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Enphase Energy Inc. (NASDAQ:ENPH)

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損益計算書の構造 

Enphase Energy Inc.、連結損益計算書の構成

Microsoft Excel
12ヶ月終了 2023/12/31 2022/12/31 2021/12/31 2020/12/31 2019/12/31
純売上高 100.00 100.00 100.00 100.00 100.00
収益コスト -53.80 -58.19 -59.88 -55.32 -64.56
粗利 46.20% 41.81% 40.12% 44.68% 35.44%
研究開発 -9.92 -7.24 -7.64 -7.22 -6.47
セールス&マーケティング -10.12 -9.23 -9.33 -6.83 -5.88
一般および管理 -6.02 -6.01 -7.53 -6.55 -6.22
事業再編および資産減損費用 -0.68 -0.10 0.00 0.00 -0.42
運営費 -26.74% -22.58% -24.50% -20.60% -18.98%
営業利益 19.46% 19.23% 15.62% 24.07% 16.45%
受取利息 3.04 0.59 0.05 0.28 0.40
利息 -0.39 -0.40 -3.27 -2.71 -1.55
その他の収入(費用)、純額 0.28 -0.02 0.44 -0.10 -0.87
転換社債の一部決済による損失 0.00 0.00 -4.09 -0.39 0.00
デリバティブの公正価値の変動 0.00 0.00 0.00 -5.73 0.00
その他の収入(費用)、純額 2.94% 0.16% -6.87% -8.66% -2.02%
税引前当期純利益 22.40% 19.39% 8.75% 15.42% 14.43%
所得税(繰り立て)給付 -3.24 -2.35 1.77 1.88 11.38
手取り 19.16% 17.05% 10.52% 17.30% 25.81%

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2023-12-31), 10-K (報告日: 2022-12-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-K (報告日: 2019-12-31).


売上高の安定と収益性の向上
全期間を通じて純売上高は一定の比率(100%)を維持しており、売上の絶対額は変動していないと推測される。粗利益率は2019年から2023年にかけて全体的に改善傾向を示しており、特に2023年には46.2%まで上昇している。これにより、収益性の向上とコスト管理の改善が示唆される。
コスト構造の変化と収益性への影響
収益コストは相対的に減少傾向にあり、2019年の64.56%から2023年の53.8%へと低下している。運営費率も同様に増加しており、2023年には26.74%に達しているが、営業利益率は安定しており、2023年には19.46%である。これにより、コスト削減努力と運営効率の向上が一定程度見られる。
研究開発と販売・管理費の推移
研究開発費の比率は2023年に9.92%に増加しており、長期的な成長投資への重点が示されている。一方、セールス&マーケティング費用は比率で見て増加しており、市場拡大のための投入が進められていると推測される。
非営業項目と財務構造の変動
受取利息やその他の収入・費用は様々な変動を見せており、2023年には受取利息が3.04%、その他の収益が2.94%と増加している。また、デリバティブの公正価値変動や損失計上も見られるものの、総じて財務活動の影響は大きくない。
純利益と税負担の推移
税引前当期純利益は2019年の14.43%から2023年には22.4%へと増加しており、利益率の改善が示される。所得税の繰り立て給付は減少傾向にあり、特に2023年にはマイナスに転じていることから、税負担の軽減や税戦略の変化が背景にあると考えられる。
総合的な見解
全体として、売上高は一定の水準を維持しつつ、コストコントロールと収益性の向上に成功している。特に粗利益率の上昇と純利益率の改善は、企業の収益性が向上していることを示している。研究開発への投資増加や財務活動の変動も考慮すれば、長期的な成長戦略の一環として、製品や市場拡大に積極的に取り組んでいると推測される。財務指標の改善と業績の堅調な推移は、今後の事業展望に対して良好な兆候と評価できる。