Stock Analysis on Net

Estée Lauder Cos. Inc. (NYSE:EL)

この会社は アーカイブに移動しました! 財務データは2023年8月18日以降更新されていません。

長期活動比の分析 
四半期データ

Microsoft Excel

長期活動比(サマリー)

Estée Lauder Cos. Inc.、長期活動率(四半期データ)

Microsoft Excel
2023/06/30 2023/03/31 2022/12/31 2022/09/30 2022/06/30 2022/03/31 2021/12/31 2021/09/30 2021/06/30 2021/03/31 2020/12/31 2020/09/30 2020/06/30 2020/03/31 2019/12/31 2019/09/30 2019/06/30 2019/03/31 2018/12/31 2018/09/30 2018/06/30 2018/03/31 2017/12/31 2017/09/30
固定資産回転率 5.00 5.24 5.62 6.51 6.69 7.27 7.23 7.23 7.11 6.98 6.62 6.72 6.96 7.39 7.60 7.55 7.19 7.70 7.64 7.58 7.51
固定資産回転率(オペレーティングリース、使用権資産を含む) 3.20 3.26 3.44 3.83 3.86 4.00 3.89 3.81 3.63 3.41 3.18 3.17 3.30 3.41 3.44 3.36 7.19 7.70 7.64 7.58 7.51
総資産回転率 0.68 0.70 0.79 0.86 0.85 0.85 0.80 0.79 0.74 0.74 0.72 0.78 0.80 0.84 0.88 0.99 1.13 1.13 1.12 1.11 1.09
自己資本回転率 2.85 2.70 2.77 3.13 3.17 2.95 2.85 2.80 2.68 2.66 2.62 3.14 3.63 3.57 3.47 3.36 3.39 3.18 3.30 3.16 2.92

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2023-06-30), 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-Q (報告日: 2022-12-31), 10-Q (報告日: 2022-09-30), 10-K (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-Q (報告日: 2021-12-31), 10-Q (報告日: 2021-09-30), 10-K (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-Q (報告日: 2020-12-31), 10-Q (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-Q (報告日: 2019-12-31), 10-Q (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-Q (報告日: 2018-12-31), 10-Q (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-Q (報告日: 2017-12-31), 10-Q (報告日: 2017-09-30).


固定資産回転率の推移と分析

固定資産回転率は、2017年9月末のデータが欠損しているものの、その後の期間において全体的に横ばいまたは僅かに増加傾向を示している。特に2018年6月末まで7.19から7.7の範囲で安定して推移し、その後やや低下しつつもおおむね7.0付近で推移していることが観察される。

しかしながら、2022年3月以降には再び低下が見られ、2023年6月には5.0と初めて5台に下落している。これは、資産の効率的な活用が一時的に低下した可能性や、資産の増加に対して売上増加が追いつかなくなったことを示唆している。

固定資産回転率(オペレーティングリース、使用権資産を含む)の動向

こちらの指標は、2017年9月のデータが欠損しているものの、その後の期間は全体的に安定しており、特に2018年6月まで7.19から7.7の範囲で推移している。2018年12月以降には大きな変動は見られず、特に2020年から2021年にかけて4前後を維持していることから、リースを含む資産に関しても比較的安定した資産回転効率を保っていたと考えられる。

しかし、2022年以降は再び低下傾向にあり、2023年6月には3.2となっている。これはリース資産を含む資産の効率性が低下している可能性を示し、資産の有効活用に課題が生じていることを示唆している。

総資産回転率の傾向と解釈

総資産回転率は、2017年9月から2021年にかけて1.09から0.85の範囲で推移し、その後2022年に再び0.68まで低下している。特に2020年以降は低下傾向が顕著であり、新型コロナウイルス感染拡大に伴う経済環境の変化や売上高の伸び悩み、資産規模の拡大などが影響している可能性が高い。

2023年には0.7台に回復の兆しは見られるが、依然として低いレベルで推移しているため、総資産の効率性は過去に比べてやや低下していると評価できる。

自己資本回転率の動向と財務状態の示唆

自己資本回転率は、2017年9月の2.92から2021年9月には3.17に増加し、その後2022年から2023年にかけて2.7台に低下している。一方で、2021年以降にはやや伸び悩む傾向もみられる。

