貸借対照表:負債と株主資本
四半期データ
貸借対照表は、債権者、投資家、アナリストに、会社のリソース(資産)とその資本源(資本および負債)に関する情報を提供します。通常、企業の資産の将来の収益能力に関する情報や、売掛金や棚卸資産から生じる可能性のあるキャッシュフローの指標も提供します。
負債は、過去の出来事から生じる会社の義務を表し、その決済は企業からの経済的利益の流出をもたらすと予想されています。
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2026-03-31), 10-K (報告日: 2025-12-31), 10-Q (報告日: 2025-09-30), 10-Q (報告日: 2025-06-30), 10-Q (報告日: 2025-03-31), 10-K (報告日: 2024-12-31), 10-Q (報告日: 2024-09-30), 10-Q (報告日: 2024-06-30), 10-Q (報告日: 2024-03-31), 10-K (報告日: 2023-12-31), 10-Q (報告日: 2023-09-30), 10-Q (報告日: 2023-06-30), 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-K (報告日: 2022-12-31), 10-Q (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-Q (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31).
負債の構成および推移について、流動負債と非流動負債の両面で拡大傾向が見られる。
- 流動負債の拡大
- 流動負債は2021年3月時点の6,468百万米ドルから2026年3月には19,811百万米ドルまで大幅に増加している。特にマーチャントブッキングの延期額が643百万米ドルから8,189百万米ドルへと急増しており、これが流動負債を押し上げる主因となっている。また、買掛金および未払費用も長期的に増加傾向にあり、事業規模の拡大に伴う運転資本の増加が示唆される。
- 長期負債の推移
- 長期負債は12,423百万米ドルから16,633百万米ドルへと増加した。長期借入金が中心となって増加しており、2022年12月以降、10,000百万米ドルを超える水準で推移している。これにより、負債構造は流動負債と長期負債の両輪で拡大している。
自己資本の構造および株主還元について、極めて積極的な自己株式取得が確認される。
- 自己株式取得の影響
- 自己株式のマイナス額が24,274百万米ドルから58,337百万米ドルへと大幅に拡大している。これは、剰余金が23,233百万米ドルから41,420百万米ドルへと着実に増加しているにもかかわらず、それを上回る規模で自己株式の取得が行われたことを示している。
- 自己資本の赤字化
- 上記のような大規模な自己株式取得の結果、自己資本は2021年3月時点の4,764百万米ドルから、2023年6月を境にマイナスへと転じ、2026年3月にはマイナス8,724百万米ドルにまで達している。資産を上回る負債および自己株式取得による資本減少により、会計上の自己資本が赤字の状態にある。
財務全体のバランスについて、負債の増加と資本の減少が同時に進行している。
- 総負債および総資産の傾向
- 総負債は18,891百万米ドルから36,444百万米ドルへとほぼ倍増している。一方で、総負債および自己資本の合計額(総資産)は、23,655百万米ドルから27,720百万米ドルへと緩やかな増加にとどまっている。これは、負債による資金調達や運用の拡大を、大規模な株主還元によって相殺する財務戦略をとっているためと考えられる。