ 195,900 = 1.67
- 耐用年数が長い資産に対する支出
- この指標は期間を通じて変動が見られ、2015年から2017年までは減少傾向にあり、その後再び増加に転じている。特に2019年と2020年には顕著な増加が見られ、2020年には過去最高値に近づいている。これにより、同期間にわたり長期資産への投資が増加していることを示唆している。
- 減価償却と償却
- この項目の値は比較的安定して推移しており、年々の変動はあるものの、全体としては一定の範囲内に収まっている。2018年に若干増加した後、その後2019年と2020年にはわずかな増加を示していることから、償却費用においては安定性が維持されていると考えられる。
- 報告対象セグメントの資本支出と減価償却率
- この比率は2015年から2017年まで低い水準(0.81〜1.14)で推移していたが、2018年以降は上昇し続け、2019年には1.14、2020年には1.67と顕著に増加している。このことは、資本支出の増加に対して減価償却費用も増加していることを示しており、資産の入れ替えまたは新規投資が積極的に行われている可能性を示唆している。
報告対象セグメントの資本支出と減価償却率: 産業ガス、アジア
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
耐用年数が長い資産に対する支出 | 690,300) | 1,105,500) | 791,900) | 337,800) | 313,300) | 402,500) |
減価償却と償却 | 399,400) | 361,500) | 265,800) | 203,200) | 197,100) | 202,900) |
報告対象セグメントの財務比率 | ||||||
報告対象セグメントの資本支出と減価償却率1 | 1.73 | 3.06 | 2.98 | 1.66 | 1.59 | 1.98 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメントの資本支出と減価償却率 = 耐用年数が長い資産に対する支出 ÷ 減価償却と償却
= 690,300 ÷ 399,400 = 1.73
- 長期資産に対する支出の推移
- 2015年から2019年にかけて、耐用年数の長い資産に対する支出は一貫して増加傾向にある。特に2018年には支出が大きく跳ね上がり、その後2019年に再び増加し、2020年には増加幅が縮小したものの依然として高水準を維持している。これにより、同期間において積極的な資本投資が行われていたことが示される。
- 減価償却と償却費の動向
- 減価償却費は2015年から2019年にかけて継続的に増加しており、特に2018年と2019年において顕著な増加が見られる。2020年にはさらに増加していることから、資産の償却額が拡大し続けていることが伺える。これにより、資産ベースの拡大と、その償却期間の進行が反映されていると考えられる。
- 資本支出と減価償却率の変動
- 報告対象セグメントの資本支出と減価償却率は、全体として2015年の1.98から2019年の3.06にかけて上昇しているが、2020年には再び1.73とやや低下している。高いピーク時には、資本支出に対する償却比率が高く、現投資に対する償却の比重も大きくなっていたことを示す。一方で2020年の比率低下は、資本支出の伸びが鈍化したことや、新たな資産投資のペース調整を反映している可能性がある。
報告対象セグメントの資本支出と減価償却率: 産業ガス、グローバル
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
耐用年数が長い資産に対する支出 | 35,300) | 33,800) | 17,300) | 25,600) | 6,000) | 94,800) |
減価償却と償却 | 9,600) | 8,600) | 8,100) | 8,900) | 7,900) | 16,500) |
報告対象セグメントの財務比率 | ||||||
報告対象セグメントの資本支出と減価償却率1 | 3.68 | 3.93 | 2.14 | 2.88 | 0.76 | 5.75 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメントの資本支出と減価償却率 = 耐用年数が長い資産に対する支出 ÷ 減価償却と償却
= 35,300 ÷ 9,600 = 3.68
- 資産への投資動向とその変動
- 耐用年数が長い資産に対する支出は、2015年に9.48百万ドルを記録し、その後は金額が著しく減少している。2016年には6.00百万ドルに低下し、以降も低水準で推移しているが、2019年および2020年にはそれぞれ33.80百万ドルおよび35.30百万ドルと、やや回復傾向が見られる。これにより、同社は資産投資に関して一時的な縮小とその後の再拡大を経験していることが示唆される。
- 減価償却と償却の変動
- 同期間における減価償却と償却の金額は、2015年の16.50百万ドルをピークに、その後は概ね横ばいまたは微増傾向で推移している。特に2016年には約7.90百万ドルに低下したが、その後は8百万ドル台を維持している。このことから、資産の耐用年数や投資ペースに対して安定的な減価償却・償却費用を計上していることが示唆される。
- 資本支出と減価償却率の比率の推移