この指標の変動からは、自己資本に対して売上高の規模が比較的安定して推移していることが推測される。2022年以降の低下は、純資産の増加速度に対して売上高の伸びが相対的に鈍化した可能性や、株主資本の増加が影響している可能性がある。また、財務の健全性を見ると、自己資本回転率の安定性は、過剰な負債依存を避けつつ、健全な資本構成を維持していることを示唆している。


固定資産回転率

Estée Lauder Cos. Inc.、固定資産純回転率、計算式(四半期データ)

Microsoft Excel
2023/06/30 2023/03/31 2022/12/31 2022/09/30 2022/06/30 2022/03/31 2021/12/31 2021/09/30 2021/06/30 2021/03/31 2020/12/31 2020/09/30 2020/06/30 2020/03/31 2019/12/31 2019/09/30 2019/06/30 2019/03/31 2018/12/31 2018/09/30 2018/06/30 2018/03/31 2017/12/31 2017/09/30
選択した財務データ (百万米ドル)
売り上げ 高 3,609 3,751 4,620 3,930 3,561 4,245 5,539 4,392 3,936 3,864 4,853 3,562 2,430 3,345 4,624 3,895 3,590 3,744 4,005 3,524 3,295 3,370 3,744 3,274
有形固定資産、プラントおよび設備、ネット 3,179 3,026 2,908 2,654 2,650 2,493 2,451 2,358 2,280 2,106 2,142 2,077 2,055 2,092 2,086 2,018 2,068 1,891 1,859 1,838 1,823 1,726 1,728 1,695
長期活動率
固定資産回転率1 5.00 5.24 5.62 6.51 6.69 7.27 7.23 7.23 7.11 6.98 6.62 6.72 6.96 7.39 7.60 7.55 7.19 7.70 7.64 7.58 7.51
ベンチマーク
固定資産回転率競合 他社2
Procter & Gamble Co. 3.74 3.75 3.79 3.91 3.78 3.73 3.67 3.61 3.51 3.55 3.45 3.47 3.43

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2023-06-30), 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-Q (報告日: 2022-12-31), 10-Q (報告日: 2022-09-30), 10-K (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-Q (報告日: 2021-12-31), 10-Q (報告日: 2021-09-30), 10-K (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-Q (報告日: 2020-12-31), 10-Q (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-Q (報告日: 2019-12-31), 10-Q (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-Q (報告日: 2018-12-31), 10-Q (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-Q (報告日: 2017-12-31), 10-Q (報告日: 2017-09-30).

1 Q4 2023 計算
固定資産回転率 = (売り上げ 高Q4 2023 + 売り上げ 高Q3 2023 + 売り上げ 高Q2 2023 + 売り上げ 高Q1 2023) ÷ 有形固定資産、プラントおよび設備、ネット
= (3,609 + 3,751 + 4,620 + 3,930) ÷ 3,179 = 5.00

2 競合企業の名前をクリックすると、計算が表示されます。


売上高の推移と傾向
2017年から2023年にかけて、売上高は全体的に増加傾向にあるものの、時期によって変動がみられる。特に、2020年の第2四半期(2020/06/30)から第4四半期(2020/12/31)にかけて顕著な回復が見られ、コロナ禍による一時的な落ち込みからの反発が示唆される。2021年以降は売上が堅調に推移しており、2022年にはピークに近い売上高を記録している。2023年第2四半期にはやや売上高が減少したが、依然として高水準を維持しており、成長基調が続いていると考えられる。
有形固定資産の推移と傾向
有形固定資産は2017年の1695百万米ドルから、2023年第2四半期には3179百万米ドルに達している。期間を通じて増加傾向にあり、設備投資や生産能力拡大のための資本支出が継続して行われていることが示唆される。資産の規模拡大が売上高増加と連動している可能性が高いと考えられる。
固定資産回転率の動向と解釈
固定資産回転率は、2017年に比べて2019年まで全般的に高水準を維持していたが、その後はやや減少傾向にある。具体的には、ピーク時の7.58から2022年の5.00にまで低下している。これは、固定資産の増加に対して売上高の伸びがそれほど追随していないことを示唆し、固定資産の増加が投資拡大または設備更新に伴うものである可能性がある。一方、回転率の低下は資産の効率的運用の改善余地を示唆することもできる。
総合的な見解
全体として、売上高と有形固定資産の増加は、積極的な投資と拡大戦略を反映している。売上の増加と資産の拡大を背景に、企業の成長を支える基盤が強化されていると考えられる。ただし、固定資産回転率の低下は資産利用効率の課題を示しており、今後の効率的運用や資産管理の改善が求められる可能性がある。コロナ禍による一時的な変動を経て、回復と成長路線を維持していると評価できる。

