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Palo Alto Networks Inc. (NASDAQ:PANW)

貸借対照表:負債と株主資本 

貸借対照表は、債権者、投資家、アナリストに、会社のリソース(資産)とその資本源(資本および負債)に関する情報を提供します。通常、企業の資産の将来の収益能力に関する情報や、売掛金や棚卸資産から生じる可能性のあるキャッシュフローの指標も提供します。

負債は、過去の出来事から生じる会社の義務を表し、その決済は企業からの経済的利益の流出をもたらすと予想されています。

Palo Alto Networks Inc.、連結貸借対照表:負債および株主資本

千米ドル

Microsoft Excel
2025/07/31 2024/07/31 2023/07/31 2022/07/31 2021/07/31 2020/07/31
買掛金 232,200 116,300 132,300 128,000 56,900 63,600
未払報酬 607,600 554,700 548,300 461,100 430,600 322,200
未払債務およびその他の負債 846,000 506,700 390,800 399,200 329,400 256,800
繰延収益 6,302,200 5,541,100 4,674,600 3,641,200 2,741,900 2,049,100
転換社債の当期部分(正味) 963,900 1,991,500 3,676,800 1,557,900
流動負債 7,988,000 7,682,700 7,737,500 8,306,300 5,116,700 2,691,700
転換社債(正味、当期部分を除く) 1,668,100 3,084,100
長期繰延収益 6,449,700 5,939,400 4,621,800 3,352,800 2,282,100 1,761,100
繰延税金負債 89,100 387,700 28,100
長期オペレーティング・リース負債 338,200 380,500 279,200 276,100 313,400 336,600
その他の長期負債 886,800 430,900 86,100 108,400 97,700 90,100
長期負債 7,763,800 7,138,500 5,015,200 3,737,300 4,361,300 5,271,900
総負債 15,751,800 14,821,200 12,752,700 12,043,600 9,478,000 7,963,600
一時的な株式 129,100
優先株;額面0.0001ドル。発行なし、未処理
普通株式および追加払込資本。額面 $0.0001 5,291,900 3,821,100 3,019,000 1,932,700 2,311,200 2,259,200
その他の包括利益累計額(損失) 48,400 (1,600) (43,200) (55,600) (9,900) 10,500
利益剰余金(累積赤字) 2,484,100 1,350,200 (1,227,400) (1,667,100) (1,666,800) (1,167,900)
株主資本 7,824,400 5,169,700 1,748,400 210,000 634,500 1,101,800
総負債、一時的資本および株主資本 23,576,200 19,990,900 14,501,100 12,253,600 10,241,600 9,065,400

レポートに基づく: 10-K (報告日: 2025-07-31), 10-K (報告日: 2024-07-31), 10-K (報告日: 2023-07-31), 10-K (報告日: 2022-07-31), 10-K (報告日: 2021-07-31), 10-K (報告日: 2020-07-31).


負債の推移
2020年から2025年までの期間において、総負債は着実に増加していることが観察される。特に、長期負債と流動負債の両方で増加傾向が顕著であり、2024年と2025年にはそれぞれ約1.5倍から1.6倍に上昇している。これに伴い、総負債比率の増加は、負債構造の変化や資金調達需要の拡大を示唆している。
株主資本の動向
株主資本は、2020年の1,101百万円から2025年には7,824百万円へと増加しており、資本の拡大が明らかになっている。特に、利益剰余金の大幅な増加(負の値から正の値へと転じている点)が、収益性の改善や内部留保の蓄積を反映している。また、株式の発行や追加払込資本の増加も全体の資本増加に寄与している。
利益剰余金と包括利益の変動
利益剰余金は大きく改善しており、2020年のマイナスから2024年には正の値を示し、その後も増加傾向にある。これにより、累積損失の解消とともに、株主に帰属する純資産の増加が示されている。また、その他の包括利益累計額は、2021年の大きなマイナスから2025年には正の値へと転じ、全体としての財務の安定化を示唆している。
負債の種類別動向
流動負債が全期間で増加し続けている一方で、長期負債も増加基調にある。特に、長期の転換社債や長期負債の増額は、資金調達の長期化と資本構成の変化を反映している。繰延収益や長期繰延収益の増加も見られ、先行投資や将来の収益見込みを背景とした資金調整が行われていることが推察される。
全体的な資本構成と財務安定性
総資産・総負債・株主資本の推移を見ると、総資産は年々増加しており、資産規模の拡大とともに財務基盤が強化されていることが示される。特に、株主資本の増加が資本の充実を示し、負債依存度の適度な維持により、バランスの取れた財務構造と評価できる。一方で、負債の増加に伴うリスク管理も重要になる。