- 報告対象セグメントの資本支出と減価償却率を示す財務比率を見ると、2015年は5.75と高値を示し、その後は大きく低下して0.76にまで減少している。その後、2017年から2019年に少しずつ回復し、2019年には3.93、2020年には3.68と、資本支出の増加または減価償却率の上昇を反映した動きとなっている。これらの数値は、企業の投資活動や資本費用の管理に変化があった可能性を示唆している。
報告対象セグメントの資本支出と減価償却率: 材料技術
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
耐用年数が長い資産に対する支出 | —) | —) | —) | —) | 147,900) | 102,500) |
減価償却と償却 | —) | —) | —) | —) | 77,400) | 92,800) |
報告対象セグメントの財務比率 | ||||||
報告対象セグメントの資本支出と減価償却率1 | — | — | — | — | 1.91 | 1.10 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメントの資本支出と減価償却率 = 耐用年数が長い資産に対する支出 ÷ 減価償却と償却
= 0 ÷ 0 = —
- 耐用年数の長い資産に対する支出
- 2015年から2016年にかけて、資産に対する支出は約4,700千米ドル増加している。その後のデータが欠損しているため、以降の動向は不明であるが、最初の2年間において大幅な投資が行われたことが示唆される。
- 減価償却と償却
- 2015年の減価償却費用は約92,800千米ドルであったが、2016年に約17,400千米ドル減少している。この減少の背景や理由についての情報は欠損しているが、減価償却費の減少は資産の償却期間の延長や資産の売却・除却によるものと考えられる可能性がある。
- 報告対象セグメントの資本支出と減価償却率
- 2015年の比率は1.1であり、その後2016年には約1.91へと大きく増加している。この比率の上昇は、資本支出に対して減価償却費用が比較的多く計上されたことを示唆し、資産投資が積極的に行われている可能性を示している。ただし、その後のデータが欠損しているため、今後の動向については明らかではない。
報告対象セグメントの資本支出と減価償却率: 廃棄物からのエネルギー
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
耐用年数が長い資産に対する支出 | —) | —) | —) | —) | —) | 349,200) |
減価償却と償却 | —) | —) | —) | —) | —) | —) |
報告対象セグメントの財務比率 | ||||||
報告対象セグメントの資本支出と減価償却率1 | — | — | — | — | — | — |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメントの資本支出と減価償却率 = 耐用年数が長い資産に対する支出 ÷ 減価償却と償却
= 0 ÷ 0 = —
- 耐用年数が長い資産に対する支出について
- 2015年9月30日までの期間において、耐用年数が長い資産に対する支出は3億4920万ドルであり、その後の4年間についてのデータは欠損しているため、以降の支出動向は不明である。過去年度では一定の投資水準を維持していた可能性が示唆されるが、詳細な変動は把握できない。
- 減価償却と償却について
- 減価償却と償却のデータは提供されていないため、これらの費用や資産の償却状況についての分析は不可能である。したがって、資産の経年変化や費用配分に関する情報は乏しい。
- 報告対象セグメントの資本支出と減価償却率について
- 該当セグメントの資本支出および減価償却率に関する情報も欠落しているため、セグメント別の投資効率や資産の回収状況についての判断は困難である。全体的に、提供されたデータは限定的であり、過去の財務活動やパフォーマンスの詳細な分析には不足している。
報告対象セグメントの資本支出と減価償却率: 企業・その他
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
選択した財務データ (千米ドル) | ||||||
耐用年数が長い資産に対する支出 | 191,100) | 88,300) | 49,600) | 105,900) | 22,500) | 35,700) |
減価償却と償却 | 20,600) | 18,000) | 12,900) | 12,200) | 15,300) | 13,000) |
報告対象セグメントの財務比率 | ||||||
報告対象セグメントの資本支出と減価償却率1 | 9.28 | 4.91 | 3.84 | 8.68 | 1.47 | 2.75 |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
1 2020 計算
報告対象セグメントの資本支出と減価償却率 = 耐用年数が長い資産に対する支出 ÷ 減価償却と償却
= 191,100 ÷ 20,600 = 9.28
- 耐用年数が長い資産に対する支出
- この指標は、各年度において大きく変動していることが観察される。特に2017年に著しく増加し、その後も2019年と2020年にかけて再び増加の兆候を示している。これにより、資産の更新や拡張に積極的に投資を行っている可能性が示唆される。ただし、一部の年度では支出の減少も見られ、投資計画の見直しや資産の耐用年数の変動が影響している可能性も考えられる。