固定資産回転率(オペレーティングリース、使用権資産を含む)

Estée Lauder Cos. Inc.、固定資産回転率(オペレーティングリース、使用権資産を含む)、計算式(四半期データ)

Microsoft Excel
2023/06/30 2023/03/31 2022/12/31 2022/09/30 2022/06/30 2022/03/31 2021/12/31 2021/09/30 2021/06/30 2021/03/31 2020/12/31 2020/09/30 2020/06/30 2020/03/31 2019/12/31 2019/09/30 2019/06/30 2019/03/31 2018/12/31 2018/09/30 2018/06/30 2018/03/31 2017/12/31 2017/09/30
選択した財務データ (百万米ドル)
売り上げ 高 3,609 3,751 4,620 3,930 3,561 4,245 5,539 4,392 3,936 3,864 4,853 3,562 2,430 3,345 4,624 3,895 3,590 3,744 4,005 3,524 3,295 3,370 3,744 3,274
 
有形固定資産、プラントおよび設備、ネット 3,179 3,026 2,908 2,654 2,650 2,493 2,451 2,358 2,280 2,106 2,142 2,077 2,055 2,092 2,086 2,018 2,068 1,891 1,859 1,838 1,823 1,726 1,728 1,695
オペレーティングリース使用権資産 1,797 1,843 1,847 1,858 1,949 2,034 2,102 2,113 2,190 2,212 2,325 2,322 2,282 2,446 2,517 2,516
有形固定資産(オペレーティング・リース、使用権資産を含む) 4,976 4,869 4,755 4,512 4,599 4,527 4,553 4,471 4,470 4,318 4,467 4,399 4,337 4,538 4,603 4,534 2,068 1,891 1,859 1,838 1,823 1,726 1,728 1,695
長期活動率
固定資産回転率(オペレーティングリース、使用権資産を含む)1 3.20 3.26 3.44 3.83 3.86 4.00 3.89 3.81 3.63 3.41 3.18 3.17 3.30 3.41 3.44 3.36 7.19 7.70 7.64 7.58 7.51

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2023-06-30), 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-Q (報告日: 2022-12-31), 10-Q (報告日: 2022-09-30), 10-K (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-Q (報告日: 2021-12-31), 10-Q (報告日: 2021-09-30), 10-K (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-Q (報告日: 2020-12-31), 10-Q (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-Q (報告日: 2019-12-31), 10-Q (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-Q (報告日: 2018-12-31), 10-Q (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-Q (報告日: 2017-12-31), 10-Q (報告日: 2017-09-30).

1 Q4 2023 計算
固定資産回転率(オペレーティングリース、使用権資産を含む) = (売り上げ 高Q4 2023 + 売り上げ 高Q3 2023 + 売り上げ 高Q2 2023 + 売り上げ 高Q1 2023) ÷ 有形固定資産(オペレーティング・リース、使用権資産を含む)
= (3,609 + 3,751 + 4,620 + 3,930) ÷ 4,976 = 3.20


売上高の推移
売上高は2017年第3四半期から2023年第2四半期まで一貫して増加傾向にある。特に2020年第2四半期から2021年第4四半期にかけて、売上高は顕著に伸びている。2020年のCOVID-19パンデミックの影響により一時的に減少した期間も見られるが、その後回復し、2022年度には最高値を記録している。
有形固定資産の推移
有形固定資産は全期間を通じて増加しており、特に2020年第2四半期以降、約4300百万米ドルから4869百万米ドルにまで拡大している。これは資産の積み増しや資本的支出の増加を示唆している可能性がある。
固定資産回転率
固定資産回転率は2018年第1四半期以降、比較的安定した範囲(約3.17〜7.64)で推移している。ただし、2020年第2四半期から2021年第2四半期にかけて、数値が大きく低下し、その後再び上昇に転じている。これは一時的に資産の効率性が低下した可能性を示しているが、その後の回復傾向から資産の効率的運用が再開されたと推測される。
総合的な考察
売上高の一貫した増加と有形固定資産の拡大は、同社が積極的な投資活動と成長戦略を推進していることを示している。特に2020年以降の回復と成長は、パンデミックの影響からの復調と市場拡大の動きを反映している。固定資産回転率の変動は一時的な効率性の低下を示すものの、全体としては資産の運用効率の改善が見られる。これらの動向から、同社は堅実かつ積極的な経営戦略を維持しながら、長期的な成長を追求していることが推測される。

