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Becton, Dickinson & Co. (NYSE:BDX)

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包括利益計算書 

包括利益とは、非所有者の源泉からの取引やその他のイベントや状況による、期間中の企業の資本(純資産)の変化です。これには、所有者による投資および所有者への分配に起因するものを除き、期間中の資本のすべての変動が含まれます。

Becton, Dickinson & Co.、連結包括利益計算書

百万米ドル

Microsoft Excel
12ヶ月終了 2021/09/30 2020/09/30 2019/09/30 2018/09/30 2017/09/30 2016/09/30
手取り 2,092 874 1,233 311 1,100 976
外貨換算調整 124 (161) (93) (161) 11 (50)
確定給付年金と退職後制度 255 (37) (275) (26) 179 (141)
キャッシュフローヘッジ 81 (67) (6) 1 16 1
その他の包括利益(損失)(税引後) 460 (265) (374) (186) 206 (190)
包括利益 2,552 609 859 125 1,306 786

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2021-09-30), 10-K (報告日: 2020-09-30), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-K (報告日: 2016-09-30).


純利益(手取り)の推移
2016年度から2021年度にかけて、純利益は一定の変動を示している。特に2018年度には大幅な減少が見られ、その後2019年度にかけて回復傾向を示した。2020年度には減少したものの、2021年度には再び増加しており、企業の収益力は一定の回復を見せていると考えられる。
外貨換算調整の変動
外貨換算調整の金額は、2016年度にマイナス50百万米ドル、その後2017年度にはプラスに転じて11百万米ドルとなったが、2018年度以降は再びマイナス圏に入り、2019年度以降もマイナスの傾向が続いていた。2021年度にはプラスに復して124百万米ドルとなり、為替レートの変動や外貨建て資産の評価差の調整に影響していると推測される。
確定給付年金と退職後制度の変動
この項目は2016年度に大きな負荷として-141百万米ドルを計上していたが、その後は2017年度に179百万米ドルの利益に転じた。2018年度には再び負の値に戻り、以降も負の値域で推移していたが、2021年度には255百万米ドルと著しいプラスに転じていることから、退職給付制度の負債や資産の評価見直しが影響していると考えられる。
キャッシュフローヘッジの状況
キャッシュフローヘッジの金額は、2016年度、2017年度はプラスで推移していたが、2019年度以降は一時的にマイナスに入り、その後2021年度には81百万米ドルと回復している。これにより、ヘッジ活動の調整や為替リスク管理の変化が反映されていると考えられる。
その他の包括利益(税引後)の変動
この項目は、2016年度に-190百万米ドルの損失を計上していたが、2017年度の大幅な増益後、2018年度と2019年度には再び損失となった。2021年度には460百万米ドルの大幅な利益に転じており、税引後の他項目や評価差異の変動が反映されている。これらの変動は、為替レートや金融商品評価の影響と推測される。
包括利益の総合的な展開
包括利益は全体として、2016年度の786百万米ドルから2021年度の2552百万米ドルまで、顕著な増加傾向を示している。特に2017年度と2021年度には大きな増加が見られ、純利益やその他の包括利益の変動と連動して、株主資本の増加に寄与していることがうかがえる。全体として、企業の財務パフォーマンスは期間を通じて改善・拡大している兆しを示している。