貸借対照表の構造:負債と株主資本
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Union Pacific Corp.、連結貸借対照表の構造:負債・自己資本(四半期データ)
レポートに基づく: 10-Q (報告日: 2025-06-30), 10-Q (報告日: 2025-03-31), 10-K (報告日: 2024-12-31), 10-Q (報告日: 2024-09-30), 10-Q (報告日: 2024-06-30), 10-Q (報告日: 2024-03-31), 10-K (報告日: 2023-12-31), 10-Q (報告日: 2023-09-30), 10-Q (報告日: 2023-06-30), 10-Q (報告日: 2023-03-31), 10-K (報告日: 2022-12-31), 10-Q (報告日: 2022-09-30), 10-Q (報告日: 2022-06-30), 10-Q (報告日: 2022-03-31), 10-K (報告日: 2021-12-31), 10-Q (報告日: 2021-09-30), 10-Q (報告日: 2021-06-30), 10-Q (報告日: 2021-03-31), 10-K (報告日: 2020-12-31), 10-Q (報告日: 2020-09-30), 10-Q (報告日: 2020-06-30), 10-Q (報告日: 2020-03-31).
- 総負債の推移
- 2020年から2024年にかけて、総負債の割合はおおよそ74%から81%の間で推移しており、やや上昇傾向が見られる。特に2021年以降、ピークに近い81%台を記録した後、少しずつ低下傾向に移行しているが、基本的には高水準を維持している。
- 長期負債の動向
- 長期負債の割合は2020年から2024年まで約66%から73%の範囲で変動し、全体として高い水準にある。特に2022年に73%近くに達した後、やや縮小傾向が見られるが、依然として会社の負債構造の大部分を占めている。
- 短期負債・1年以内の債務の変動
- 1年以内の債務の割合は2020年に2.4%程度だったが、その後一時的に増加し、2021年には約3.6%、2022年には約3.7%に上昇した。2023年以降は再び2-3%の範囲で安定しており、短期負債の比率は一定の範囲内で推移している。
- 買掛金・流動負債
- 買掛金およびその他の流動負債の割合は、2020年に約5%強から2022年には6〜7%まで増加し、その後も5.2%〜5.8%の間で推移している。流動負債の割合は全期間を通じて比較的安定しているが、一時期上昇した傾向が認められる。
- 自己資本と剰余金の比率
- 普通株主資本の割合は2020年には約25.7%だったが、2023年には約23.3%に低下し、その後2024年にはやや回復して約24%台を維持している。剰余金の割合は継続的に増加し、2020年の約79.4%から2024年には約98.5%とほぼ全体を占めるまでに拡大している。これは純資産の増加を示唆しており、株主資本の価値向上を反映している。
- 自己株式の動向
- 自己株式の割合はマイナス表示であり、持株の買戻しや自己株式の増加を示している。一貫して負の比率が大きく、2024年には約-85.85%に達しており、積極的な自己株式の取得戦略を行っていることが推察できる。
- 全体の傾向と示唆
- 総負債比率は高水準で推移しており、負債依存度が比較的高い構造が続いているが、剰余金の増加と自己株式の買戻し戦略により、株主資本の割合は一定の範囲内で安定している。負債構造の維持と資本の強化を図る戦略的なバランスを取っていると考えられる。全体として、財務の安定性と自己資本の充実に向けた取り組みが見て取れる。