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Advanced Micro Devices Inc. (NASDAQ:AMD)

貸借対照表:負債と株主資本 

貸借対照表は、債権者、投資家、アナリストに、会社のリソース(資産)とその資本源(資本および負債)に関する情報を提供します。通常、企業の資産の将来の収益能力に関する情報や、売掛金や棚卸資産から生じる可能性のあるキャッシュフローの指標も提供します。

負債は、過去の出来事から生じる会社の義務を表し、その決済は企業からの経済的利益の流出をもたらすと予想されています。

Advanced Micro Devices Inc.、連結貸借対照表:負債および株主資本

百万米ドル

Microsoft Excel
2024/12/28 2023/12/30 2022/12/31 2021/12/25 2020/12/26
買掛金 1,990 2,055 2,493 1,321 468
関連当事者に対する買掛金 476 363 463 85 78
未収のマーケティングプログラム 1,063 827 876 933 839
未払いの報酬と福利厚生 1,174 884 701 705 513
顧客関連債務 1,349 788 859 314
その他の未払負債および流動負債 674 583 641 472 444
未払負債 4,260 3,082 3,077 2,424 1,796
長期負債の当期部分(純額) 751 312
その他の流動負債 555 438 336 98 75
流動負債 7,281 6,689 6,369 4,240 2,417
長期借入金(当期純額) 1,721 1,717 2,467 1 330
長期オペレーティング・リース負債 491 535 396 348 201
繰延税金負債 349 1,202 1,934 12 11
その他の長期負債 1,816 1,850 1,664 321 166
長期負債 4,377 5,304 6,461 682 708
総負債 11,658 11,993 12,830 4,922 3,125
普通株式、額面0.01ドル 17 17 16 12 12
追加資本金 61,362 59,676 58,005 11,069 10,544
財務省在庫、コスト (6,106) (4,514) (3,099) (2,130) (131)
利益剰余金(累積赤字) 2,364 723 (131) (1,451) (4,605)
その他の包括利益累計額(損失) (69) (10) (41) (3) 17
株主資本 57,568 55,892 54,750 7,497 5,837
総負債および株主資本 69,226 67,885 67,580 12,419 8,962

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2024-12-28), 10-K (報告日: 2023-12-30), 10-K (報告日: 2022-12-31), 10-K (報告日: 2021-12-25), 10-K (報告日: 2020-12-26).


総負債の動向
2020年から2024年にかけて、総負債は継続的に増加傾向を示しており、2022年にピークを迎え、その後やや縮小しているものの、2024年には約11,658百万米ドルに達している。特に長期負債と流動負債の双方が増加しており、資金調達や運転資金の増加に伴う負債の膨張が見られる。
負債の内訳および構成比の変化
流動負債と長期負債がともに増加したが、長期負債は2022年に最も高くなり、その後やや縮小しながらも依然として高水準に留まっている。一方で、未払負債やその他の長期負債もともに増大していることから、総負債の増加は幅広い負債項目によるものであると考えられる。
株主資本の推移
株主資本は2020年の約5,837百万米ドルから2022年に大きく増加し、その後も増勢を保っている。特に、利益剰余金が黒字化を示し、2024年には約2,364百万米ドルに達していることから、収益性の改善や積み増しにより自己資本が拡大していることが示唆される。
純資産と負債の合計
2020年の総資産は約8,962百万米ドルであったが、2022年には約67,580百万米ドルへと大きく増加し、その後はやや横ばい傾向にある。負債と株主資本の合計もそれに伴い増加し、資本構成の拡大とともに財務基盤が強化されていることがうかがえる。
資金調達の特徴
追加資本金は継続的に増加しており、2024年には61,362百万米ドルに達している。これにより、新たな資金調達を通じて事業拡大や負債の返済に充てる戦略が示唆される。一方、財務省在庫のコストは継続的に悪化し、2024年には-6,106百万米ドルと高水準にあるため、運営コストや資産の減価償却に伴うコスト増加の影響が見られる。
収益性と資本効率
利益剰余金の黒字化により、収益性の改善が進んでいることが確認できる。一方、その他の包括利益累計額は引き続きマイナス圏にあり、純資産の中での構成比は変動している。株主資本の増加とともに、株主に帰属する価値の向上が期待できる一方で、負債依存度も高まっているため、資本構成のバランスには注意が必要と判断される。