包括利益計算書
包括利益とは、非所有者の源泉からの取引やその他のイベントや状況による、期間中の企業の資本(純資産)の変化です。これには、所有者による投資および所有者への分配に起因するものを除き、期間中の資本のすべての変動が含まれます。
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12ヶ月終了 | 2024/09/28 | 2023/09/30 | 2022/10/01 | 2021/10/02 | 2020/10/03 | 2019/09/28 | |||||||
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当期純利益(損失) | |||||||||||||
主にヘッジのための市場価値調整 | |||||||||||||
年金と退職後の医療制度の調整 | |||||||||||||
外貨取引等 | |||||||||||||
その他の包括利益(損失)(税引後) | |||||||||||||
包括利益(損失) | |||||||||||||
非支配株主持分に帰属する包括利益 | |||||||||||||
ディズニーに帰属する包括利益(損失) |
レポートに基づく: 10-K (報告日: 2024-09-28), 10-K (報告日: 2023-09-30), 10-K (報告日: 2022-10-01), 10-K (報告日: 2021-10-02), 10-K (報告日: 2020-10-03), 10-K (報告日: 2019-09-28).
- 当期純利益の動向
- 2019年には約1億1,584万米ドルの純利益を計上していたが、2020年には約2,474万米ドルの損失に転じ、その後2021年には約2,507万米ドルの純利益を回復し、その後も堅調に推移している。2023年度には約3,390万米ドル、2024年度には約5,773万米ドルへと純利益が増加しており、2020年の損失からの回復と成長が見られる。
- その他の包括利益の動き
- 包括利益は、2019年度は約8,705万米ドルの利益を示していたが、2020年度に約4,086万米ドルの損失へと急減。その後、2021年度には約4,475万米ドルの利益に回復し、2022年度には約5,683万米ドルと増加を見せた。2023年度は約4,184万米ドル、2024年度は約5,450万米ドルと安定した増加傾向にある。これらの変動は、外国為替や市場価値調整などの一時的な評価損益の影響を受けていると考えられる。
- 包括利益の構成要素
- ディズニーに帰属する包括利益は、全体として2020年度の大きな損失(約4,569万米ドル)から回復し、2021年度および2022年度にはそれぞれ約3,877万米ドルと約5,466万米ドルの利益を示している。2023年度には約3,181万米ドル、2024年度には約4,565万米ドルへと増加しており、純利益に伴う包括利益も回復基調にあることが伺える。
- 純利益と包括利益の関係
- 純利益の変動と包括利益の動きは一定の相関性を示し、特に2020年度において両者が大きくマイナスに振れるなど、全体的な財務状況の荒廃を反映している。また、2021年度以降は両者ともに回復傾向にあり、事業の安定化と財務健全性の改善に向かっていると推測される。
- その他の項目と影響要因
- 市場価値調整や年金・退職後の医療制度の調整、外貨取引による損益は、年度によって大きく変動しており、これらの変動は財務諸表の評価や為替・市場の状況による一時的な影響と考えられる。2022年度の市場価値調整の顕著な増加や、2023年度の外貨取引のプラス寄与が、評価変動の一端を示している。