総資産回転率

Estée Lauder Cos. Inc.、総資産回転率、計算式(四半期データ)

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2023/06/30 2023/03/31 2022/12/31 2022/09/30 2022/06/30 2022/03/31 2021/12/31 2021/09/30 2021/06/30 2021/03/31 2020/12/31 2020/09/30 2020/06/30 2020/03/31 2019/12/31 2019/09/30 2019/06/30 2019/03/31 2018/12/31 2018/09/30 2018/06/30 2018/03/31 2017/12/31 2017/09/30
選択した財務データ (百万米ドル)
売り上げ 高 3,609 3,751 4,620 3,930 3,561 4,245 5,539 4,392 3,936 3,864 4,853 3,562 2,430 3,345 4,624 3,895 3,590 3,744 4,005 3,524 3,295 3,370 3,744 3,274
総資産 23,415 22,715 20,731 19,989 20,910 21,359 22,078 21,580 21,971 19,900 19,595 17,903 17,781 18,363 17,937 15,431 13,156 12,931 12,676 12,543 12,567 12,772 12,604 12,202
長期活動率
総資産回転率1 0.68 0.70 0.79 0.86 0.85 0.85 0.80 0.79 0.74 0.74 0.72 0.78 0.80 0.84 0.88 0.99 1.13 1.13 1.12 1.11 1.09
ベンチマーク
総資産回転率競合 他社2
Procter & Gamble Co. 0.68 0.68 0.68 0.69 0.68 0.66 0.65 0.64 0.64 0.64 0.62 0.60 0.59

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2023-06-30), 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-Q (報告日: 2022-12-31), 10-Q (報告日: 2022-09-30), 10-K (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-Q (報告日: 2021-12-31), 10-Q (報告日: 2021-09-30), 10-K (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-Q (報告日: 2020-12-31), 10-Q (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-Q (報告日: 2019-12-31), 10-Q (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-Q (報告日: 2018-12-31), 10-Q (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-Q (報告日: 2017-12-31), 10-Q (報告日: 2017-09-30).

1 Q4 2023 計算
総資産回転率 = (売り上げ 高Q4 2023 + 売り上げ 高Q3 2023 + 売り上げ 高Q2 2023 + 売り上げ 高Q1 2023) ÷ 総資産
= (3,609 + 3,751 + 4,620 + 3,930) ÷ 23,415 = 0.68

2 競合企業の名前をクリックすると、計算が表示されます。


売上高の推移と傾向
2017年から2023年にかけて、売上高は全体的に増加傾向を示している。特に2020年度から2021年度にかけて顕著な伸びを見せ、2021年12月期には過去最高値の5539百万米ドルに達している。その後はやや調整局面に入り、2023年6月期には3609百万米ドルと前期比で横ばいもしくはやや減少傾向にあるが、依然として高水準を維持している。
総資産の推移と傾向
総資産は2017年から2023年にかけて継続的に増加している。2020年3月期には1兆8376百万米ドルとピークに達し、その後も増加を続けており、2023年6月期には2兆2715百万米ドルに達している。これにより、資産規模の拡大を示すとともに、資産基盤の強化が進んでいると考えられる。
総資産回転率の変動と解釈
総資産回転率は2017年後半から2023年にかけて全般的に低下しており、1.09から0.68まで下落している。この指標の低下は、総資産に対して売上高の比率が減少していることを示し、資産効率の低下や販売活動の効率性に一定の課題がある可能性を示唆している。特に2020年以降、回転率は低い水準に留まっており、資産を有効活用した収益創出に課題がある状況が見て取れる。
総合的な分析
売上高と総資産はともに長期的に拡大傾向にあるが、総資産回転率の低下がそれを補完する形で見られる。これは企業が資産を増やす一方で、効率的な利用や収益率の向上に対する改善が必要なことを示唆している。今後は、資産効率の改善策や販売効率の向上により、より健全な財務パフォーマンスの維持・強化が求められると考えられる。