- 減価償却と償却
- この項目は、年々増加傾向にあり、特に2019年と2020年において顕著な増加を示している。これは、資産の取得や更新に伴う減価償却費用が増大したことを反映していると考えられる。また、償却費用の増加は、資産の償却ラインや会計方針の変更の影響も考えられるが、総じて資産の減価償却に対する非常に積極的な取り組みを示している。これにより、財務期間を通じて資産の価値を適切に反映させる努力がなされていることが窺える。
- 報告対象セグメントの資本支出と減価償却率
- この財務比率は、2015年以降の推移において大きな変動を見せている。特に2017年に急激に上昇し、その後も高い水準を維持していることから、特定の期間において資本支出の拡大と減価償却の効率や比率の調整が行われたと推測される。比率の増加は、資産投資活動の活発化や、資本構成の変化、あるいは内部会計の調整の結果と考えられる。これらの動きは、企業の成長戦略や資産管理方針の変化を反映している可能性が高い。
外部顧客への販売
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
工業用ガス、南北アメリカ | 3,630,700) | 3,873,500) | 3,758,800) | 3,637,000) | 3,343,600) | 3,693,900) |
産業ガス、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ) | 1,926,300) | 2,002,500) | 2,193,300) | 1,780,400) | 1,700,300) | 1,864,900) |
産業ガス、アジア | 2,716,500) | 2,663,600) | 2,458,000) | 1,964,700) | 1,716,100) | 1,637,500) |
工業用ガス、全球 | 364,900) | 261,000) | 436,100) | 722,900) | 498,800) | 286,800) |
材料技術 | —) | —) | —) | —) | 2,019,500) | 2,087,100) |
廃棄物からのエネルギー | —) | —) | —) | —) | —) | —) |
コーポレートおよびその他の | 217,900) | 118,300) | 84,000) | 82,600) | 246,100) | 324,700) |
トータル | 8,856,300) | 8,918,900) | 8,930,200) | 8,187,600) | 9,524,400) | 9,894,900) |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
- 傾向と変化
- 当該期間において、工業用ガスの南北アメリカ地域の販売額は全体的に横ばいまたはわずかな減少傾向を示しており、2015年の3,693,900千米ドルから2020年には3,630,700千米ドルに減少しています。一方で、産業ガスのアジア地域は着実に成長を続けており、2015年の1,637,500千米ドルから2020年には2,716,500千米ドルに増加しています。また、産業ガスのEMEA地域では変動が見られるものの、2018年には最高潮の2,193,300千米ドルに到達し、その後はやや縮小しています。グローバルにわたる工業用ガス販売は、2016年の498,800千米ドルをピークに減少傾向にあり、2020年には364,900千米ドルまで落ち込んでいます。これらのデータは、各地域の需要や市場状況の変化を反映している可能性があります。コーポレートおよびその他の販売金額は、比較的変動がありつつも、全体的に上昇傾向が見られ、2015年の324,700千米ドルから2020年には217,900千米ドルに増加しています。総合的には、外部顧客への販売額は全期間を通じて大きな変動を見せており、2015年の9,894,900千米ドルから2020年には8,856,300千米ドルへと微減していますが、一部の地域・セグメントにおいて成長や縮小が顕著に現れていることが分かります。
- 市場の展望と洞察
- アジア市場の連続的な成長は、同地域の需要拡大や産業の拡大を示唆しており、今後の重要な収益源となる可能性があります。一方で、南北アメリカやEMEA地域の販売の変動は、市場の成熟や競争状況の変化を反映している可能性があり、これらの市場の動向を注視することが重要です。グローバルな工業用ガスの販売低迷は、産業構造の変化や競争の激化、または新たな代替技術の台頭を示唆しているかもしれません。今後の成長戦略においては、特にアジア市場のポテンシャルを活用するとともに、市場の成熟や競争激化への対応策を講じる必要があります。全体として、売上構成の地域差やセグメント差に基づき、多様な市場対応戦略の策定が求められる状況と考えられます。
営業利益(損失)
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
工業用ガス、南北アメリカ | 1,012,400) | 997,700) | 927,900) | 950,600) | 895,200) | 808,400) |
