損益計算書の構造
四半期データ
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-Q (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-Q (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-K (報告日: 2019-12-31), 10-Q (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-K (報告日: 2018-12-31), 10-Q (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-K (報告日: 2017-12-31), 10-Q (報告日: 2017-09-30), 10-Q (報告日: 2017-06-30), 10-Q (報告日: 2017-03-31).
- 収益とその構成の動向
- 全期間を通じて、収益の総額は一定の水準にとどまっており、特に大幅な増減は見られない。収益に占める調度費用の割合はおよそ16.0%前後で推移し、やや変動したものの、全体的に安定していることが示唆される。一方、粗利益率は約83.1%から84.5%の範囲内で推移し、比較的安定しているが、増減も観察される。
- コスト構造および費用の動向
- 給与と福利厚生の割合は全期間を通じて約44%から48%の範囲内で推移し、会社の人件費負担が相対的に高い水準にあることが示されている。その他の運営費も約16%から19%の範囲内で変動し、一定の費用比率を維持している。政府刺激策の収入は一部期間でだけ記載され、変動性が認められる。減価償却と償却費用はおおむね5%前後で安定している。
- 営業利益の変動
- 営業利益は、全期間にわたり収益の約11%から17%の範囲内で推移し、2019年にピークを迎えるものの、その後一時的に低下する局面も見られる。一方、コロナ禍における2020年には、特に2021年にかけて回復を見せている傾向が確認できる。
- 純利益とその構成
- 税引前純利益は、概ね7%から14%の範囲で推移し、2021年には高い水準を記録している。法人税引当金の比率も一定範囲内で推移しており、純利益については会社に帰属する部分が総利益に占める割合から明らかに、2020年以降において増加傾向が見られる。特に、2021年には純利益の増加が顕著で、収益に対する帰属割合も高まっている。
- 債務及び金利負担の状況
- 利息負担は全期間を通じて約-3.2%から-4.0%の範囲内で推移し、金利負担は安定しているが、2021年にはやや改善の兆しも見られる。債務の償却による損失は、特定の期間でのみ記録され、全体的にはまれな発生であるといえる。
- 収益の質とコロナ禍の影響
- 2020年から2021年にかけて、純利益率と出資者への帰属純利益が向上しており、コロナ禍の影響を反映した可能性がある。特に、2021年の純利益は最大値に近い水準に達しており、コロナ禍においても相応の収益性を維持していることが示唆される。総じて、収益構造は安定しており、周囲の経済環境に対して一定の耐性を持つと評価できる。