AbbVie Inc. (NYSE:ABBV)

売上総利益率は、2021年の第1四半期から第4四半期にかけて一貫して上昇し、64.82%から68.96%に達しました。この傾向は2022年の第1四半期まで続き、69.53%に達しましたが、その後は緩やかに低下し、2023年の第4四半期には62.28%となりました。2024年の第2四半期には67.21%まで回復し、その後は上昇を続け、2025年の第2四半期には69.74%に達しています。

営業利益率

営業利益率は、2021年の第1四半期の23.63%から2021年の第3四半期にかけて上昇し、30.09%に達しました。その後、2022年の第1四半期には32.68%のピークに達しましたが、2023年の第2四半期には27.32%まで低下しました。2024年の第2四半期には16.22%まで大幅に低下し、その後は緩やかに回復し、2025年の第2四半期には15.16%となっています。

純利益率

純利益率は、2021年の第1四半期の10.28%から2021年の第4四半期にかけて大幅に上昇し、20.54%に達しました。2022年の第3四半期には23.19%のピークに達しましたが、その後は低下し、2023年の第4四半期には8.95%となりました。2024年の第2四半期には9.22%まで回復し、その後は低下を続け、2025年の第2四半期には4%に達しています。

自己資本利益率 (ROE)

自己資本利益率は、2021年の第1四半期から第4四半期にかけて大幅に上昇し、37.63%から74.91%に達しました。2022年の第2四半期には86.24%のピークに達しましたが、その後は低下し、2023年の第4四半期には74.85%となりました。2024年の第2四半期には84.91%まで回復し、その後は大幅に上昇し、2025年の第2四半期には295.42%に達しています。

総資産利益率 (ROA)

総資産利益率は、2021年の第1四半期の3.43%から2022年の第3四半期にかけて上昇し、9.49%に達しました。その後は低下し、2023年の第4四半期には3.61%となりました。2024年の第2四半期には3.57%まで回復し、その後は低下を続け、2025年の第2四半期には1.78%に達しています。

全体として、売上総利益率は比較的安定していますが、営業利益率と純利益率は変動しています。自己資本利益率は大幅な変動を示しており、特に2024年から2025年にかけて顕著な上昇が見られます。総資産利益率は一貫して低下傾向にあります。

売上総利益率は、2021年3月期から2022年12月期にかけて一貫して上昇傾向にありました。2021年3月期の64.82%から2022年12月期には70.00%に達しています。しかし、2023年3月期以降は下降傾向に転じ、2023年9月期には62.42%まで低下しました。その後、2024年6月期には67.21%に回復しましたが、2024年12月期には70.93%と再び上昇し、2025年6月期には69.74%となっています。

売上総利益率（百万米ドル）

2021年3月期から2021年12月期にかけて、売上総利益率は8797百万米ドルから10566百万米ドルへと増加しました。2022年に入り、売上総利益率は9486百万米ドルから10951百万米ドルへと再び増加しました。2023年3月期には8239百万米ドルに減少し、その後、2023年12月期には8597百万米ドルに回復しました。2024年に入り、売上総利益率は10260百万米ドルから10706百万米ドルへと増加し、2025年6月期には11077百万米ドルとなっています。

純売上高（百万米ドル）

純売上高は、2021年3月期から2021年12月期にかけて、13010百万米ドルから14886百万米ドルへと増加しました。2022年に入り、純売上高は13538百万米ドルから15121百万米ドルへと増加しました。2023年3月期には12225百万米ドルに減少し、その後、2023年12月期には14301百万米ドルに回復しました。2024年に入り、純売上高は14462百万米ドルから15102百万米ドルへと増加し、2025年6月期には15776百万米ドルとなっています。

純売上高は、売上総利益率と同様に、2021年から2022年にかけて増加傾向にありましたが、2023年3月期に大幅な減少が見られました。その後、2023年を通じて回復し、2024年と2025年にかけて再び増加しています。売上総利益率の変動と純売上高の変動は、必ずしも完全に一致するわけではありませんが、全体的な収益動向に影響を与えていると考えられます。