産業ガス、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ) | 473,300) | 472,400) | 445,800) | 387,100) | 382,800) | 330,700) |
産業ガス、アジア | 870,300) | 864,200) | 689,900) | 531,200) | 449,100) | 380,500) |
工業用ガス、全球 | (40,000) | (11,700) | 53,900) | 71,300) | (21,300) | (51,600) |
材料技術 | —) | —) | —) | —) | 530,200) | 476,700) |
廃棄物からのエネルギー | —) | —) | —) | —) | —) | (10,100) |
コーポレートおよびその他の | (112,200) | (152,800) | (176,000) | (170,600) | (37,500) | (50,600) |
トータル | 2,203,800) | 2,169,800) | 1,941,500) | 1,769,600) | 2,198,500) | 1,884,000) |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
- 総合的な売上高と営業利益の傾向
- 2015年から2020年にかけて、全体的な営業利益は増加傾向にある。特に、2019年と2020年には営業利益が2,169,800千ドルから2,203,800千ドルに上昇しており、財務状況の改善が見られる。総じて、これらの期間においては、売上高の増加や利益の積み重ねにより、収益性が向上していると考えられる。
- 地域別の営業利益の変動とその傾向
- アジア太平洋地域の営業利益は、2015年の380,500千ドルから2019年と2020年には8,642,000千ドルおよび870,300千ドルへと飛躍的に増加している。これに対し、ヨーロッパ、中東、アフリカ(EMEA)の営業利益は緩やかに増加し、2019年と2020年にはそれぞれ472,400千ドルと473,300千ドルとなった。南北アメリカの営業利益も着実に増加しており、全地域での利益拡大が企業のグローバルな成長を示している。一方、全球の工業用ガス事業は、2017年に一時的に黒字化したが、その後は再び損失を計上し、2020年には-40,000千ドルとなった。
- 事業分野別の営業利益の状況
- 材料技術分野は、2015年と2016年に営業利益がそれぞれ476,700千ドルと530,200千ドルを記録し、その後のデータは欠損しているが、これまでに堅調な収益を維持していた。一方、廃棄物からのエネルギー事業は、2015年のみマイナスの営業利益(-10,100千ドル)を計上し、その後のデータがないため、継続的なパフォーマンスは不明である。
- コーポレートおよびその他の項目の動向
- コーポレートおよびその他の営業利益は、全期間を通じてマイナスで推移し、2017年以降は-170,600千ドルを超える赤字が続いている。2015年の-50,600千ドルから、2020年には-112,200千ドルと赤字幅が拡大していることから、コストやその他の経費の増加、または特定の調整項目による影響が考えられる。
- 総括
- 全体として、2015年から2019年にかけて、事業の収益性は着実に向上している。特に、アジア市場の拡大とともに、地域別の営業利益の増加が全体の好調を支えている。一方で、全球の工業用ガス部門やコーポレート・その他の経費関連の損失は依然として課題となっており、今後の持続的な成長にはこれらの部分の改善が求められる。なお、一部の事業分野や地域の詳細なデータが欠落しているため、総合的な評価には追加情報が必要である。
減価償却と償却
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
---|---|---|---|---|---|---|
工業用ガス、南北アメリカ | 559,500) | 505,200) | 485,300) | 464,400) | 442,500) | 416,900) |
産業ガス、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ) | 195,900) | 189,500) | 198,600) | 177,100) | 185,700) | 194,300) |
産業ガス、アジア | 399,400) | 361,500) | 265,800) | 203,200) | 197,100) | 202,900) |
工業用ガス、全球 | 9,600) | 8,600) | 8,100) | 8,900) | 7,900) | 16,500) |
材料技術 | —) | —) | —) | —) | 77,400) | 92,800) |
廃棄物からのエネルギー | —) | —) | —) | —) | —) | —) |
コーポレートおよびその他の | 20,600) | 18,000) | 12,900) | 12,200) | 15,300) | 13,000) |
トータル | 1,185,000) | 1,082,800) | 970,700) | 865,800) | 925,900) | 936,400) |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
- 全体的な減価償却および償却費用の推移