自己資本回転率

Estée Lauder Cos. Inc.、自己資本回転率、計算式(四半期データ)

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2023/06/30 2023/03/31 2022/12/31 2022/09/30 2022/06/30 2022/03/31 2021/12/31 2021/09/30 2021/06/30 2021/03/31 2020/12/31 2020/09/30 2020/06/30 2020/03/31 2019/12/31 2019/09/30 2019/06/30 2019/03/31 2018/12/31 2018/09/30 2018/06/30 2018/03/31 2017/12/31 2017/09/30
選択した財務データ (百万米ドル)
売り上げ 高 3,609 3,751 4,620 3,930 3,561 4,245 5,539 4,392 3,936 3,864 4,853 3,562 2,430 3,345 4,624 3,895 3,590 3,744 4,005 3,524 3,295 3,370 3,744 3,274
株主資本 The Estée Lauder Companies Inc. 5,585 5,877 5,902 5,517 5,590 6,150 6,218 6,081 6,057 5,528 5,421 4,452 3,935 4,329 4,574 4,530 4,386 4,588 4,306 4,406 4,688 4,711 4,565 4,731
長期活動率
自己資本回転率1 2.85 2.70 2.77 3.13 3.17 2.95 2.85 2.80 2.68 2.66 2.62 3.14 3.63 3.57 3.47 3.36 3.39 3.18 3.30 3.16 2.92
ベンチマーク
自己資本回転率競合 他社2
Procter & Gamble Co. 1.75 1.79 1.81 1.83 1.72 1.75 1.76 1.67 1.64 1.61 1.54 1.50 1.53

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2023-06-30), 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-Q (報告日: 2022-12-31), 10-Q (報告日: 2022-09-30), 10-K (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-Q (報告日: 2021-12-31), 10-Q (報告日: 2021-09-30), 10-K (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-Q (報告日: 2020-12-31), 10-Q (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-Q (報告日: 2019-12-31), 10-Q (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-Q (報告日: 2018-12-31), 10-Q (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-Q (報告日: 2017-12-31), 10-Q (報告日: 2017-09-30).

1 Q4 2023 計算
自己資本回転率 = (売り上げ 高Q4 2023 + 売り上げ 高Q3 2023 + 売り上げ 高Q2 2023 + 売り上げ 高Q1 2023) ÷ 株主資本 The Estée Lauder Companies Inc.
= (3,609 + 3,751 + 4,620 + 3,930) ÷ 5,585 = 2.85

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売上高の推移と動向
売上高は、2017年9月期の3,274百万米ドルから2023年6月期の3,609百万米ドルまで、概ね堅調な増加傾向を示している。特に、2020年から2021年にかけて売上が著しく増加しており、2021年12月期には4,853百万米ドルに達している。一方で、2022年12月期には3,751百万米ドルに減少している例も見られ、COVID-19パンデミックの影響や市場環境の変動が売上高に一定の影響を及ぼした可能性が示唆される。総じて、全期間を通じて売上高は増加基調にあり、好調なブランドの需要や新商品投入が寄与している可能性が考えられる。
株主資本の動向
株主資本は、2017年9月期の4,731百万米ドルから2023年6月期の5,585百万米ドルまで増加を続けている。特に、2020年以降においては、株主資本が堅調に拡大しており、2021年3月期には6,057百万米ドルに達している。この成長は、継続的な利益獲得と株主へのリターンを反映していると考えられる。株主資本の増加は、企業の財務基盤の強化や長期的な事業安定性を示す良好な指標といえる。
自己資本回転率の変化とその示唆
自己資本回転率は、2017年以降、一定の範囲(おおむね2.62~3.63)で推移しているが、特に2018年12月期には3.57と高止まりし、その後も比較的安定した水準を維持している。3.0を若干超える水準は、効率的な資本運用と売上高を生み出す資本の効率性を示している。小幅な変動はあるものの、全体としては効率的な資本利用が継続されている傾向とみられる。これにより、収益性の向上や資本の有効活用の継続が示唆される。