損益計算書の構造
四半期データ
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2020-03-31), 10-Q (報告日: 2019-12-31), 10-K (報告日: 2019-09-30), 10-Q (報告日: 2019-06-30), 10-Q (報告日: 2019-03-31), 10-Q (報告日: 2018-12-31), 10-K (報告日: 2018-09-30), 10-Q (報告日: 2018-06-30), 10-Q (報告日: 2018-03-31), 10-Q (報告日: 2017-12-31), 10-K (報告日: 2017-09-30), 10-Q (報告日: 2017-06-30), 10-Q (報告日: 2017-03-31), 10-Q (報告日: 2016-12-31), 10-K (報告日: 2016-09-30), 10-Q (報告日: 2016-06-30), 10-Q (報告日: 2016-03-31), 10-Q (報告日: 2015-12-31), 10-K (報告日: 2015-09-30), 10-Q (報告日: 2015-06-30), 10-Q (報告日: 2015-03-31), 10-Q (報告日: 2014-12-31), 10-K (報告日: 2014-09-30), 10-Q (報告日: 2014-06-30), 10-Q (報告日: 2014-03-31), 10-Q (報告日: 2013-12-31).
財務データの分析結果
- 売上高に対する売上原価の割合
- 2013年から2019年にかけて、売上原価の売上高に占める割合はおおむね56%から60%の範囲内で推移しており、特に2016年において若干低下した後、2018年まで比較的安定した動きが見られる。ただし、2020年のデータが欠落しているため、最新の傾向については判定できない。
- 粗利益率(売上高に対する割合)
- 粗利益率は概ね40%から43%の範囲で推移し、一定の利益率を維持していることが示されている。特に2016年から2019年にかけては42%付近を中心とした安定した動きを見せているが、2013年や2020年のデータが不足しているため、長期的な変動傾向については限定的な評価となる。
- 販売費及び一般管理費の割合
- この比率は20%から27%の範囲で変動しており、特に2019年には割高となっていることがわかる。一方、2014年から2016年にかけては比較的低い水準にあり、経営効率の変動やコスト管理の変化が影響している可能性が示唆される。
- 事業売却益・のれんの減損
- 事業売却益は一部の四半期に限定して計上されており、一時的な資産売却の影響と考えられる。 のれんの減損は2014年に一度記録されているのみで、その他の期間には特段の大きな影響は見られない。
- その他の控除や正味
- 売上高に対する割合は比較的安定して-1.0%から-4.3%の範囲で推移し、コストや控除に伴う変動を示している。特に2019年には大きく増加している点に注意が必要である。
- 継続事業からの利益と当期純利益
- 継続事業による税引前利益と純利益は、おおむね15%から18%の範囲で推移しており、2016年以降は特に高い水準を維持している。2019年には純利益比率がやや増加しているが、2020年のデータは欠落しているため、最終的な長期トレンドは不明瞭である。
- 税金・非支配持分
- 所得税の割合は2.0%から6.0%の範囲で推移し、税負担の変動を反映している。子会社の非支配持分は常に一定の負担割合で、全期間を通じて比較的小さな割合にとどまっている。
- 総合的な利益の傾向
- 最終的な純利益率は約7.9%から16.1%の範囲にあり、特に2016年から2018年にかけての利益率の向上が顕著である。ただし、2019年には再び低下した傾向も見られ、一定の変動を伴いながらも、全体としては健全な利益性を示していると推察される。