Axon Enterprise Inc. (NASDAQ:AXON)

売上総利益率は、2019年第1四半期から2022年第4四半期にかけて、概ね60%台で推移しました。2019年第1四半期の60.52%から、2022年第4四半期には60.87%と、わずかながら上昇傾向が見られます。2021年第3四半期に62.75%とピークを迎え、その後は若干の低下傾向を示しています。

営業利益率

営業利益率は、2019年第1四半期の3.2%から、2021年第2四半期には-17.81%まで大幅に低下しました。その後、2023年第1四半期には7.26%まで回復しましたが、依然として変動が大きく、不安定な状況が続いています。2020年第2四半期から第4四半期にかけては、マイナスの値を示しており、収益性の悪化が顕著でした。

純利益率

純利益率は、2019年第1四半期の5.22%から、2021年第2四半期には-8.69%まで低下しました。2022年第2四半期には14.2%と大幅に改善しましたが、2023年第1四半期には10.76%に低下しています。営業利益率と同様に、純利益率も大きな変動を示しており、収益の安定性に課題があると考えられます。

自己資本利益率 (ROE)

自己資本利益率は、2019年第1四半期の4.72%から、2021年第2四半期には-6.38%まで低下しました。その後、2022年第2四半期には11.8%まで回復しましたが、2023年第1四半期には9.79%に低下しています。純利益率および営業利益率の動向と類似したパターンを示しています。

総資産利益率 (ROA)

総資産利益率は、2019年第1四半期の3.07%から、2021年第2四半期には-4.59%まで低下しました。その後、2022年第2四半期には7.29%まで回復しましたが、2023年第1四半期には4.57%に低下しています。ROEと同様に、ROAも大きな変動を示しており、資産効率の改善が課題であると考えられます。

全体として、2020年から2021年にかけて、収益性を示す指標（営業利益率、純利益率、ROE、ROA）が大幅に悪化しました。2022年には改善が見られましたが、2023年第1四半期には再び低下傾向に転じており、今後の動向を注視する必要があります。売上総利益率は比較的安定していますが、その他の収益性指標の変動は、コスト管理や事業戦略の見直しが必要であることを示唆しています。

売上高は、2019年3月31日時点の115,810千米ドルから、2023年3月31日時点の343,043千米ドルへと、全体的に増加傾向を示しています。特に、2020年3月31日時点の147,162千米ドルから2020年12月31日時点の226,140千米ドルへの増加が顕著です。その後も成長は継続し、2022年12月31日時点の336,142千米ドルを経て、2023年3月31日時点にはさらに増加しています。

売上総利益率は、期間を通じて57.88%から62.75%の間で変動しています。2019年3月31日時点の60.52%から、一時的に低下した後、2020年12月31日時点には61.13%まで上昇しました。2021年には62%台で推移し、2021年9月30日時点の62.75%が最高値となりました。2022年以降は61%台で推移し、2023年3月31日時点では60.87%となっています。

売上総利益額は、2019年3月31日時点の68,917千米ドルから、2023年3月31日時点の204,102千米ドルへと増加しています。2019年後半から2020年にかけて緩やかな増加が見られ、2020年12月31日時点の141,306千米ドルで大きく増加しました。その後も成長を続け、2022年12月31日時点の205,679千米ドルを経て、2023年3月31日時点には204,102千米ドルとなっています。

売上高の傾向

全体的に増加傾向にあり、特に2020年後半に顕著な増加が見られます。2022年以降も成長を維持しています。

売上総利益率の傾向

57.88%から62.75%の間で変動しており、2021年にピークを迎え、その後は61%台で推移しています。

売上総利益額の傾向

売上高の増加に伴い、全体的に増加傾向にあります。2020年後半に大きな増加が見られます。

営業利益は、期間を通じて大きな変動を示しています。2019年の第3四半期には大幅な増加が見られましたが、第4四半期には大きな損失に転落しました。2020年には、第2四半期に特に大きな損失を計上し、その後回復傾向にありましたが、依然として変動が続いています。2021年には、第1四半期に記録的な損失を経験し、その後は回復を見せましたが、第2四半期には再び大幅な損失を計上しました。2022年に入ると、利益は改善し、一貫してプラスを維持しましたが、2023年の第1四半期には再び減少しました。

売り上げ高

売り上げ高は、全体的に増加傾向にあります。2019年の第4四半期にピークを迎え、その後は一時的に減少しましたが、2020年以降は着実に増加し、2022年の第4四半期に最高値を記録しました。2023年の第1四半期には若干の減少が見られます。

営業利益率

営業利益率は、営業利益の変動に連動して大きく変動しています。2019年の第4四半期と2021年の第1四半期にはマイナスに転落し、2021年の第2四半期には記録的な低値を記録しました。2022年に入ると、利益率が改善し、2023年の第1四半期まで一貫して上昇しました。しかし、2023年の第1四半期には再び低下しています。全体的に、営業利益率は不安定であり、収益の変動に大きく影響を受けていることが示唆されます。

売り上げ高の増加にもかかわらず、営業利益率は安定しておらず、収益性を維持するための課題が存在する可能性があります。特に、2021年の第1四半期と第2四半期に見られた大幅な損失は、事業運営における重大な問題を示唆している可能性があります。2022年の利益率の改善は、コスト管理や価格戦略の改善によるものと考えられますが、2023年の第1四半期における低下は、今後の動向を注視する必要があることを示唆しています。

