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Reynolds American Inc. (NYSE:RAI)

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貸借対照表:負債と株主資本 

貸借対照表は、債権者、投資家、アナリストに、会社のリソース(資産)とその資本源(資本および負債)に関する情報を提供します。通常、企業の資産の将来の収益能力に関する情報や、売掛金や棚卸資産から生じる可能性のあるキャッシュフローの指標も提供します。

負債は、過去の出来事から生じる会社の義務を表し、その決済は企業からの経済的利益の流出をもたらすと予想されています。

Reynolds American Inc.、連結貸借対照表:負債および株主資本

百万米ドル

Microsoft Excel
2016/12/31 2015/12/31 2014/12/31 2013/12/31 2012/12/31
買掛金 221 179 142 185 187
たばこ決済の未払金 2,498 2,816 1,819 1,727 2,489
関係者による 7 9 1 1
繰延収益、関連当事者 66 33 32 48 42
長期債務の現在の満期 501 506 450 60
普通株式に対する配当金の支払い 656 514 356 339 326
給与計算と従業員福利厚生 268 210 178 179 129
年金およびその他の退職後の給付 89 91 75 79 74
マーケティングと広告 155 213 134 117 106
物品税、フランチャイズ税、固定資産税 172 217 161 157 149
たばこ枠のバイアウト 52 55
352 503 196 193 151
その他の流動負債 1,036 1,234 744 777 664
流動負債 4,985 5,291 3,544 3,076 3,769
長期債務、現在の満期を差し引いたもの 12,664 16,941 4,633 5,099 5,035
長期繰延法人税(純額) 9,607 10,236 383 658 461
長期退職金、流動分を差し引いたもの 1,869 2,265 1,997 1,221 1,821
長期繰延収益、関連当事者 39
その他の非流動負債 220 239 117 181 214
非流動負債 24,399 29,681 7,130 7,159 7,531
総負債 29,384 34,972 10,674 10,235 11,300
普通株式
資本金 18,285 18,402 6,200 6,571 7,275
利益剰余金(累積赤字) 3,740 188 (1,314) (1,348) (1,707)
その他包括損失累計額 (314) (338) (364) (56) (311)
株主資本 21,711 18,252 4,522 5,167 5,257
総負債と株主資本 51,095 53,224 15,196 15,402 16,557

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2016-12-31), 10-K (報告日: 2015-12-31), 10-K (報告日: 2014-12-31), 10-K (報告日: 2013-12-31), 10-K (報告日: 2012-12-31).


流動負債の推移
2012年から2013年にかけて流動負債は減少し、2014年には再び増加傾向を示した。2015年に大きく増加し、その後2016年にやや縮小したものの、依然として高水準を維持していることから、短期的な支払い義務の増減が見て取れる。
長期債務の変動
長期債務は2012年から2014年にかけて比較的安定して推移していたが、2015年に大きく増加し、2016年もほぼ同水準を維持した。特に2015年には満期を迎える長期債務の膨張が顕著であり、資金調達や借入戦略の変更を示唆している。
自己資本の動向
株主資本は2012年から2014年にかけて約5,200百万米ドル台を維持していたが、2015年に13,852百万米ドルに急増し、2016年には21,711百万米ドルに達した。利益剰余金の著しい増加がこの変動の主な要因であり、内部留保の拡大が反映されている。
利益剰余金の推移
2012年から2014年にかけて赤字状態(-1,707百万米ドルから-1,314百万米ドル)であったが、2015年に黒字化し、188百万米ドルに改善した。2016年にはその利益が拡大し、3,740百万米ドルに達したことから、収益性の向上やコスト管理の改善が進んだと考えられる。
総負債と株主資本の推移
総資産は2012年の約16,557百万米ドルから2016年には約51,095百万米ドルへ増加した。負債と自己資本の両方が増加しており、特に負債の急増(2015年)により総負債も大幅に拡大しているが、株主資本の増加が財務の安定化に寄与していることが示唆される。
資金調達と財務構造の変化
総負債の増加とともに、長期債務の増大が見られ、財務レバレッジの強化が進んでいる。これは企業の成長投資や資本構成の見直しの一環と推測される。一方、利益剰余金の増額により、株主資本の比率も高まり、財務の健全性が向上したと考えられる。
その他の観察事項
売上高に相当する項目は明示されていないが、流動負債や非流動負債の大幅な増加から、資産・負債構造の大きな変動があったと推測される。特に長期債務や未払金の増加は、資金調達戦略の変化や一時的な資金繰りの必要性を反映している可能性がある。