- 2015年から2020年までの期間において、減価償却と償却費用は総じて増加傾向にあり、特に2018年以降の増加幅が顕著である。これにより、資産の残存期間の短縮や設備投資の増加、または資産の耐用年数の見直しが反映された可能性が示唆される。
- 地域別の動向
- 南北アメリカの工業用ガスに関しては、逐年増加しており、特に2019年から2020年にかけて急増している。一方、EMEA地域の産業ガスは、2015年から2017年にかけて減少した後、2018年以降は増加に転じており、安定的な回復を見せている。アジア地域の産業ガスは、2015年の始値から着実に増加し、特に2018年以降の伸びが大きく、2019年度と2020年度において顕著な増加を示している。全球の工業用ガスは比較的安定して推移しながらも、2016年以降少しずつ増加している。
- その他の項目
- コーポレートおよびその他の項目は、全期間を通じて増加傾向にあり、特に2019年と2020年にその伸びが顕著である。材料技術や廃棄物からのエネルギーに関するデータは欠損しており、これらの分野の長期的な動向については把握できない。
- 総合的な示唆
- 全体として、減価償却と償却費用の増加は固定資産の拡大や資産の老朽化に伴う償却費用の増加、あるいは設備投資の拡大を示唆している可能性がある。また、地域別のデータから、アジアおよび南北アメリカでの事業拡大・設備投資の傾向が確認できる。今後の資産管理や投資戦略においては、これらの増加要因の詳細把握と、地域ごとの業績への影響検討が重要となる。
耐用年数が長い資産に対する支出
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
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工業用ガス、南北アメリカ | 1,264,700) | 545,800) | 546,500) | 427,200) | 406,600) | 414,500) |
産業ガス、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ) | 327,600) | 216,300) | 163,100) | 143,200) | 159,500) | 215,600) |
産業ガス、アジア | 690,300) | 1,105,500) | 791,900) | 337,800) | 313,300) | 402,500) |
工業用ガス、全球 | 35,300) | 33,800) | 17,300) | 25,600) | 6,000) | 94,800) |
材料技術 | —) | —) | —) | —) | 147,900) | 102,500) |
廃棄物からのエネルギー | —) | —) | —) | —) | —) | 349,200) |
コーポレートおよびその他の | 191,100) | 88,300) | 49,600) | 105,900) | 22,500) | 35,700) |
トータル | 2,509,000) | 1,989,700) | 1,568,400) | 1,039,700) | 1,055,800) | 1,614,800) |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
- 総合的な資本支出の傾向
- 2015年から2019年にかけて、耐用年数の長い資産に対する支出は全体的に増加しており、特に2019年にピークを迎えた。その後、2020年にはさらに大幅に増加し、約2,509百万ドルとなった。この動きは、全体の資本投資が積極的に拡大されていることを示すものである。
- 地域別の投資動向
-
- 南北アメリカ
- 支出は2015年の414,500千ドルから2020年に1,264,700千ドルへと約3倍以上に増加し、特に2018年以降に著しい増加傾向を示している。これは、北米・南米地域での資産更新や拡張投資が積極的に行われていることを反映している。
- EMEA(欧州、中東、アフリカ)
- 支出は2015年の215,600千ドルから2020年に327,600千ドルに増加しているが、比較的安定した増加傾向にある。特に2019年に向けて著しい増加が見られ、その後2020年でも高水準を維持している。
- アジア
- 支出は2015年の402,500千ドルから2019年に1,105,500千ドルと大きく増加した後、2020年には690,300千ドルに減少している。これは、アジア地域での投資熱が一時的にピークに達した後、一部調整された可能性を示す。
- グローバルな資産投資
- 支出は大きく変動しながらも、全期間を通じて増加傾向にある。2015年の94,800千ドルから2020年には約35,300千ドルに増加し、総合的な資本投資の拡大を支えている。
- 投資項目別の特徴
-
- 工業用ガス
- 南北アメリカ地域の支出が著しく増加しており、2018年以降大幅に拡大している。全球の支出も増加しているが、他地域ほどの変動は見られない。
- 産業ガス(EMEA・アジア)
- アジア地域では2015年から2019年にかけて投資額が増加傾向にある一方、2018年には下降した時期もある。EMEA地域では比較的安定した増加が継続している。
- 材料技術および廃棄物エネルギー
