Johnson & Johnson (NYSE:JNJ)

売上総利益率は、2021年第2四半期から2023年第4四半期にかけて、概ね66%台後半で推移しました。2023年第3四半期から第4四半期にかけて上昇傾向が見られ、2023年第4四半期には69.2%に達しました。2024年第1四半期以降は若干の変動が見られますが、67%台後半から69%台前半で安定しています。

営業利益率は、2021年第1四半期から2022年第4四半期にかけて23%台から25%台の間で変動しました。2023年第1四半期から第3四半期にかけて上昇し、2023年第3四半期には25.61%に達しました。その後、2024年第2四半期にかけて低下し、23%台前半まで落ち込みましたが、2024年第3四半期以降は再び上昇傾向に転じています。

純利益率は、2021年第1四半期から2022年第4四半期にかけて18%台から22%台の間で推移しました。2023年第3四半期には大幅に上昇し、39.58%に達しました。この上昇傾向は第4四半期にも続き、44.92%を記録しました。2024年第1四半期以降は大きく低下し、16%台まで落ち込みましたが、2024年第3四半期以降は再び上昇し、24%台後半まで回復しています。

自己資本利益率（ROE）は、2021年第1四半期から2022年第4四半期にかけて23%台から26%台の間で変動しました。2023年第3四半期には大幅に上昇し、48.61%に達しました。この上昇傾向は第4四半期にも続き、54.95%を記録しました。2024年第1四半期以降は大きく低下し、20%台前半まで落ち込みましたが、2024年第3四半期以降は再び上昇し、31%台後半まで回復しています。

総資産利益率（ROA）は、2021年第1四半期から2022年第4四半期にかけて8%台から11%台の間で推移しました。2023年第3四半期には大幅に上昇し、20.85%に達しました。この上昇傾向は第4四半期にも続き、22.37%を記録しました。2024年第1四半期以降は大きく低下し、8%台まで落ち込みましたが、2024年第3四半期以降は再び上昇し、13%台まで回復しています。

売上総利益率

概ね安定しており、66%台後半から69%台前半で推移しています。

営業利益率

2024年第2四半期に一時的に低下しましたが、その後回復傾向にあります。

純利益率

2023年第3四半期と第4四半期に大幅な上昇を見せましたが、2024年第1四半期以降は大きく低下し、その後回復しています。

自己資本利益率 (ROE)

純利益率と同様に、2023年第3四半期と第4四半期に大幅な上昇を見せましたが、2024年第1四半期以降は大きく低下し、その後回復しています。

総資産利益率 (ROA)

純利益率およびROEと同様に、2023年第3四半期と第4四半期に大幅な上昇を見せましたが、2024年第1四半期以降は大きく低下し、その後回復しています。

粗利は、2021年第1四半期から第4四半期にかけて一貫して増加傾向にあり、15258百万米ドルから16849百万米ドルへと推移しました。しかし、2022年第1四半期には15828百万米ドルに減少し、その後は比較的安定した水準で推移しました。2023年第1四半期には14207百万米ドルまで低下しましたが、その後は緩やかに回復し、2024年第2四半期には15578百万米ドルに達しました。2024年第3四半期には若干の減少が見られ、2024年第4四半期には14536百万米ドルとなりました。2025年第1四半期には16115百万米ドルと増加し、第2四半期には16690百万米ドルとさらに増加しました。

お客様への販売は、2021年第1四半期から第4四半期にかけて一貫して増加し、22321百万米ドルから24804百万米ドルへと推移しました。2022年も同様の増加傾向が続き、23426百万米ドルから23706百万米ドルへと推移しました。しかし、2023年第1四半期には20894百万米ドルに大幅に減少し、その後は緩やかに回復しましたが、2021年および2022年の水準を下回りました。2024年第2四半期には22471百万米ドルに達し、2025年第1四半期には23743百万米ドル、第2四半期には23993百万米ドルと増加しました。