2023年3月期に売上総利益率と純売上高が同時に減少したことは、コスト増加や価格競争などの要因が考えられます。しかし、その後の回復傾向は、これらの要因への対応や新たな収益源の開拓などが奏功した結果である可能性があります。2024年以降の売上総利益率の上昇は、コスト管理の改善や高付加価値製品の販売増加などが考えられます。

営業利益は、2021年3月期から2021年12月期にかけて増加傾向にあり、5074百万米ドルに達した。その後、2022年3月期に4717百万米ドルに減少したが、2022年9月期には4603百万米ドル、2022年12月期には5502百万米ドルと再び増加した。2023年3月期には大幅に減少し2768百万米ドルとなったが、2023年6月期には4513百万米ドルと回復。しかし、2023年9月期には2281百万米ドル、2023年12月期には3195百万米ドルと変動が続いた。2024年3月期は2798百万米ドル、2024年6月期は3998百万米ドル、2024年9月期は3831百万米ドル、2024年12月期には-1490百万米ドルと大幅な減少を示した。2025年3月期は3733百万米ドル、2025年6月期は4894百万米ドル、2025年9月期は1904百万米ドルと、引き続き変動がみられる。

純売上高は、2021年3月期から2022年12月期にかけて一貫して増加し、15121百万米ドルに達した。2023年3月期には12225百万米ドルに減少し、その後2023年6月期には13865百万米ドル、2023年9月期には13927百万米ドル、2023年12月期には14301百万米ドルと回復した。2024年3月期は12310百万米ドル、2024年6月期は14462百万米ドル、2024年9月期は14460百万米ドル、2024年12月期には15102百万米ドルと推移。2025年3月期は13343百万米ドル、2025年6月期は15423百万米ドル、2025年9月期は15776百万米ドルと増加傾向を示している。

営業利益率は、2021年3月期の23.63%から2021年12月期の31.89%まで上昇した。2022年3月期には32.68%に達し、その後も30%台を維持していたが、2023年3月期には28.49%に低下。2023年6月期には31.03%に回復するも、2023年9月期には27.32%、2023年12月期には23.49%と低下傾向が続いた。2024年3月期は23.5%、2024年6月期は22.31%、2024年9月期は24.89%と変動し、2024年12月期には16.22%と大幅に低下した。2025年3月期は17.56%、2025年6月期は18.8%、2025年9月期は15.16%と、引き続き低い水準で推移している。

営業利益

2024年12月期に大幅な減少が見られ、その後の回復傾向が示唆される。

純売上高

全体的に増加傾向にあるが、2023年3月期に一時的な減少が見られた。

営業利益率

2024年12月期に大幅な低下が見られ、収益性の悪化が示唆される。純売上高の増加にもかかわらず、営業利益率の低下は、コスト増加や価格競争などの要因が考えられる。

当期純利益は、2021年3月期から2021年12月期にかけて増加傾向にあり、特に2021年12月期には40億4400万米ドルに達した。しかし、2022年3月期以降は変動が大きくなり、2022年6月期に9億2400万米ドルまで増加した後、2022年9月期には24億7300万米ドルに減少した。2023年以降は、全体的に減少傾向が顕著であり、2024年3月期には13億7000万米ドル、2024年12月期にはマイナス2200万米ドルと、損失を計上した四半期も存在する。2025年3月期には9億3800万米ドル、2025年6月期には18億6000万米ドルと回復傾向が見られるものの、2021年の水準には及ばない。

純売上高

純売上高は、2021年3月期から2021年12月期にかけて一貫して増加し、2021年12月期には148億8600万米ドルに達した。2022年も増加傾向が続き、2022年12月期には151億2100万米ドルを記録した。しかし、2023年3月期には122億2500万米ドルに減少し、その後は変動しながらも、2024年12月期には151億200万米ドルまで回復した。2025年3月期には133億4300万米ドル、2025年6月期には154億2300万米ドル、2025年9月期には157億7600万米ドルと、増加傾向が確認できる。