- 材料技術は支出のデータが欠損しているが、2015年と2016年には一定の投資が行われ、その後は非公開となっている。廃棄物からのエネルギーデータは2015年の支出のみ示され、その後の情報は欠如している。これらは、特定の分野において集中投資や戦略的見直しが行われている可能性を示唆する。
- コーポレート及びその他
- 支出は徐々に増加しており、特に2020年に大きな伸びを見せている。これは、全体の資本戦略の一環として、内部管理や組織改善に向けた投資が増加したことを示す。
- 総合評価
- 全体として、2015年から2020年にかけて耐用年数が長い資産への支出は着実に増加し、2020年にはほぼ倍増している。この増加傾向は、企業の資本的な拡大戦略、特に北米とアジアの投資活動の活発化に大きく寄与していると考えられる。一方、地域・部門ごとに資金配分の偏りや特定の支出の変動も観察され、戦略的な資産更新や拡張計画の反映と見ることができる。これらの動きは、将来の事業規模や競争力の向上を目指す企業の資本投資方針を示すものと考えられる。
総資産
2020/09/30 | 2019/09/30 | 2018/09/30 | 2017/09/30 | 2016/09/30 | 2015/09/30 | |
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工業用ガス、南北アメリカ | 6,610,100) | 5,832,200) | 5,904,000) | 5,840,800) | 5,889,200) | 5,774,900) |
産業ガス、EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ) | 3,917,000) | 3,250,800) | 3,280,400) | 3,276,100) | 3,178,600) | 3,323,900) |
産業ガス、アジア | 6,842,900) | 6,240,600) | 5,899,500) | 4,412,100) | 4,232,700) | 4,154,000) |
工業用ガス、全球 | 397,800) | 325,700) | 240,100) | 279,600) | 367,600) | 370,500) |
材料技術 | —) | —) | —) | —) | 1,787,000) | 1,741,900) |
廃棄物からのエネルギー | —) | —) | —) | —) | —) | 894,400) |
コーポレートおよびその他の | 7,400,700) | 3,293,500) | 3,854,300) | 4,648,400) | 2,580,800) | 1,178,500) |
トータル | 25,168,500) | 18,942,800) | 19,178,300) | 18,457,000) | 18,035,900) | 17,438,100) |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-K (報告日: 2015-09-30).
- 総資産の推移
- 2015年から2020年にかけて、全体の総資産は増加傾向にあり、特に2020年には約251億6千万米ドルと、過去の年度より大きく増加している。個別の地域別資産を見ると、特にアジアが着実に拡大し、2019年度および2020年度にかけて大きな伸びを示している。一方、南北アメリカおよびEMEA地域も緩やかに増加しているが、規模の差はある。工業用ガスの総資産は、2015年度のピークから一時的に減少していたが、2018年度以降は回復し、2020年にかけて増加している。コーポレートおよびその他の資産も、2020年に顕著な増加を示している。全体として、資産規模は拡大しているが、その内訳には地域やセグメントによって異なる成長パターンが存在する。
- 地域別資産の変化
- アジア地域の総資産は2015年度の約4,152百万米ドルから2020年度には約6,842百万米ドルまで増加し、最も顕著な拡大を見せている。南北アメリカの資産も一貫して増加傾向にあり、2020年度には約6,610百万米ドルとなっている。EMEA地域については、資産額は少数ながらも、2020年度に大きく増大し順調な拡大を示している。比較的安定した成長傾向にあり、特にアジアでの成長が顕著である。これらの地域別資産の変化は、市場拡大や事業展開の拡大を反映している可能性が高い。
- セグメント別の資産構成と変動
- 工業用ガスに関連する総資産は、2015年度に高い水準を示していたが、一時的に減少した後、2018年度から回復し、2020年度には規模を拡大している。材料技術や廃棄物からのエネルギーといった一部セグメントの資産は、2015年以降詳細なデータが欠損しており、動向の判断は難しい。一方、コーポレートおよびその他の資産は、2016年以降に大きく増加し、2020年度には約7억4千万米ドルに達しており、企業の資本構成の変化や投資活動の拡大を示唆している。このように、セグメントごとに成長のペースや規模に差異が見られるが、全体としては資産全体の拡大とともに、コーポレート側の資産も大きく増加している。
- 総括
- 2015年以来、一貫した資産拡大が認められ、特に2020年度において顕著な成長が観察される。地域別およびセグメント別の動向を見ると、アジアを中心にした新興市場での成長、コーポレート資産の増強が目立ち、企業の市場規模や事業展開の拡大を反映している。今後も多角的な事業展開と資産拡大が予想され、財務状況の強化に寄与していると考えられる。