売上総利益率

売上総利益率は、2021年第1四半期から第4四半期にかけて66.24%から68.16%へと上昇しました。2022年には67.97%から67.26%の間で変動し、比較的安定した水準を維持しました。2023年には67.34%から69.2%へと上昇し、2024年には69.06%から68.3%へと変動しました。2025年第1四半期には67.92%に低下し、第2四半期には68.08%に上昇しました。全体的に、売上総利益率は66%台後半から68%台前半で推移しており、比較的高い水準を維持しています。

粗利とお客様への販売の推移を比較すると、販売額の減少が粗利の減少に影響を与えていることが示唆されます。特に2023年第1四半期に見られる販売額の顕著な減少は、粗利の減少と一致しています。しかし、売上総利益率は比較的安定しており、販売額の変動に対する粗利の変動を緩和する役割を果たしていると考えられます。2025年に入り、粗利と販売額が共に増加傾向にあり、収益性の改善が期待されます。

営業利益は、2021年4月から2021年12月にかけて、6595百万米ドルから4892百万米ドルへと減少傾向を示しました。その後、2022年4月から2022年10月にかけては、5748百万米ドルから6216百万米ドルへと緩やかな増加を見せましたが、2022年12月には5331百万米ドルに再び減少しました。2023年に入り、4月から12月にかけては、5667百万米ドルから4193百万米ドルへと減少傾向が顕著になりました。2024年に入ると、最初の四半期に5909百万米ドルまで回復しましたが、その後の四半期には3582百万米ドルまで大幅に減少しました。2024年9月には6182百万米ドルに回復し、2024年12月には6646百万米ドルと増加傾向を示しています。2025年に入り、3月には7033百万米ドル、6月には7033百万米ドルと安定した水準を維持しています。

お客様への販売

お客様への販売は、2021年4月から2021年12月にかけて、22321百万米ドルから24804百万米ドルへと一貫して増加しました。2022年4月から2022年10月にかけては、23426百万米ドルから23791百万米ドルと緩やかな増加傾向を示し、その後2022年12月には23706百万米ドルに減少しました。2023年には、20894百万米ドルから21395百万米ドルと小幅な変動が見られましたが、全体的には比較的安定していました。2024年に入り、22447百万米ドルから22520百万米ドルと増加し、その後21893百万米ドルに減少しました。2024年後半には23743百万米ドル、23993百万米ドルと再び増加傾向を示しています。

営業利益率は、2021年4月から2021年12月にかけて、24.1%から24.95%へと緩やかな上昇を見せました。2022年4月から2022年12月にかけては、23.76%から24.63%と変動し、2023年には25.21%から24.9%へと減少しました。2024年に入り、25.31%まで上昇しましたが、その後23.42%まで大幅に低下しました。2024年9月には23.59%に、2024年12月には23.67%に上昇し、2025年3月には25.44%と大幅に上昇しています。

営業利益とお客様への販売の動向を比較すると、お客様への販売は比較的安定している一方で、営業利益はより大きな変動を示しています。営業利益率の変動は、売上高に対する営業利益の割合が変化していることを示唆しており、コスト管理や価格設定戦略の変化が影響している可能性があります。2024年後半の営業利益率の上昇は、売上高の増加とコスト管理の改善が組み合わさった結果であると考えられます。

当期純利益(損失)は、2021年を通して概ね安定した水準を維持し、その後、2022年末にかけて減少傾向を示しました。2023年に入り、大幅な変動が見られ、特に2023年第1四半期には損失を計上しています。しかし、その後の四半期で急速に回復し、2023年第3四半期には4049百万米ドル、第4四半期には3255百万米ドルを記録しました。2024年は、比較的安定した水準で推移し、2025年に入り、再び増加傾向に転じています。2025年第1四半期には10999百万米ドルと、過去最高値を更新しています。

お客様への販売は、2021年から2022年にかけて緩やかな増加傾向を示しました。2022年末から2023年初頭にかけて一時的に減少しましたが、その後、2023年を通して回復し、2023年第4四半期には21395百万米ドルを記録しました。2024年も販売は増加傾向を維持し、2025年に入り、さらに加速しています。2025年第1四半期には23743百万米ドル、第2四半期には23993百万米ドルと、継続的な成長が見られます。