純利益率

純利益率は、2021年3月期の10.28%から2021年12月期には20.54%まで上昇した。2022年には22%前後で推移したが、2023年3月期には13.37%に低下し、その後も低下傾向が続き、2024年12月期にはマイナス1.45%とマイナスに転落した。2025年3月期には6.45%、2025年6月期には4%と低い水準で推移している。純利益率の低下は、純売上高の伸びが鈍化する一方で、当期純利益が減少したことが要因と考えられる。

全体として、売上高は増加傾向にあるものの、利益率は低下しており、当期純利益は大きく変動している。特に、2023年以降の利益率の低下と当期純利益の減少は、経営上の課題を示唆している可能性がある。2025年に入り、売上高が回復傾向にある一方で、利益率は依然として低い水準にあり、今後の動向を注視する必要がある。

当期純利益は、2021年3月期から2021年12月期にかけて増加傾向を示し、40億米ドルを超えた。その後、2022年3月期に92億4000万米ドルというピークに達したが、2022年6月期以降は減少傾向に転じ、2023年12月期には2390万米ドルまで低下した。2024年3月期には若干回復したものの、2024年6月期以降は再び減少傾向を示し、2024年12月期には2200万米ドルの損失を計上した。2025年3月期には12億8600万米ドルに回復し、2025年6月期には9億3800万米ドル、2025年9月期には18億6000万米ドルと増加している。

自己資本

自己資本は、2021年3月期から2022年12月期にかけて概ね増加傾向にあった。2022年12月期には172億5400万米ドルに達したが、その後は減少傾向に転じ、2024年12月期には33億2500万米ドルまで低下した。2025年3月期には14億2000万米ドル、2025年6月期にはマイナス1億8300万米ドル、2025年9月期にはマイナス26億4200万米ドルと大幅な減少を示している。

ROE（自己資本利益率）は、2021年3月期から2022年3月期にかけて大幅に上昇し、86.24%というピークに達した。その後は低下傾向に転じ、2023年12月期には46.94%まで低下した。2024年3月期には74.85%に回復したが、2024年6月期には84.91%と上昇し、2024年12月期には128.66%と急増した。2025年3月期には295.42%とさらに急増している。ROEの変動は、当期純利益と自己資本の変動に大きく影響を受けていると考えられる。

当期純利益は、2021年3月期から2021年12月期にかけて増加傾向を示し、4044百万米ドルに達した。その後、2022年3月期に924百万米ドルまで大幅に減少し、その後は比較的変動しながら推移した。2023年12月期には822百万米ドルまで低下し、2024年3月期には1370百万米ドルに回復したものの、2024年12月期には-22百万米ドルと損失を計上した。2025年3月期には1286百万米ドル、6月期には938百万米ドルと回復傾向が見られる。

総資産

総資産は、2021年3月期から2021年12月期にかけて150501百万米ドルから146529百万米ドルへと減少した。その後、2022年3月期に143211百万米ドルまで減少し、2022年12月期には138805百万米ドルまで減少した。2023年3月期には134544百万米ドルまで低下し、2023年12月期には148874百万米ドルまで増加した。2024年3月期には141937百万米ドル、2024年12月期には135161百万米ドルと変動を繰り返している。2025年3月期には136165百万米ドル、6月期には137182百万米ドルと小幅な増加が見られる。

ROA（総資産利益率）は、2021年3月期に3.43%であったものが、2021年12月期には7.88%まで上昇した。2022年3月期には8.71%とさらに上昇し、2022年9月期には9.49%とピークに達した。その後、2022年12月期には8.53%に低下し、2023年3月期には5.64%まで大幅に減少した。2023年6月期には6.42%に回復したものの、その後は低下傾向が続き、2023年12月期には3.61%となった。2024年3月期には4.03%に若干回復したが、2024年12月期には3.08%まで低下した。2025年3月期には2.74%、6月期には1.78%と、ROAは全体的に低下傾向にある。

当期純利益の変動とROAの低下は、総資産の規模が比較的安定しているにもかかわらず、収益性の悪化を示唆している。特に、2024年12月期に当期純利益が損失に転落し、ROAが大幅に低下したことは注目に値する。2025年3月期と6月期には若干の回復が見られるものの、ROAの長期的な低下傾向は継続している。