当期純利益(損失)は、2019年3月期から2023年3月期にかけて変動しています。2019年3月期は6419千米ドルの利益でしたが、2019年12月期には-12379千米ドルの損失に転落しました。その後、2020年3月期に4074千米ドルの利益に回復しましたが、2020年6月期には-30759千米ドルの大幅な損失を計上しました。2020年9月期以降は、利益を回復傾向にありますが、2021年3月期には-47917千米ドルの損失、2021年6月期には-47117千米ドルの損失を経験しています。2021年9月期以降は、利益を計上し続け、2022年12月期には29175千米ドル、2023年3月期には45139千米ドルと増加しています。

売り上げ高は、2019年3月期から2023年3月期にかけて一貫して増加傾向にあります。2019年3月期の115810千米ドルから、2023年3月期には343043千米ドルへと、約3倍に増加しています。特に、2020年12月期には226140千米ドルと大幅な増加を見せ、その傾向は継続しています。

純利益率は、当期純利益(損失)の変動に連動して大きく変動しています。2019年3月期の5.22%から、2019年12月期には0.17%に低下し、2020年6月期には-5.58%とマイナスに転落しました。2021年3月期と6月期にはそれぞれ-7.37%と-8.69%と、さらに低い水準に落ち込みました。2022年3月期には4.62%に回復し、2023年3月期には10.76%と高い水準に達しています。売り上げ高の増加と純利益率の改善が、2022年以降の利益増加に貢献していると考えられます。

当期純利益(損失)

2019年12月期と2020年6月期、2021年3月期と6月期に大きな損失を計上しており、これらの期間における事業環境の変化や一時的な費用が発生した可能性が考えられます。

売り上げ高

継続的な増加傾向は、市場シェアの拡大や新規顧客の獲得、または既存顧客からの需要増加を示唆している可能性があります。

純利益率

純利益率の変動は、売上原価や販管費の変動、または製品ミックスの変化に起因する可能性があります。2022年以降の改善は、コスト管理の効率化や高付加価値製品の販売増加を示唆している可能性があります。

当期純利益(損失)は、2019年3月期から2023年3月期にかけて変動しています。2019年3月期は6,419千米ドルの利益を計上しましたが、その後、2019年12月期には-12,379千米ドルの損失に転落しました。2020年6月期には大幅な損失(-30,759千米ドル)を記録し、その後も2021年3月期、2021年6月期にそれぞれ-47,917千米ドル、-47,117千米ドルの損失を計上しました。2021年9月期には48,524千米ドルの利益に回復しましたが、2022年3月期には再び-13,508千米ドルの損失に転落しました。2022年9月期以降は利益を計上しており、2023年3月期には45,139千米ドルの利益を記録しています。全体として、利益は大きく変動しており、特に2020年と2021年には大きな損失が発生しています。

株主資本

株主資本は、2019年3月期から2023年3月期にかけて一貫して増加傾向にあります。2019年3月期の480,539千米ドルから、2023年3月期には1,402,995千米ドルへと増加しています。特に2020年6月期から2020年12月期にかけて、株主資本の増加幅が大きくなっています。この増加は、利益の再投資や資本調達によるものと考えられます。

ROE

ROE（自己資本利益率）は、当期純利益(損失)の変動に連動して大きく変動しています。2019年3月期の4.72%から、2019年12月期には0.16%に低下し、2020年6月期には-3.79%とマイナスに転落しました。2021年3月期と2021年6月期もそれぞれ-5.31%と-6.38%とマイナスの状態が続きました。2021年9月期には-1.86%に改善しましたが、2022年3月期には再び-5.73%に低下しました。2022年9月期以降はROEが上昇しており、2023年3月期には9.79%を記録しています。ROEの変動は、収益性と資本効率の変化を示唆しています。

当期純利益(損失)は、2019年3月期から2023年3月期にかけて変動しています。2019年3月期は6,419千米ドルの利益を計上しましたが、その後、2019年12月期には-12,379千米ドルの損失に転落しました。2020年6月期には大幅な損失(-30,759千米ドル)を記録し、その後も2021年3月期、2021年6月期にそれぞれ-47,917千米ドル、-47,117千米ドルの損失を計上しました。2021年9月期には48,524千米ドルの利益に回復しましたが、2022年3月期には再び-13,508千米ドルの損失に転落し、その後は利益を回復傾向にあります。2023年3月期には45,139千米ドルの利益を計上し、過去最高益を更新しました。

総資産は、2019年3月期から2023年3月期にかけて一貫して増加しています。2019年3月期の739,195千米ドルから、2023年3月期には3,007,949千米ドルへと増加しました。特に、2020年6月期から2020年12月期にかけて、および2022年9月期から2022年12月期にかけて、資産の増加幅が大きくなっています。

ROA

ROA（総資産利益率）は、当期純利益(損失)の変動に連動して変動しています。2019年3月期の3.07%から、2020年6月期には-2.67%へと低下し、2021年6月期には-4.59%と最低値を記録しました。その後、2022年3月期には2.41%に回復し、2023年3月期には4.57%へと上昇しました。ROAの変動は、収益性と資産効率の変化を示唆しています。

総資産の増加と当期純利益(損失)の変動を考慮すると、収益性の改善が資産効率の向上に貢献している可能性があります。特に、2021年9月期以降の利益回復とROAの上昇は、この傾向を示唆しています。ただし、過去には大きな損失を計上している期間もあり、収益性の安定性には注意が必要です。