純利益率

純利益率は、2021年にかけて上昇傾向にありましたが、2022年末には18.9%まで低下しました。2023年には大きな変動を示し、特に2023年第1四半期には13.77%と大幅に低下しました。しかし、その後、急速に回復し、2023年第3四半期には41.28%、第4四半期には44.92%と高い水準を維持しました。2024年は、16.74%から15.84%へと低下しましたが、2025年に入り、再び上昇し、2025年第1四半期には25%、第2四半期には27.26%と高い水準を維持しています。純利益率の変動は、当期純利益(損失)の変動と連動していることが示唆されます。

全体として、当期純利益(損失)とお客様への販売は、それぞれ異なる時期に変動を示していますが、2023年以降は、両者ともに回復傾向にあります。純利益率は、これらの変動に影響を受け、大きな変動を示しています。特に、2023年の第1四半期における損失と、それに伴う純利益率の低下は注目に値します。しかし、その後の回復により、収益性と効率性は改善されていると考えられます。2025年に入り、純利益率が再び上昇していることは、今後の成長に対する期待を高める要因となります。

当期純利益は、2021年4月から2021年12月にかけて概ね増加傾向にありましたが、その後は変動が見られます。2022年12月には3520百万米ドルまで減少した後、2023年7月に26028百万米ドルと大幅に増加しました。しかし、2023年12月には3255百万米ドルに減少し、2024年6月には2694百万米ドルとさらに減少しました。2024年9月には3431百万米ドルに回復し、2024年12月には10999百万米ドルと大幅に増加しました。2025年6月には5537百万米ドルに減少しています。

株主資本合計

株主資本合計は、2021年4月から2022年12月にかけて一貫して増加しました。2022年12月には76804百万米ドルに達しましたが、その後は減少傾向に転じ、2023年12月には68774百万米ドルとなりました。2024年12月には78109百万米ドルと再び増加し、2025年6月には79277百万米ドルとなっています。

ROE（自己資本利益率）は、2021年4月から2021年12月にかけて22.96%から28.2%へと上昇しました。2022年には23.36%から26.54%の間で変動し、2023年7月には48.61%と大幅に増加しました。その後、2023年12月には54.95%に上昇し、2024年12月には53.14%に低下しました。2025年6月には31.69%となっています。ROEの変動は、当期純利益の変動と連動していると考えられます。

全体として、当期純利益は大幅な変動を示しており、特に2023年7月と2024年12月に顕著な増加が見られます。株主資本合計は概ね増加傾向にありますが、短期的には減少も見られます。ROEは当期純利益の変動に大きく影響を受け、高い水準を維持しながらも変動しています。

当期純利益は、2021年4月から2021年12月にかけて概ね増加傾向にありましたが、2022年12月には大幅に減少しました。2023年7月には一時的に大幅な増加を見せましたが、その後は変動し、2023年12月には再び減少しました。2024年3月以降は、緩やかな増加傾向が見られますが、2025年6月には減少しています。2025年9月には、過去最高水準を記録しました。

総資産

総資産は、2021年4月から2022年12月にかけて概ね増加傾向にありましたが、2023年10月には大幅に減少しました。その後、2024年12月にかけて増加し、2025年6月には横ばいとなっています。2025年9月には、若干の減少が見られます。

ROA

ROAは、2021年4月から2021年12月にかけて上昇傾向にありましたが、2022年12月には低下しました。2023年7月から2023年12月にかけて大幅に上昇し、2024年3月にはピークに達しました。その後は低下傾向にあり、2024年6月には最低水準に達しました。2024年9月以降は、再び上昇傾向にあり、2025年9月には過去最高水準を記録しました。

総資産の増加と当期純利益の変動は、ROAの変動に影響を与えています。特に、2023年7月の当期純利益の大幅な増加は、ROAの大幅な上昇に寄与しています。2022年12月の当期純利益の減少は、ROAの低下に繋がっています。2023年10月の総資産の減少は、ROAに大きな影響を与えていません。全体として、ROAは当期純利益の変動に大きく影響を受け、総資産の変動も影響を与えていると考えられます。